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【自己分析】キャリアにおける強みの発見方法

こんにちは。いまてんです。

最近1ヶ月に一回私が運営しているキャリアコミュニティの方々とお会いするのが楽しみです。正直、2週間くらい前から心待ちにしている。

なんで楽しみかって言うと二つあって、一つは1ヶ月でみなさん劇的に成長を遂げて成果出されていたり現実が変化しているから。
それを共に味わいながら感動するのが心から幸せ。みんなでみんなのキャリアを作っている感。


もう一つの理由がみなさんのお悩みを伺って、いまてんの活動ネタができるから!
※キャリアのお悩み解決柴犬として日々考えてるんですけど常にネタが欲しいのです。あと無意識的に自分の悩みに寄っちゃうから他人の悩みは常に聞きたいのです。

今月頂戴したお悩みは以下の内容。

転職活動を考えるにあたって、自分の強みの見つけ方がわかりません。強みって自分で無意識に行っていることが多く一人で考えていると答えが出ないんです。

いまてんへのご相談

いいですねー!すごく本質的。
今回は強みを言語化する方法を一緒に考えていきたいと思います。

それではどうぞ!

■強みって無意識に考えて行動してることが多い

そもそも、行動って「意識的に行うもの」と「無意識的に行うもの」の二つがあります。

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一つ目の意識的に行うってことは、自分自身で「〇〇をやろう」と意識して行動していること。自分で立てた目標なんかはまさにこれ。
目標を立てるってなんでやるのかって考えると「目標を立てないと行動しない」もしくは「目標を立てた方が行動しやすい」からですよね。

だからこそこの意識的に行っていることって「自分が克服したいもの」であるケースが多いんですよね・・・
ゆえにここを深堀してもあまり自分の強みが見つけられないのです。
※無意識的に自分の行動を言語化してリストアップしてるレベルの人ならば、それは強みかもしれませんが。

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一方で二つ目の無意識的に行っていることは自分の強みの宝庫です。
というか仕事って結構反射的にやっていることも多いはず。全部、意識下でコントロールして仕事したら体力ものすごく消耗します。

例えば・・・

  • 会議の準備って、普通ゴール設定から議題を用意するよね

  • 相手が何を考えているか情報収集してから交渉するよね

  • 仕事って複数の人たちで行うものだから情報共有できる仕組みを作るよね

  • などなど

この自分にとっての「普通」を他者と比較して発見して、いかに言語化できるかが強みの発見のプロセスなのです。

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■強みって言っても抽象度のレイヤーがあるよって話

では自分の無意識的な行動の中で強みを発見しよう!って話に行く前に、強みって人によって言っていることが抽象度バラバラなんですよね。

バラバラなこと自体はいいのですが、本当は抽象度高いところで大きな強みがあるのに、なんか具体的すぎて勿体無いなーって感じることやその逆もよくあります。

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この違和感を言語化してみました。
図にするとこれ。

この図は、仕事で成果を出すときに、必要な要因を分解したものです。
成果って、その人の性格や志向性をベースに、人との関わり方や仕事の進め方を通しながら専門スキルを使って、行動することで創出するものですってお話。

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ご自身の強みを話すときに、
・Excelで表が作れます!は専門スキルの話。
・圧倒的な行動力で成功するまで行動します!はコンピテンシーの話。
・ビジョンを用いながら人の共感を生み出し仕事をします!はポータブルスキルの話。

みたいに、今自分の話しているレイヤーを意識すると伝えたいことのレベル感が揃うので補足です。
※面接とかで相手はスキルを聞いているのかな?スタンスを聞いているのかな?って意識するといいですよ。

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■ジョハリの窓って知ってます??

