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地方にクリエイティブな仕事がめちゃくちゃある件について(軽く酔ってる)。

こんばんは今日もお疲れ様です。

このnoteのデフォルト?の文章いいですね、死ぬほど無味無臭で。

さてタイトルの通り僕は奈良という地方の30世帯くらいが暮らしている集落・農村に住んでいるのですけれども、こちらにきて11年、一昨年会社を立ち上げてから一人で抱えきれないほどたくさんの仕事をいただいている。しかもやりたくない仕事はいっこもない。2回言っちゃおう、そう、いっこもない。

そして、仕事したくない人との仕事もいっこもない。カメラマン、デザイナー、イラストレーター、クライアント、みんな好き。みんないいひと。うれしい。はずかしくなんてない、そうだから。

そして、誰かから搾取して、暴利をむさぼってもいない。だからたいして稼げてもいない。でも稼げていなくもない。みんなにそこそこちゃんと払ってる(払えない仕事もあるけれどそんときは僕も利益出てない、だからいいってわけじゃないけどそういう時もある)。

顔の見える友人たちが作る有機無農薬オーガニックの食材を妻が上手に料理してくれて、子どもと一緒においしいねと言って毎日いただいている(それでも子どもたちが気分で食べなくて妻が憤慨する日はあるよ)。家もあって庭もあって畑もあって(草ぼうぼうフォー!)ご近所さんとも仲良くしてもらって、そうハッピーだ。

こんな状況、夢のようで、もう死ぬほどありがたい。神様と仏様とご先祖様と上さんに感謝しつくして死んじゃってもいいかもしれないけれど、だめだもうあと40年は生きたい。子どもたちが大きくなって、しんどい時期を少しでも支えてあげたい(老害になる可能性も大、気をつけよう)。

なんでこんなことを今日書かなきゃいけないのか。かるく酔ってるから。そして猫が太ももに乗って寝てるから、動けないから、なにか書くかと思って書き始めただけ。

でも、思うところはある。マジである。

なんでか、僕は若い頃死にたくなるほど失敗しかしてない。成功体験に乏しい。中学の時はいまでも忘れない理科の教員に、今も医者してる兄貴と比較されて「兄貴はそんなんじゃなかったのにな」みたいなこと言われて、ガラスのハートがブレイクして実はグレかけた(親父がとめてくれた感謝)ことがある。

高校も行きたいところに行けなかったし、中学の時そこそこ評価されたバスケも、高校に上がったら後輩にスタメン取られる始末。大学受験も失敗。なぁなぁで行った大学は一年留年。なんとか卒業したものの、新卒のときの就職活動は鳴かず飛ばず。東京は月島にあった(いまだにあるのかな)めちゃくちゃださい名前の企業VPをつくる会社にしか入れてもらえなかった。しかもそこを3ヶ月でやめて「お前なんかどこに行っても一生成功しねえからな」って言われ、次に勤めたMVの制作会社もめちゃくちゃ鍛えてもらったけど、最終的に心が壊れて1年半で逃げるようにやめた(筋だけは通したつもりだけど)。

それでも四谷にいまもあるキュリオスって会社に拾ってもらって、保険のパンフレットとかを作る仕事を四年くらいさせてもらう。いろいろあって独立させてもらって、東北の震災が起きて娘が産まれて、奈良に引っ越す決心をするんだけど、大阪奈良で面接を受けるも、連戦連敗。30社近く落ちたと思う。否定の波がどんどん押し寄せてくるわけです。おれのキャリアってなんだ、おれってなんだ。頑張ってきたつもりだけど、クソみたいだなって毎日心のどっかで思ってるみたいな毎日ですよ。暗いわ!

それでも拾ってもらえた印刷会社があり、そこでも相変わらず役立たずを続けるんですけれど、でも、なんというか、なんだろう、もう諦めなかったんですよ。諦めたら逃げ出すしかないし、逃げたって家族いるし、諦められないんですけど、なんとかしたいなんとかなりたいってとにかく失敗し続けたんです。そしたら、あるときから少しずつ風向きが変わり始めるわけです。

何がわかってくるって、いやだなってことがわかってくる。これはしたくない。これをしてたら家族を幸せにできない。結局迷惑かけちゃうとか。だったら最初からやらんほうがいいよねとか、最初から金額提示したほうがいいよねとか。その繰り返しで繰り返し。うまくいかなくて嫌われたりすごく責められたりもあって、その人たちと関係を続けられるほど高尚な人間ではないけれど、感謝はしてて、気がついたら、そんな僕が、今やりたい仕事しかしてないなんて、もう嘘だろと思う。

ああ、めんどくさい。書き終えれそうもない。
ああ、うそー、めんどくさい。どうしよう。
もう少しだけがんばってみる。

まぁ、なんというか、あるんです。地方には伝える仕事があるんです。だって人が暮らしているんだから。伝えて欲しいことはあるんですよ。しかも、地方には、東京大阪に比べたら、編集やライター業の人がぜんぜんいないんです。伝えることを肩代わりできる人がそもそも少ないんすよ。

奈良に住んで10年以上が経つけれど、奈良県全体を見回しても、同業者は10人いるかいないか。誰かと競うつもりもないけれど、そもそも10人しかいないなら、まずそれだけでも仕事ありそうでしょ?って話。

そうあるんですよ。でも、ちゃんと伝えて欲しい人が伝えて欲しいことを伝えようとする人があんまりいないだけで、広報ってこういうこと、クリエイティブってこういうこと、こういう表現がしたい、俺はここにいるぞって主張した発信は、もはや都会もそうかもしれないけれど、AIがやってくれるんですよきっと知らんけど興味もねーわ。

大事なのは、自分を知って、誰かが伝えて欲しいこと、自分が伝えたいことが重なる仕事をしたいと宣言すること。その実績を積むこと。真面目に、誠実に、相手を想い、その人に共感して伝えていくこと。そして、恩送りをすること。お金にならなくても、誰かの幸せになるならやっちゃう。そしたら誰かが見てくれてる。

権力に擦り寄らない。群れない。人を価値で見ない。困っている人を助ける。声の小さな人を応援する。美しい道を行くだけ(真木悠介著 気流のなる音の影響)。そんなことができたら、仕事はあるし、俺にできたんだからできるよって言いたい。生きるって言い切る!森山直太朗!めんどくさいからまとめません!うるせー、おわり!

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