発達障害 バケツひとつ理論で説明①
バケツひとつというシンプルモデルで説明できるのではないか、と最近考えてます。
決して、単純だとか、不快にさせる意図はありません。もしそのように伝わってしまったらごめんなさい。
発達障害を理解するのに、いい切り口だと考えていて、自身のことや家族の言ってたことや周りの人間関係(自然と発達障害の周りには発達障害が集まるような気がする)を見て感じたことです。
100、0思考
バケツひとつなので、話題をひとつしか入れられず、それに対する価値判断もひとつになる。
だから、いい!とかだめ!とかになる。
別の話をすると、バケツの中のこれまでの話をすべて捨てて新しい話題をいれるから、今度はさっきの価値観とはまた違った価値基準で判断する。
だから、さっきの話といまの話で判断が全く違うものになっていたりする。
だから素直と言えば素直に話を聞いてくれる。でも、さっきまでの話の基準と違うから、戸惑ったりもする。
もしくは自閉傾向だと新しい話を入れられなかったり、類似の話や例え話をしていても受け入れてもらえなかったりする
あとは、じぶんの意見があるのはあるんだけど、人の話を聞くときにバケツひとつだから、じぶんの意見を全部捨てて人の話を聞く。
だから、じぶんの意見がないようなかんじだったり、人の話を聞きながらじぶんの意見を言うことができなかったりする。
忘れ物
家に帰ってきて、することが同時多発的に発声する。靴を脱ぐ、上着を脱ぐ、上着をかける、荷物をおく、荷物を適切なところにおく、手を洗う、うがいする、手をふく、テレビをつける、なにか飲む、
そうなると、一つひとつのことをじゅんばんにやればよいが、ひとつをやりきって次に行くことはほとんどなく、日常では立て続けになる。
バケツひとつ理論で考えると、上着を脱いでるときは上着を脱いでることしか意識にない、そのためそのときに横切った
「鍵を適切なところにおく」や
「荷物を適切なところにおく」などは無意識に行われ、バケツに入らず覚えていない。
さらに言うと「適切な」というのがまた過去の記憶のバケツが必要になるが、そんな高度なバケツを持ってくることはできず、もしくは処理はできない。バケツの中に入っている、服を脱ぐということだけが意識の中に残り、他は雲散霧消する。
他にも衝動性やマルチタスクが苦手や作文が書けないやファッションに気をつかえない(服を選べない)、旅行の時に荷物が多くなる、メンタルの弱さなどもバケツひとつ理論で説明ができる。
かなり雑かもしれないけど、自分への理解、もしくは周りの人への理解の一助になればと思います。
またバケツひとつ理論で説明していきます。
次を担う世代のために、リモート稽古のために空手着や道具作成やリアルな稽古出張のために使います。