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cluster大加速祭「Fashion Festa Accel」で僕がやったこと。

やほほーい。せぃが君です。(*´▽`*)🌸
いわゆるVtuber活動をしています。

2021/3/27、「cluster大加速祭」二日目にて、VRoid系のファッションイベント「Fashion Festa Accel」が開催されました。
僕は、このイベントにスタッフとして参加していました。

先日、そのイベントでの様子がYouTubeにて動画公開されたので、自分がスタッフとして関わった部分について書こうかなと思います。

ナレーションについて

せぃが君が関わった部分は、細々いろいろあるのですが、ここではおもとしてナレーションの部分について紹介したいと思います。(*´▽`*)
ナレーションが始まるのは、動画の10:15くらいからです。

ナレーションはどのモデルさんも基本1分で揃えていて、どうしても入らない場合のみ+10秒以内のはみだしを許容してます。
原稿は大体500字前後くらい。これは前回のファッションフェスタの文字量のおおよそ2倍になります。今回は、モデルさんがランウェイを歩く中で、「途中で衣装転換をする」という要素があったからです。

全体の構成と、実際の原稿は以下のようなかんじです。(*´▽`*)

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原稿(一番手・ミレアさん)

「さあ、cluster大加速祭をファッションフェスタアクセルが彩ります。今回も来てくださいました。アトリエミレアさんから、ミレアさんが登場」
②(コーデのこだわりポイント)
③(アイテムとショップの紹介)
「制作者さま自身によるお洋服の特性を生かしきったコーディネートの"1着目"」
「続いて見せていただきましょう。ミレアさんによる春の装いの"2着目"をどうぞ」
⑥(コーデのこだわりポイント)
⑦(アイテムとショップの紹介)
「骨子のアイテムを共通させながら、異なる春を我々に見せてくれます」

前向上

①の前向上は秒単位でタイミングを合わせており、どのナレーションも同じ秒数で始まります。(*´▽`*)

入れ込む情報としては、モデルさんのお名前は絶対条件、あとイベント名をおぼえてもらいたいので、サブリミナル的に「ファッションフェスタアクセル」の文言を多用しました。

この前向上は、当日何らかのトラブルでモデルさんの順番が変わる可能性を考えて、順番に関する情報を入れないようにしています。そのうえで、でも、なんとなく一番手っぽい、二番手っぽい、トリっぽい前向上になるような言葉選びを心掛けています。

こだわりポイントとアイテム・ショップ紹介

②③では、モデルさん自身のこだわりポイントと、着用したアイテム、そのアイテムのショップ様のご紹介をします。(*´▽`*)

今回は衣装転換があるので、全体的に情報量が詰め詰めでした。情報量削減のため、アイテム・ショップの音声紹介は諦めて、スライドのみの紹介にしようかという案もありました。ただ、VFFの趣旨的に、やっぱり積極的にショップ様を紹介していきたいよねということで、ここは入れさせもらいました。(がんばって、聞き取れる範囲の早口で読んだ。つもり)

あとは、これは僕自身の努力というより、イベントスタッフ全員のがんばりですが、読み間違えがないよう、色んなかたにご協力いただいて、ショップ様の読み方をみんなで収集しました。完成した音声データを何度もレビューして、実際に読み間違いを修正したりしています。

ナレーションコメント

ここのコメントも含め、原稿は基本的に自分で用意しています。(*´▽`*)

上述したように、今回は衣装転換があるので、テキスト量は前回の二倍。モデルさんは6名ですが、実質倍の12名分相当なので、全体の原稿量は6000字程度です。文章量の調整が必要なので、使用アイテム数が多くそちらで文字数をとる場合はコメントを短く、逆に時間に余裕がある場合は、ここのナレーションコメントを分厚くします。

また、ナレーションコメントで気を付けていることとして、ご本人がこだわりポイント等で触れていない限りは、色の情報を言わないというのがあります。色のこだわりは人それぞれなので、たとえば僕が「青コーデ」とナレーションしてしまった時に「違うし。藍色だし」みたいな悲しみを生まないためです。

他、ジェンダーを固定するような表現を避けたり、他アイテムの呼び方(サロペット?オーバーオール?デニム?ジーンズ?)が揺れるのを回避したり、色々な配慮をしています。

2着目への転換

①~④で一着目のコーデが終わったら、⑤の衣装転換が入ります。(*´▽`*)

どのモデルさんのナレーションも、ここまででおおよそ35秒になるよう調整しています。あと、転換しやすいよう、モデルさんやスタッフへの目印として、一着目が終了する④では"1着目"、二着目が始まる⑤では"2着目"というワードを必ず入れています。

