この世でいちばんわかりやすいiPhoneアプリ開発のおはなし【定数とは】
値に名前をつけて、呼び出す
地球の直径は12,756kmです。
12756 // diameter of Earth
プログラムに数値だけを記述しても、そのコードから「地球の直径」であることは伝わりません。 コメントに記しておくこともできますが、プログラムで「地球の直径」を何度も使用する場合、その値を覚えておくのはナンセンスです。
Swiftプログラミングでは、letキーワードを使って、値に名前をつけることができます。
let diameterOfEarth = 12756
上のコードは「12756にdiameterOfEarthという名前をつける」ということをコンパイラに宣言しています。
宣言した名前を呼び出すと、その値を参照できます。
diameterOfEarth // 12756
値を呼び出すためにつけた名前のことを識別子といいます。 そして、元になった値のことを既定値といいます。 特に、letキーワードを使って宣言する識別子を定数といいます。
数値だけでなく、文字列の定数を宣言することもできます。
let jediWords = "May the Force be with you."
jediWords // May the Force be with you.
これは、スター・ウォーズという映画で、ジェダイの騎士が何度も使う有名な台詞です。 定数として宣言しておけば、この台詞をプログラムの中でいつでも呼び出せます。
合わせて読もう
このページでは、プログラミングの初歩とも言える定数について解説しました。次のステップとして変数をついて知りたい方には、こちらのページで解説しています。