ファンタジースプリングス 新アトラクション 忖度なしレビュー
こんにちは。
先日、6月6日にグランドオープンした東京ディズニーシーの新エリア、ファンタジースプリングスに行ってきました。
奇跡的に一般入園でアトラクションを全制覇できたので、今回は新アトラクション4つの感想を述べたいと思います。
素晴らしいと思った点から正直気になった点まで幅広く述べていくので、これから遊びに行こうと思っている方は是非参考にしていただけると嬉しいです。
大前提として
現在、ファンタジースプリングスはエリア内の入場制限を行っています。
新エリアに入るためには、アトラクションに並ぶ権利を得るために必要な「スタンバイパス(無料)」「ディズニープレミアアクセス(有料)」というデジタル整理券が必要です。
これらの整理券は開園後30分~2時間ほどでなくなってしまう他、一度に取れる整理券枚数が決まっているため、4つのアトラクションを一気に制覇するというのはほぼ不可能かと思われます。
(超ラッキーだと、お昼から夜にかけてスタンバイパスの追加発行があり、そこでも整理券を取れますが、なかなか難しいのであまり期待しない方が良いです)
なので、今回のレビューでは、どのアトラクションを優先して乗った方が良いかという個人的な意見も述べてあります。是非こちらも参考にしてみてください。
アナとエルサのフローズンジャーニー
まず一つ目は「アナとエルサのフローズンジャーニー」。
このアトラクションは、船に乗って大ヒット映画「アナと雪の女王」の物語を追体験するボートライド型アトラクションです。
ディズニーランドのイッツアスモールワールドやカリブの海賊、ディズニー―シーのシンドバットとは異なり、このアトラクションは、船が前と後ろに進むという特殊なボートライドとなっています。更に映画のシーンに合わせて軽い急流下りがあるのも特徴的です。
結論から言うと、内容は本当に素晴らしいアトラクションです。アナ雪ファンなら絶対嬉しいアトラクションだと思いました。
ただ、故障が多かったりボートが水没してしまうトラブルが多発したり、回転率が絶望的で待ち時間が2時間越えになるなど色々と欠陥が見受けられる残念なアトラクションでした。
ここが良かった!
映画の世界をそのまま再現した演出
前述のとおり、このアトラクションは映画「アナと雪の女王」のストーリーをボートに乗って進むのですが、体験時間6分30秒でそのストーリーをほぼ全て体験できます。残念ながら時間の尺上登場できなかったキャラもいますが、殆ど気にならなかったです。
また、アレンデールの街並み、雪山、どれもセットのクオリティが高く、映画の世界に入り込んだかのような体験ができました。特にエルサの氷のお城のシーンはCGなのではないかと思うぐらいリアルで素晴らしい演出がなされていました。
キャラクターたちがめちゃくちゃリアル
このアトラクションに登場するキャラクターたちにも、ディズニーリゾート御用達の「オーディオアニマトロニクス」というロボットが採用されています。
最新技術を使ったオーディオアニマトロニクスで表現されたアナとエルサたち、動きが本当にリアルです。映画の中からそのまま出てきたかのようなキャラクターを目の前で見ることができます。
音響が神
アナ雪といったら「生まれて初めて」や「Let it go」などの数々の名曲がありますが、当然ライド中にたくさん歌声を浴びることができます。
それだけでも充分素晴らしいのですが、今までにないほどの高音質で聴けるというのも素晴らしい点です。
セリフが全てパークオリジナル
これはアナ雪ファンが喜ぶ点だと思いますが、ライド中に流れるキャラクターたちのセリフが殆どパークオリジナルです。
映画では聞くことができなかったセリフをたくさん聞くことができます。
意外とスリル満点
前述の通り、このアトラクションはボートが前と後ろに進む+軽い急流下りがあるアトラクションです。これが意外とスリルがあって面白かったです。
これも映画のシーンに合わせて前に行ったり後ろに行ったり急流を下ったりするので本当にスリル満点です。
とはいっても、スプラッシュマウンテンみたいに高いところから落ちるわけではないので落ちるのが苦手な方でも乗れる方は多いと思います。
ここが気になった!
システム不具合が多すぎる
これが最大の問題点です。
このアトラクション、一日に一回は壊れます。
オープン直後というのもありますが、それでも多すぎるシステム不具合です。オーディオアニマトロニクスが動かなくなったり、氷の城の扉が壊れたり、色んなところが壊れたとの情報が出ています。
一度壊れるとなかなか復旧しないのでアトラクション待ち列も15分待ちから100分待ちに伸びたり、せっかくレリゴー聴いてたのにアトラクションが止まってしまったり、とにかく安定性がありません。
正直よくこの出来でオープンできたな。。。と感じました。
水没するボート
このアトラクション、急流下りがあるので水がかかります。
水がかかる分にはスリルがあって良いとは思うのですが、問題はその量。
なんと、水がかかるというのは、水しぶきがかかるというレベルではなく、水面の水がそのままボート内に流れてくるというレベルです。
乗って分かったのですが、スプラッシュマウンテンに比べてボートの高さが結構低いため、水面がかなり近いように感じました。
なので、急流を下ると大量の水がボートに入り込んでくるようです。
更に、夕方以降に乗ると、ボート最前列が水没していました。軽い池並みに水没しているので、丈の長いスカートを履いている方は最前列を避けた方が良いかもです。
スタンバイパス優先度は?