(後日、「ナレーションとモデルさんのタイミングがぴったりだったので、録音音声だと気づかなかった!」というご意見をいただいて、とてもふふふしました。モデルさんやスタッフは、この35秒タイミング目印ワードを頼りにお着替えやスライド変更をしていたわけです。ふふふ)

2着目の紹介

転換が終わったら、⑥~⑧で二着目の紹介です。(*´▽`*)

ここは基本的に、一着目と同様ですが、しいていうと、たとえアイテム・ショップが共通していても、極力省略はせず読み上げるようにしています。やっぱり紹介したいので。

最後には一秒程度のリバーブをかけています。

2着目がない場合

⑤~⑧は二着目がある場合の進行なので、衣装転換がない場合は、①~④だけになります。(*´▽`*)

当然工程が半分なので、その分情報量が少なくなります。でも、衣装転換がないモデルさんだけ、ナレーションが異様にゆっくりになってはいけないので、一着のみのモデルさんの場合は、④のナレーションコメント部分で、200~300字相当の振れ幅をコントロールする必要がありました。

でも、伝えたい魅力は語りつくせないほどあるので、実際この作業は楽しかったです。

実例としては、たとえば衣装転換がなく、素敵なアイドル衣装を見せてくださった星井まゆきさんへのナレーションコメントは、以下です。

原稿(四番手・星井まゆきさん)

「さて、まいりましょう。まさに今日というこの日、ファッションフェスタアクセルという舞台に一人のアイドルが舞い降ります。
どうか、皆さま、サイリウムを振りながらお迎えください。星井まゆきさんの登場です」

②(コーデのこだわりポイント)
③(アイテムとショップの紹介)
「まさにアイドル、まさにステージ。
サイリウムが標準装備されたclusterと、全身を包むアイドル衣装の相性は、これ以上ないほどの化学反応を私たちに見せてくれます。
全身コーデだからこそ生まれる調和性はもちろんのこと、よろしければ背面を彩る二つの星もぜひごらんください、仮想空間の星空を駆けあがる、アイドルの輝きが今衣装に宿っております」


衣装転換がないということは、モデルさんも一衣装で一分間をもたせないといけないので、場が持ちやすいよう、お衣装の背面について触れました。

ナレで背面情報に言及しておくと、モデルさんがその場でターンしたり、ランウェイをぐるっと一周したり、回転系のモーションに繋げやすくなります。(ただ、ナレでの言及はあくまで補助の範囲なので、実際に1分のランウェイをどう魅せるかは、モデルさんの自由意志です)

あと、サイリウムですね。アイドル衣装ですし、clusterですし、これは絶対映えると思っていました。実際、当日の会場でもみんなでサイリウムを振ってくれて、まゆきさんもそれに応えてらっしゃったので、ナレ冥利につきました。( *´艸`)

その他気を付けたところ

他、気を付けたところというか、大変だったのは、イントネーションについてでした。(*´▽`*)

「デニム(→)なのか、デ(↑)ニムなのか」みたいな奴です。

発音の統一はもちろん、カツゼツや流れに気をつけると、どうしても読みづらい箇所や、読んでみてそこだけ浮いちゃう箇所が出てくるので、その場合は原稿自体を直す必要がありました。今回はかなり早口でしたし、収録時間もぎりぎりだったので、それも混乱の要因だったと思います。

あと、もともと僕はどちらかというと音屋なので、音声のMixにも気を払いました。

収録が別日だったり、リテイクが入ると、声質がばらついたりするのですが、それをMixである程度同じ音質になるよう整えています。また、BGMと重なって聞きづらくならないよう低域をばさっとカットしたり、カツゼツよく聞こえるよう鼻声成分を削ったり、声の芯部分を持ち上げたり、色々しました。

まとめ

というわけで、VFFで僕がやったことの中から、メインであるナレーションについて書いてみました。

このナレーションは、もともと「イベントをYouTube配信した際に、十分以上無言が続くと、配信がもたないのでは?」という配慮から生まれました。とはいえ、どうかなーいらんかなー邪魔になったらどうしよう…と内心怖々しながらの収録でした。ただ、幸いなことに、1月の一回目のランウェイ編からここまで、ご好評いただいております。ありがたや、ありがたや。

よかったら、こういうことに気を付けて作ってるんだなーみたいな部分が伝わってくれたら、うれしいなと思います。

せぃが君でした。(*´▽`*)


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