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この世でいちばんわかりやすいiPhoneアプリ開発のおはなし【列挙型の基本】
ここでは、カフェのメニューをモデル化するプログラムを考えます。
例えば、ドリンクは「ショート、トール、グランデ」という3つのサイズがあるとします。 このドリンクサイズのような「互いに関連する値」は、enumキーワードを使って共通の型として定義できます。
enum DrinkSize {
}
上のコードのように、enumキーワードでモデル化されたデータを列挙型といいます。 列挙型のボディには、その型に関連づけられた値がケースとして定義されます。
enum DrinkSize {
case short
case tall
case grande
}
上のコードは、ドリンクのサイズが「ショート、トール、グランデ」の3種類であることを示しています。 これらの値は、列挙ケースと呼ばれます。
列挙型のインスタンスは、次のようにして作成できます。
let shortSize = DrinkSize.short
定数および変数の型が「列挙型であることが明確」な場合は、以下のようにして簡潔に記述できます。
let tallSize: DrinkSize = .tall