CityGMLのポリゴンの面の方向について
PLATEAUのCityGMLデータからポリゴンデータに変換するシステムの開発を完了しました。この開発過程で、CityGMLデータ内には面の方向性に関する具体的な情報が存在しないことに気づきました。そのため、各頂点から面の方向性を割り出す方法を見つけ、システムに実装しました。この方法が、皆様の参考になれば幸いです。
CityGMLのポリゴンデータにおける頂点の並び順は、外部と内部のリングの順序が重要です。この並び順は、OGC(Open Geospatial Consortium)のCityGML標準仕様に基づいています。CityGMLは、3D都市モデルの国際規格であり、そのジオメトリの表現はISO 19107に準拠しています。
OGCのCityGML標準仕様によると、3Dポリゴンを使用してシェルを構成する際、外部リングの頂点は外側から見て反時計回りに並ぶ必要があります。これは、ポリゴンの面の向き、つまり「表」と「裏」を正しく表現するために非常に重要です。
詳細な技術仕様やガイドラインについては、以下の資料を参考にしてください:
OGC CityGML標準仕様: OGC CityGML Standard
ISO 19107に基づく3Dジオメトリの定義: ISO 19107 Definitions
このシステムを通じて、CityGMLデータの適切な扱いと、3D都市モデルの正確な表現を実現しました。ご参考いただければ幸いです。
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