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ラボでの過ごし方 (実験開始編)

メリークリスマス!🎄
いまいです。

日本と違い、アメリカのクリスマス🎄は公式な祝日(Holiday)のようです。
ラボに誰もいません。

病欠分の遅れを取り戻すべく、ラボで孤独に実験を行っております。
クリスマスぼっちです。

さて、11月下旬からラボに通い始めてから早1ヶ月が経ちました。
実験開始編としてラボでの直近の過ごし方を振り返りたいと思います。

月曜日・火曜日

ラットを用いた実験をしたり、デスクでマウスの行動試験ビデオの解析をしたり、空き時間で論文を読みます。
何歳になってもデスクワークは非常に眠いです。

月曜火曜は僕の面倒を見てくれる同僚が大事なプロジェクトを進めているため、上の作業をしつつ、適宜実験を見学しアドバイスをもらいます。
そのうち僕も実験に参加するとのこと。

同僚の邪魔をしないように気配を殺そうと静かに佇みますが、めっちゃ喋りかけてくれるので、大体なんかしゃべってます。

水曜日

朝〜夕方までマウス🐀を用いて実験をします。
1匹15分くらいですが、その後に1時間の観察があるため割と時間を費やします。
加えて、手技中はめちゃくちゃ集中するので、まぁまぁの疲労感。
この際、同僚は定期的に様子を見に来てくれます。優しい。

夕方からラボの全体ミーティング(Zoom)に参加します。
ボスの簡単な挨拶とラボマネージャーによる諸連絡(機器や動物管理、COVIDに関してなど)の後に、各々発表できるデータがある場合は挙手して報告します。
ボスから『○○、何かデータはあるか?』と聞かれる場合もあります。
『この結果はこうだと思う』『いや、それは信じられない』『この仮説はどうだ?』 『その論文は怪しい』『この評価法はどうだ?』など毎回熱い議論を繰り広げています。
大体2時間程度です。

たまにジョークが挟まれますが、ワンテンポ遅れて理解するので、笑うタイミングがずれて若干恥ずかしいです(笑)

終わったらまたマウス🐀の実験を再開することもあります。

木曜日

再びマウス🐀を用いた実験です。水曜日のマウスの様子もチェックします。ご臨終した場合は即サンプリングします。
空き時間で行動解析を行なったり、論文を読みます。

金曜日

水曜日の実験のサンプリングを行います。

午後からプロジェクトのミーティングがあり、進行状況や予定の確認を行います。
大体1時間以内に終わります。

夕方は同僚のプロジェクトのサンプリングを手伝います。
この時なるたけ何か雑談できるように手と脳みそをフル回転させてます。
大体2時間くらいでスピーディーに終わります。

土曜日・日曜日

サンプリングがある場合は時間に行き、速やかに遂行します。
ラボにはあまり人はいません。

日曜までに行動試験のデータをラボマネージャーに送ります。
あとはサンプリングした脳を解析して、同僚やボスに相談するための資料を作ります。

まとめ

やっとアニマルトレーニング講習や申請の許可がおりたため実験をスタートしましたが、基本的にはまだ走り始めというかモデル作製の段階です。

そのため、日々論文を読んで知識の蓄積を行いつつ、マウスやラットで手技を行うことを繰り返しています。ぶっちゃけ暇です。

ラボメンバーは多国籍で、テクニシャンの方も多いです。
皆さんやることが終わるとスッと帰っていき、夜にはほぼいない。
ボスを含め、困ったことやわからないことは非常に親身に答えてくれ、レクチャーも丁寧です。

英語早すぎてわかんない時は『もっかいお願い!』というとより丁寧に教えてくれます。

ボスとの個別ミーティングも2度ほど行いましたが、この際の英語は非常に聞き取りやすく、大分手加減してくれてます。お気遣い感謝。

大学院生時代は思いついたことを試すために何かと実験してたので、ほぼ研究室にいる生活でしたが、今は暇すぎるくらいです。
(まぁ、やることない時はめっちゃサボってましたが笑)

2年の助成期間のうち、アメリカに来て早2ヶ月が過ぎようとしております。
まさに光陰矢の如しですが、焦らずに確実なスキルを身につけ、ラボの人々と良好な関係を築いて、業績を積んでいきたいところです。

尊敬する恩師達からの
「先のことは心配しないで、今を一所懸命楽しんで下さい」「日本に帰ってこないくらいのつもりで頑張れ」「実験結果がちゃんとしてれば、英語は下手でも何とかなる」
というコメント達を胸に頑張っていきたいところです。

まずはラットとマウスの手技を安定させ、自身のテーマの進行とプロジェクトに参加したいですね。

では!
(^▽^)ノシ

追伸
扁桃腺炎で寝込んだせいで、病的状態扱いにより新型コロナウイルスのワクチンの予約ができない!
\(^o^)/

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ポスドクいまいの日記
研究生活の糧にさせていただきます。