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9月第1週〜神戸〜

1日目

 今回はJALのセールで過去の自分が伊丹空港行きのチケットを取っていたことで旅行が発生した。台風の影響で新幹線での移動が現実的でなく空路に集中していたので私が乗る便もファーストクラスまで満席で特にこだわりのない身としては少し申し訳ない気持ちになった。ちなみにこの台風の影響は旅程にもあり、兵庫津ミュージアムが休館していたので旅行が始まる前から再訪を心に決めた。

カワサキワールド

 株主優待券を持っていたのでインフォメーションで記名して入場。知識量は特に多い訳でもないのに知ってる乗り物が沢山出てきて川崎重工の凄さを感じる。シアターはこのすごい乗り物全部うちなんだよ!というテンションで、画質が良い訳では無いけれど画角とBGMで雰囲気上手く作っているから新しくなくても見れる。
 美術作品のようなライティングを受けるバイクゾーンを抜けると色々な乗り物のシミュレーターが置いてある場所に出る。ゲームセンターにあるようなものも見たことすらないものもとても魅力的だったのだが流石に1人で並ぶ勇気はなかったので子供に譲る。ここにも映像を見ることができる場所があったので今回はアニメを見た。ぞくぞくするような編集で決めゼリフやアニメを有効活用した長く使える作品がよく分かっているな、という印象を受けた。なにより音とナレーションが素晴らしく貴重な子供でも見れる博物館の映像となっていた。

お金をかけている飾り方

神戸海洋博物館

 帆船について集中的に勉強している時期だったので紙ではなく模型でじっくり見れるのがとてもよかった。ただ、展示は港の歴史と船の模型が沢山あるという場所なのであちら側から知識を与えてくれるような簡単さはない。一応こちらにも恐らく名古屋港にあるものと同じタイプのガントリークレーンのシミュレーターはあるがカワサキワールドに比べて人は居なかった。

教材として最高な模型

神戸シーバス boh boh KOBE

 台風の影響で運休のはずだったのだが動いていたので急遽チケットを購入。本当は海マジというシステムで無料乗船できる船なので損ではある。
 こちらの船は飛行機好きな人向けなクルーズとなっていた。飛行機が上空を飛ぶタイミングでアナウンスが入り、スピードを落としてくれるので下からの至近距離飛行機を思う存分楽しむことができる。クルーズとしては船内が寒く飲食物の持ち込みが禁止なのでわざわざこの航路を選ぶ必要は低く感じた。

チケットがかわいい

コンチェルト

 御船印のために2800円のワンドリンククルーズで乗船。実際はホテルの朝食バイキングのようなシステムでおかわりが出来るようになっていたのでクルーズと合わせると妥当な値段に感じた。
 乗船時下船時はサックスの生演奏があり、デッキではプロポーズをしているカップルがいたりと同じコースでも昼に乗った船に比べ大人な雰囲気なクルーズ。ご飯をつけると気軽に手が出せなくなる金額となるのだがこの特別感の演出に対しては寧ろ安いのだろう。1人で乗ったので凄まじく惨めな思いをしたのは言うまでもない。

いつか美味しいご飯も食べたい

2日目

atoa

 こちらも事前に株主優待券を購入していたのでチケットの列に並ぶことなく入場。入って思ったのは美術館型の水族館にしては説明文がしっかりしているということだ。ライティングに拘っているのでその素晴らしい説明文は全然見えないのだがそこはご愛嬌だろう。オシャレ系ということで舐めていたが勧めたくなる水族館であった。もちろんその要素も味方につけており爬虫類を真剣に見ようと思える空間作りがなされていた。

お気に入りの図書スペース


 個人的に1番好きだったのはペンギンの肛門を嗅ぐコーナーである。なんなら人を感知してしっかり嗅がれているペンギンの機械が鳴くから笑ってしまう。

臀部を向けるペンギンコーナー

神戸ベイクルーズ 安宅丸

 この航路は今回の旅行3回目となる。この船では他の2種類とは違って飲食物を持ち込めるのが有難い。そしてなにより昼間ということも相まって船をじっくり見る船好きのためのクルーズである点が良かった。横須賀の解説とまではいかないがそれでも自衛隊の艦に関する紹介をしっかり行ってくれたので十分楽しめた。一般的なクルーズを好む人はこの船に乗るのが良いだろう。

船同士の差がすごい

神戸須磨シーワールド

 駅から歩いて行ける距離にある神戸須磨シーワールド。事前に券購入をしていなかったのでドキドキしながら行ったが平日なので特に問題なく入ることができた。
 入ってすぐにオルカパフォーマンスがあるということでそちらに向かう。立ち見も沢山出ていたがソロ参戦の利点を活かして見やすい席をゲット。ショーは人が多いと歓声が大きくて楽しかった。夏ということもありがっつり観客にヒレで水をかけており、上に乗ったトレーナーさんが背ビレを動かすのに合わせてバシャバシャかけているのは可愛さも相まって思わず笑ってしまった。そもそもここはトレーナーさんが上に乗る技の種類が多いので飽きがこない。

とにかく大きい

 中の展示は説明文がほぼ無く、その生き物の名前ですらモニターなので見たいものの番がまわってくるまで待たなければならないという仕様。正直atoaがとても良かっただけに残念ではあった。ショー中であれば人もほぼおらず個体差を体感できるタコの展示等素晴らしいものがあるからこそ売り出し方に疑問を感じる。
 タッチプールにはエイとネコザメがいた。ふわふわむちむちを体感できるのはやはりとても素晴らしい。ここはとても深いので大人でも肘くらいまで浸かるというのと出口を探して彷徨うとたどり着く場所である点には注意が必要だ。

屋外型タッチプール

おわりに

 この神戸という場所は観光を行いやすいまとまった土地であることを感じた。訪れることの叶わなかった場所もあるのでアクセスの良さを有効活用してまたどこか行く際に立ち寄りたい。

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