突然ですが、人間には自分の知っている自己と知らない自己があります。もちろん他人が知っている私と他人が気づいていない私も。
それを表にしてわかりやすく考えようー!って言い出した心理学者さんが考案したのがジョハリの窓です。

1955年夏にアメリカにて催行された「グループ成長のためのラボラトリートレーニング」席上で、サンフランシスコ州立大学の心理学者ジョセフ・ルフト (Joseph Luft) とハリ・インガム (Harry Ingham) が発表した「対人関係における気づきのグラフモデル」を後に「ジョハリの窓」と呼ぶようになった。 ジョハリ (Johari) は提案した2人の名前を組み合わせたもので、ジョハリという人物がいる訳ではない。

ウィキペディア(Wikipedia)
ジョハリの窓

↓要はこれね

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強みを考えようー!って思った時
まず最初にやりがちなのが、「自分の強みってなんだろう?」と問いかけること。そして「他人からなんて言われているかな?」って考えると思います。

ジョハリの窓的にはまず考えるのが「解放の窓(自分も他人も知っている自己)」です。

しかし、日々自己の内省を行いながら自己理解をしている人以外は、ここの窓に自分の強みって落ちてないんです。なぜなら、自分が理解している自分は意識的に行動しているため弱みの克服的な側面が強くなるから。

さて、では私がお勧めするポイントは、「盲点の窓(自分は気づいていないけど、他人は知っている自己)」から強みを探すことです。

つまり「自分は自分の強みが分かりづらい」「他人の方が自分の強みを知っている可能性が高い」という前提に立って情報収集・分析をすることが重要です。

■強みを発見するための具体的な方法

最初からこれ言えよと思われる方もいらっしゃると思いますが、実はすでに私の言いたいことは前段で伝えきっており、じゃあ具体で考えたらこんなこと考えられるよね。って話をここからは行います。

①他人に聞いてみる

恥ずかしいかもしれませんが、自分の強みを発見する時は他人に聞くのが一番なのです!

この際のお勧めは「自分は〇〇が強みで、こんな成果が出たと思っているのだけど、あなたからはどう見えている?」って自分の仮説を伝えること。これ言うと相手も判断しやすいですし、話が盛り上がりやすいです。

※急に自分の強み教えてって相談されたらビビるよね。

それで、自分が意識していないだろうけど強みそうなところってある?って突っ込んでみてください。私は月一回(一人)には強みの棚卸しを行っているのですが、ほぼ100%自分では思いつかなかった発見があります。

この時聞くべきは、同僚・上司・親・友人・パートナーのどれかですが、一番お勧めは同僚2〜3名・上司1名からフィードバックをもらえるととっても学びがあります。

転職活動のために聞く場合は、くれぐれも勘ぐられないように「今の仕事で今以上に成果出したくて」とか「プライベートで研修受けてて」とか誤魔化した方がいいですよ。

②褒められたことを思い出してみる

他人とコミュニケーションとるのも大事ですが、できる量も人も限られていると思います。
そんな時に有効なのが「他人から褒められたことを思い出す」と言う技です。

特に自分ではそんなに頑張ってないのに褒められることがたまにあると思います。これって、自分では無意識的に行ってるけど他人にとってはすごいこと=強み につながりますのでこれは意識したほうがよきです。

なんならその発見をした瞬間に携帯のメモ帳に残しておくといいです。それは自分のキャリアを大きく変えるヒントが残されているはずです。

③心理テストを受けて仮説を持ってみる

自分の行動特性や思考特性を考えるヒントとして、心理テストを受けてみるのもお勧めです。
自分ってこうゆう考えをするから、こうゆう行動・強みがあるよって他人に話しやすいのも特徴です。

例えば・・・これとか。

MBTIというユング心理学をベースにした性格類型のテスト。

個人の性格を測るという意味では占いの一種くらいの感覚で受けるのがちょうどいいのではないかなぁというのが個人的な見解ですが、結構当たるとは思います。

あと有名なのは、ストレングスファインダー!

ビジネスシーンでも好きな人多いですし、自分の上位5因子はこれだよー!って言うと話のネタにもなるのでお勧め。

それ以外も生理学・ストレス学から作ったFFSなどが有名です。


いずれにせよ、心理テストの診断に対して「自分の過去の振る舞いだとどうゆうことかな」と具体的に考えてみることが大事です。

■最後に

自分の強みって考えるの大変ですよね。

考える時のコツを今更ながらお伝えします。

・すぐに見つかるという前提を無くす
(少なくとも数ヶ月は考える必要あり)
・一人で見つかるという幻想を無くす
(周りの人の方が自分のこと知っている場合が多い)
・強みは変化する
(強みは場面によって変わってくるので、環境を考えることも大事)

日々自分の強みってなんだろうなーって考える習慣をつけながら、答えのない問いに向き合っていきましょう!!


それではまた。

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