ワッサーと出会う
とあるスーパーでのこと。
「長野県産桃(ワッサー)」
この表示に惑わされた。
7月末、夏の果物はスイカを筆頭にメロン、桃、ぶどうと揃っていた。
桃が欲しかった私は、つい価格を気にしてしまう。
我が町産の桃、白桃(白凰)は特に人気で美味しい、らしい。らしいのは、私は食べていないから。
この時期になると不定期で農家さん直売のショップで販売がされるが、桃農家さんは特に人気で、いつも大行列。
私も御多分に洩れず、両実家へと贈る。
味は最高らしく、毎回美味しい♪とお礼の声が届く。
話を戻そう。
スーパーの果物売り場。
買いたいのは桃。
産地・品種・サイズ・個数によって価格が異なる。
私、4個入りで298円の桃を選んだ。
価格最優先。
2個で498円、698円が横に並んでいるんだもの、ねぇ。
「やだーちょっと得しちゃった」と脳内で小躍りした。
さて、問題は表示の『ワッサー』
小さな文字は気になった、が、まぁ、桃の品種だろうぐらいに考えて、それより何より、我ながら買い物上手とばかりにほくそ笑んでいた。
で。
実際に朝ごはんで剥いてみると、はて?
桃の硬さではない。
かなり硬め。
あれーと思いながら、剥き進めると果肉も黄色味がかっているし、なんか違うかも。
そう。気づいた時既に遅し。
桃の品種違いではなく、全くの別物だった。
その頃には『ワッサー』なんて名前をすっかり忘れ、なんかカタカナの名前だったような…記憶は曖昧だ。
後日、同スーパーに行ってみると『ワッサー』に表示が変わっている。
しかも、ネクタリン🍑ワッサーとなっていた。
なんじゃこりゃ。
↑
↑そう思ったのは、私だけではなかったんだ!
ワッサーを調べると近年長野県で作られた新品種らしい。ネクタリンの種類。
果肉のコリっと硬い歯応えを好む人に人気なのだとか。
味はスッキリとした甘みで美味しい。
桃と思うと全然違う。
くぅ、やらかした。
家族には「全くの別モンじゃん」と笑われた、、、。
知らないって罪。
初めて見るものはチャレンジせず、ちゃんと確認しなくてはと肝に銘じた出来事。