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TouchDesignerのTimeCodeについて
タイムコードとは?TouchDesignerでは使わない?
タイムコードとは動画制作の時間軸を管理する数値になります。
TouchDesignerはオーディオビジュアルやインタラクティブアートに使われる事が多いと思います。
オーディオビジュアルは即興のライブで、予定より長くなったり短くなったりするので、タイムコードで細かく管理はしないですね。
インタラクティブアートは1日中、会場でシステムが動いていて、リアルタイムに映像が変化するので、時間軸で管理するって概念自体がないかも??
なので、TouchDesignerではタイムコードはあまり注目されないんです。
私はTouchDesignerで映像を作る事が多く、タイムコードを多用します。
映像作る時は、やっぱり、1フレーム単位で調整したくなるんですよね。
今回はちょっとニッチなTouchDesignerの使用用途ですが、タイムコードについてまとめました。
本日の内容
映像制作でTouchDesignerを使う時のワークフロー
TouchDesignerのタイムコードの設定について、
タイムコードが使えるオペレーター
映像制作でTouchDesignerを使う時のワークフロー
映像の全体の長さを決める。
BGMが決まってるならBGMの長さで
決まってない時は、da VinciとかでVコンテを作って全体の長さを決めます。TouchDesignerで作るカットを決める。
私は、実写映像などと組み合わせて映像制作る事があります。
そんな時は、da VinciやPremiereを使って、必要なカットのタイムコードを割り出します。
例えば、1分25秒15frame~2分3秒8frameまで
といった感じで1frame単位で割り出すようにしてます。
この作業は、動画編集ソフトがやはり便利ですね。TouchDesignerで映像を作り、動画編集ソフトへ
TouchDesignerで書き出し、最終的に動画編集ソフトで他の素材と掛け合わせて出力します。
TouchDesignerのタイムコードの設定について、
ワークフローで説明したように、動画全体の尺と各カットのタイムコードを割り出し、TouchDesignerにその数値を入力していきます。
1,全体の長さの入力
![](https://assets.st-note.com/img/1671069158323-dAXkKWGJaf.jpg)
画面左下にある、Endに映像の全体の長さのframe数を入れます。
そうすると、タイムラインが任意の値になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1671069357796-pvj0LptL8q.jpg?width=1200)
タイムラインには、動く縦の線があります。
これが現在のタイムコードになります。
このタイムコードのラインは映像編集ソフトのように、クリックで移動する事ができます。
2,RStartとREndの設定
![](https://assets.st-note.com/img/1671069630919-ftXu0mwHGo.jpg)
ここには、作業中のframe数を入れます。
例えば、1秒10frameから6秒45frameのCut2をTouchDesignerで作る時は、
RStartに70
REndに405
を入力します。
こうする事で、Cut2の部分を繰り返し再生してくれます。
StartとEnd、RStartとREndの使い分けについて
私は、当初、StartとEndのみで1Cutにつき1ファイルを作っていたのですが、そうすると、制作中にCutの頭部分を少し伸ばしたいってなった時に、タイムラインで制御しているオペレーターをすべて直さなといけなくなります。
タイムラインで制御しているオペレーターが多いほど、作業数が多くミスが発生する可能性もあがります。
ですが、RStartとREndで全体を決めて、StartとEndでCutで必要なタイムコードを指定すると、少し伸ばしたい、少し削りたいが簡単にできます。
また、映像編集ソフトに入れる時や、構成を考え直してる時も、タイムコードを統一しておくことで調整や整理がとても簡単になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1671071982727-F7F8FKyhQp.jpg?width=1200)
RStartとREndの設定は、赤丸で囲ったスライダーを左右に動かすことでも調整できます。直感的に作業したい時はここでRStartとREndの設定をします。
タイムコードが使えるオペレーター
Animation CONP
カメラのモーションを調整したり、、geometryやparticleなどの調整もここで行います。
これがないと、映像制作できないくらい多用しまくります。
![](https://assets.st-note.com/img/1671073225496-9EzXyhdsmI.jpg?width=1200)
Audio Flie In CHOP
これはBGMと合わす時に使用します。
タイムコードを使う事で、ドラムにぴったり合わせるのも簡単
Play ModeをLocked to Timelineにすると、タイムラインと同期します。
![](https://assets.st-note.com/img/1671074547581-2sKkTBVmxu.jpg?width=1200)
Movie Flie In TOP
他の映像とタイミングを合わせる時に使います。
映像は、全体の尺に合わせた物を入れたりします。
撮影前であれば、セリフの字幕だけで映像を作ったりします。
カットの変わり目がどのようになるか?スムーズにわかるので、
TouchDesignerで出力してる映像と横並びにして、表示したりします。
Audio Flie In CHOPと同じでPlay ModeをLocked to Timelineにすると、タイムラインと同期します。
![](https://assets.st-note.com/img/1671102029305-T3ePDmL5MM.jpg?width=1200)
その他にも、便利な使い方ありますかね??
映像制作でTouchDesigner使われてる方はコメントいただけると助かります。