【断髪小説】さくら 18才のイメチェンストーリー
「幼少の頃からずーっと黒くて長いロングヘアーで過ごしてきました。
もう私はこのままずーっとロングヘアーなのかな?って思っていたんですけど、
ある事をきっかけにバッサリとショートカットにすることを決心したんです。」
と、さくらは美容師さんに語り出した。
「聞きますよ。」
と美容師。
「ありがとうございます。少し長くなりますけど...。
実は、ずっとロングヘアーだったのは、母の影響が大きかったんです。母は私が幼い頃から『女性は長い髪が美しい』と言っていて、それが自然と私の中に根付いていました。私自身もその考えに共感していたし、ロングヘアーが自分のアイデンティティの一部だと感じていたんです。
でも、ある日、友人が突然髪を切ったんです。彼女はそれまでのロングヘアーをばっさり切ってショートカットにして、すごく素敵に見えました。その時に彼女が言ったんです、『自分のスタイルを変えることで新しい自分に出会えるかもしれない』って。その言葉が私の心に響いて、髪を切ることに挑戦してみようって思ったんです。
もちろん、母に話したときは少し驚かれましたけど、最後には『自分らしくいるのが一番大事』って応援してくれました。それで今日、こうして思い切ってショートカットにするために来たんです。」
さくらの話を聞きながら、美容師は微笑んで言った。
「なるほど、そういう経緯だったんですね。新しいスタイルにするのは勇気がいることですけど、とても素敵な決断だと思います。じゃあ、さっそく始めましょうか?」
さくらは少し緊張しながらも、嬉しそうに頷いた。
「この辺にハサミを入れてバッサリとカットしていきますね。心の準備は出来てますか?」
「・・・はい」
美容師はさくらの顎のラインあたりにハサミを入れて、
「ちょっと・・・。・・・ちょっとまってください。」
美容師のハサミが開いた状態で、さくらの髪の毛を挟んでいる。
ハサミを閉じればさくらの髪の毛はバッサリとカットされる状態にいる。
「やっぱり、やめておいて、揃えるだけにしますか?」
美容師が提案してくれたが、そこで、さくらは
「・・・い・・・いえ。
ちょっと、決断できなくて・・・。
でも・・・。
せっかく切ろうと思って来たので・・・。
ちょっと勇気がいるけど・・・。
バッサリ切っちゃってください!!!」
さくらの決心がついたところで、美容師さんが再びさくらの髪の毛にハサミを入れた。
そして、美容師さんは勢いよくバッサバッサと断髪していった。
ジョキ!ジョキ!ジョキ!
ジョキ!ジョキ!ジョキ!
ジョキ!ジョキ!ジョキ!
ジョキ!ジョキ!ジョキ!
ジョキ!ジョキ!ジョキ!
美容師さんのハサミは勢いよくバッサバッサと断髪していった。
あっという間にショートボブヘア?というのだろうか、短い髪型が鏡に写って唖然としている。
「このくらいの長さはいかがですか?とても似合いますよ」
「えっと〜。
あのー。
あ、
はい、
すごく言いと思います。
けど・・・
だけど・・・
せっかく決心がついたので・・・
もっと、
もっと・・・
もっと短くしたいです!!!
もっと・・・
もっと短いショートカットにしてください!!!!」
美容師は驚きを隠せない表情を浮かべながらも
「はい、かしこまりました」
といい、再び勢いよくハサミを開いた。
ジョキ!ジョキ!ジョキ!
ジョキ!ジョキ!ジョキ!
ジョキ!ジョキ!ジョキ!
ジョキ!ジョキ!ジョキ!
ジョキ!ジョキ!ジョキ!
「少々お待ち下さい。」
美容師が席を外すと、男性の美容師が近づいてきた。なにやら影でコソコソとはなしているようだったが、聞き取れなかった。
「お待たせしました。ここからは僕が変わりに行います。
僕は20年間ショートカットを専門でカットしています。
あなたを可愛くさせて頂きますね。
絶っ対〜、ショートカット、似合うと思いますから」
美容師は目を輝かせながらハサミをさくらに深く入れていく。
ジョキ!ジョキ!ジョキ!ジョキ!ジョキ!
ジョキ!ジョキ!ジョキ!ジョキ!ジョキ!
ジョキ!ジョキ!ジョキ!ジョキ!ジョキ!
ジョキ!ジョキ!ジョキ!ジョキ!ジョキ!
髪の毛を鷲掴みにしながらハサミでバッサバッサと切っていく。
「あ、、、、あの。。。。」
「大丈夫ですよ。きちんと綺麗になりますから」
ジョキ!ジョキ!ジョキ!ジョキ!ジョキ!
ジョキ!ジョキ!ジョキ!ジョキ!ジョキ!
ジョキ!ジョキ!ジョキ!ジョキ!ジョキ!
ジョキ!ジョキ!ジョキ!ジョキ!ジョキ!
「え・・・え・・・」
「襟足の刈り上げが見えてきましたね」
「う・・・は・・・はい」
さくらは思ったより短く刈り込まれた髪の毛を見て、言葉を失った。
それと同時に・・・
「か・・・かわいい。私。」
「えぇ。お似合いですよ」
さくらの長かったロングヘアーが、ほぼベリーショートヘアくらいの短さになり、襟足も刈り上げられてさっぱりとした姿になっていた。
それと同時にさくらの心も軽くなり、これからさくらは新しいスタートがきれそうと、わくわくでいっぱいだった。
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