秋天の幻 ~このタヌキ野郎の章
2018年11月11日、○ッキー&○リッツの日。
僕は学生時代を過ごした関西にいた。
今治の勝利を信じ、その勝利をこの目で焼き付けるために。
ただ、勝利の女神は微笑まなかった。
その道中、そこらかしこにあった信楽焼のタヌキの置物は、僕を嘲り笑った(様に見えた)。
そして僕は呟いた。
「この、タヌキ野郎」
秋天の幻、第2部 このタヌキ野郎(ナレーション)
武蔵野シティ戦で勝利を収め、自力昇格への扉を開いたFC今治。
その翌日のスポーツニュースの扱いは、
FC今治、昇格に王手。
最短次節昇格。的なニュースが多かったです。
実際、職場の人と話してて次勝ったら昇格やろー?と勘違いされてる方も多くいました。
聞かれるたびに、あくまで今治が勝って五位のチームが負けないと昇格は決まらないんです。
と丁寧に説明するワタクシ。ww
そんな日々が土曜午前中まで続きました。
そして、タヌキ野郎(の置物)に嘲笑われるまでのカウントダウンが密かに始まっていたことも…。
この試合(14節滋賀戦)に関しては、アウェー戦やし、月曜日普通に仕事ですし例によって芝っち広場でのPVでの観戦かなー。と算段を組んでました。
そんな中、あるフォロワーさんが
やべぇ…、マジで現地まで行こうか。
昇格の瞬間を見届けたいわ…。(意訳)
とツイートされてて、そんなやり取りをしてる中で、
行くことになりました。滋賀に。笑
そして急ぎ作りました。
パネルです。
ワタクシと観戦している方はこの別バージョンを見たことがあるかもしれませんが、昇格バージョンも作ってました。(昇格バージョンは本邦初公開だと思います。←)
↑現地で掲げたのはこれです。
とりあえずパネルを夜中1時までせっせと作っていました。www
とりあえず朝5時に今治出て6時ごろに同行サポと合流して会場に入ったのが11時くらいだったような気がします。
道中はほんとポジティブな妄想ですよね。ww
ほんとよく何時間もこんなネタ持つなってくらいの妄想っすよほんま。
そんなこんなで会場に到着して、スタジアム前の署名活動に署名をしてると、今日は今治のマ○コ来てないの?
という声に腹筋が崩壊しました。
そして同行サポさんも同じ様に腹筋が崩壊してました。ww
そんなこんなで試合開始前には今治から200人近くのサポーターが集結していたとのこと。
夢スタでは絶対に見れないだろうゲートフラッグが密集してたり、横断幕が最前線に掲示されたりと普段ホームに出没することの多い自分にとっては新鮮な光景に思えました。
しかし…、ここで昇格時に用意していたボードを使うことはありませんでした。
この試合2-1で破れ、ソニー仙台FCが勝利した為に5位転落…。
それはすなわち自力昇格の可能性が消えた、ということでした。
まぁ最終節ホーム夢スタで昇格が目前で阻まれるなんて悲劇に比べりゃまだマシだよとは同行サポさんと口では言いながらかなり堪えてました。
そして帰り道…、高速のインターまでの道中に無造作に置かれた信楽焼のタヌキの置物の目がワシらを最短での夢が破れた阿呆どもと言わんばかりに見てくる…(ように見えた)んですわ。
そしてまた不思議なことに負けながらも何だかんだポジティブに前向こうという性…。
そして帰り道の途中で立ち寄った東大の徳島ラーメンが心に沁みた…。
そして同行サポさんと別れて家路に着いたけど一人になったら一人でなったでもう一人お通夜ですよ。
そしてここからまた1週間(気持ち的に)嗚咽の続く日々を過ごすことととなるのでげす…。
つづく