せぃが君ムーブのススメ~性的じゃないkawaiiを求めて~
この記事では、VR空間でのムーブ方法せぃが君ムーブを解説します。
せぃが君ムーブとは、Vtuberせぃが君によって考案された"性的じゃないkawaii"を表現するためのVRムーブです。
性的要素のないkawaiiを模索
VR空間でのメジャーなkawaiiムーブは、ベリーダンスやバーレスクダンスのような、いわゆる女性らしさを強調した、なよやかなVRムーブです。語弊があるかもしれませんが、結構くねくね動きます。
これはこれで素晴らしい叡智の結晶だと思いますが、せぃが君はえちえちが苦手です。また、バーチャル空間でまで性の再生産するのは、なんかやだなという思いもありました。結果、性的要素を感じさせず、kawaiiだけを表現するムーブを模索することになりました。
そうして、自分なりに工夫した結果、生まれたのがせぃが君ムーブです。
やりかた
具体的なムーブを紹介していきます。
せぃが君ムーブで意識するポイントは、
・肘・膝の関節を曲げない
・直線的な動き
です。大体これを意識すれば、せぃが君ムーブになります。
以下は、せぃが君ムーブの基本となる、腕ぶらぶら、および足ぶらぶらのモーション例です。
関節を曲げず、肩関節と股関節だけでムーブしているのがわかると思います。ぶらぶら所在なさげで、重力に対して無抵抗なかんじ。(腕ぶらぶらは、手先にくまちゃんなどのぬいぐるみを持ってると、なお破壊力が増します)
こうすることで、性的イメージを喚起しない無性別なkawaiiにアプローチできるんじゃないかな~と思っています。
更に、実際にはこれに腰の駆動、また上記例でもやってますが、首の駆動などを足していきます。なお、せぃが君ムーブでは、肘・膝の関節を使いませんが、肩・股関節・腰などなら、曲げのほか回転も使います。
以下は、更にいくつかのせぃが君ムーブ例です。
いずれも、腕足を曲げず、肩・腰の回転等をまじえてkawaiiにアプローチしています。こういったバリエーションを織り交ぜることで、多彩なせぃが君ムーブを実現できるという寸法です。
お決まりポーズ
以下は、写真を撮る時などにせぃが君がよくとるポーズ例です。
多分、上記は、VRでせぃが君と会ったことがあれば、目にしたかたも多いのではないでしょうか。
これは元ネタのあるムーブで、「ALWAYS 三丁目の夕日」として映画化もされた、西岸良平さんの「夕焼けの詩」5巻18話「星ガメの夢」に出てくるムーブです。
作品では、超能力を使うGが出てくるんですが、このGが超能力を使う時にとるポージングがかわいくて大好きで、それを再現したものになります。直線駆動をとるせぃが君ムーブと、とても相性がよいです。
また、同じく多用するポーズとしてクロスピースがあります。
トラッキングの自動補完でちょっと関節が曲がっちゃってますが、これも腕はまっすぐ突き出して、両手のピースをクロスさせています。直線駆動を守りつつ、遊び心でkawaiiさせてる例です。
まとめ
というわけで、肘・膝を使わない直線駆動によってkawaiiを再現する、せぃが君ムーブの紹介でした。
お気づきのかたもいるかもしれませんが、これらの動作は、いわゆる小さい子どものモーションにすごく似てます。
意識していたわけじゃないですが、関節を使わない直線駆動をアプローチしていくと、動作が自然と子どもっぽくなっていくんですよね。性別によらないkawaiiを模索していくと、まだ性的に未過分な子どものかわいさにいきつくということなのかもしれません。人が感じるkawaiiの種類って実はそんなに多くないのかも。
また、重力に対して無抵抗なかんじも、筋肉の発達していない子どもをイメージさせるのかも?(せぃが君はもともと非力なので、これも狙ってたどりついたわけではないですが…)
何にせよ、バーチャルでの選択はすべて自分の意志なので、自分らしい服・自分らしい表現をしていきたいものですね。(*´▽`*)
またね
補足(キャリブレーションのコツ)
6点トラッキングの場合、肘・膝関節の動きは自動補完されてしまいます。つまり、自分ではまっすぐ伸ばしているつもりで、関節が曲がってしまう可能性があるということです。
このリスクを下げるには、キャリブレーション時には、少しコントローラを短く、腰を落としめにするのがいいと思います。
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