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この世でいちばんわかりやすいiPhoneアプリ開発のおはなし【変数とは】

このページでは変数について解説します。定数について知りたい方はこちらのページをオススメします。

経過的に変化する値を追跡する

個人の生体情報を追跡するためのプログラムを考えます。
以下のコードは血液型、身長、体重を示す定数を宣言します。

let bloodType = "B"
let height = 176.0
let weight = 62.0

bloodType  // "B"
height     // 176
weight     // 62

血液型は生涯において変化するものではないので、定数として宣言することに問題はありません。 対照的に、身長と体重はどんな人でも経過的に変化することが予期できる値です。

経過的に変化する値を扱う場合、varキーワードを使って 変数 を宣言します。
宣言を以下のように修正しましょう。

var height = 176.5
var weight = 62.0

変数に設定した値は、代入演算子=を使って更新できます。

height = 176.5
weight = 61.5

この時点で変数を呼び出すと、値が更新されていることを確認できます。

height     // 176.5
weight     // 61.5

一方で、定数として宣言した血液型の値を変更することはできません。

bloodType = "A"    // error

実行される以前に、コンパイラは不正なコードとしてエラーを報告します。`

プログラムの中では常に、変数の値は意図せず変更される可能性があります。
対照的に、定数の値は最初に設定されて以降、変更されることはありません。
つまり、定数の方がより安全なプログラミングを実現します。
したがって、Swiftプログラミングでは、その値を変更する明確な必要がない限り、定数を使用することが推奨されています。

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定数や変数の宣言について、より詳しく知りたい方はこちらのページをオススメします。データ型を明示する方法を理解することができます。

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