ディズニープレミアアクセスが残っていたら必ず取るべきです。
スタンバイパスのみ残っていたら他に優先して乗りたいものがない限り取得した方が良いです。
このアトラクションを乗る乗らないではかなり満足度が変わってくると思います。東京ディズニーシーの中ではトップレベルでクオリティが高く、ライド的にもそれなりにスリルがあって誰でも満足できる素晴らしいアトラクションです。
ただ、システム不具合が起きると乗れなくなってしまう上、運が悪いと3時間近く待つことになるため、それを考慮してスタンバイパスを取得するのをお勧めします・・・。
ディズニープレミアアクセスを買えば、システム調整時でもスタンバイパスより優先して案内してもらえるので、買えるなら買った方が良いです。
ピーターパンのネバーランドアドベンチャー
続いては「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」。
このアトラクションは、船型ライドに乗り、ピーターパンと共に空を飛んで海賊たちに攫われた仲間を取り戻すという3D眼鏡をかけてすすむライド型アトラクションとなっています。
似たようなものでいうとUSJのスパイダーマンですね。
スターツアーズのように画面の合わせて動くだけでなく、ライド自体も進むのでなかなか迫力があります。
結論から言うと、ファンタジースプリングスの中で一番おすすめしたいアトラクションです。アナ雪と比べ初期にしては故障も少なく、酔いやすくはありますが、内容も本当に充実していて非常に楽しいアトラクションです。
ファンタジースプリングスに来たら必ず乗るのをおすすめします。
ここが良かった!
満足すぎる内容
このアトラクション、体験時間が6分なのですが、内容的には30分のアニメをみたような感覚に思えるぐらい内容が濃かったです。
とにかく物語の進みのテンポが良いのでかなり見やすいと思いました。
特に最後のシーンは感動必須です。
マジで空を飛べる
このアトラクションの一番の見せ所、それは間違いなく空を飛ぶ演出です。
今までスターツアーズやストームライダー、ソアリンなど空を飛ぶアトラクションはたくさんありましたが、さすがは最新技術、今まで以上にリアルで空を飛んでいるかのような体験ができます。
3D画面がめちゃくちゃ綺麗
多分現在のディズニーリゾートで一番3D画面が綺麗です。
恐ろしいほど画質の良いピーターパンが目の前に来るのでかなり迫力があります。
個人的に驚いたのが、3D眼鏡を外してもスクリーンがあまりぼやけないというところです。今までは3D眼鏡を外すとスクリーンが二重に見えてしまうのが普通でしたが、ついに時代もここまできたんですね。
ピーターパンが話しかけてくれる
これはファンに嬉しい点であり、ピーターパンが私たちゲストをしっかり認識し、話しかけてくれるというのが嬉しい点でした。
今までは、ピーターパンの物語を追体験するだけのアトラクションがありますが、このアトラクションではオリジナルストーリーでピーターパンがゲストを連れてってくれるのでたくさん話しかけてくれます。
どこぞのクモ男みたいに「良い眼鏡だね」とは言ってくれませんが、ピーターパンに話しかけられるというのは本当に嬉しいですよね。
ここが気になった!
めちゃくちゃ酔う
もうこれは仕方ないのですが、めちゃくちゃ酔います。
USJのハリーポッターぐらい酔います。特に最前列はめちゃくちゃ酔います。大丈夫な人には大丈夫だと思いますが、舐めてかかると大変なことになるかと。。。
システム不具合が多い
アナ雪ほどではないですが、やはりシステム不具合が多めです。
ただ、復旧がアナ雪に比べると早いので3時間も待たされることはほぼないと思います。
まだまだオープン直後なのでトラブルが多いのだと思いますが、これも改善されると良いですね。
乗り場直前の待ち列が狭すぎる
乗り場直前の待ち列、結構狭いです。人口密度がエグいです。
人酔いしやすい人には結構厳しいです。人酔いした後の空の旅はかなり過酷なので要注意です。
特に、ここの待ち列でシステム調整が発生した場合、長い間ここで待たなきゃいけないのでこればかりは運ですね。
スタンバイパス優先度は?
乗り物酔いが心配でなければ必ず取るべきです!!
スタンバイパスで取るのをお勧めします。アナ雪のスタンバイパスをとっていたらディズニープレミアアクセスを買うのもありです。
アナ雪同様、乗るのと乗らないではかなり満足度が変わってきます。新技術がたくさん詰まったアトラクションなので必ず乗っていただきたいです。
昼頃のスタンバイパス追加発行で取得しやすいアトラクションではありますが、取得は簡単ではないので心配な方は入園したらすぐに取得するのを強くお勧めします。
逆に、昼の追加発行に期待して別のアトラクションを取るのも一つの手だと思いますがこればかりは賭けですね。
ラプンツェルのランタンフェスティバル
つづいては「ラプンツェルのランタンフェスティバル」。
大ヒット映画「塔の上のラプンツェル」の世界をボートに乗って体験できるアトラクションです。
このアトラクションは、ラプンツェルの物語を辿るというより、ランタンのお祭りを体験しに行くというのがテーマみたいです。
ボートライドとはなっていますが、アナ雪のように前後ろに進むというわけでも急流下りがあるというわけでもないので、シンドバットのように誰でも安心して体験できるアトラクションとなっています。
結論からいうと、個人的にかなり微妙なアトラクションです。
世界観やゆったりとした癒し系ボートライドというのは素晴らしいところですが、ランタンのシーンが8割という中途半端な内容、想像以上に短い体験時間が非常に残念です。
良かった点
ランタンのシーンが本当に美しい
ラプンツェルの映画といったらやっぱりランタンのシーンではないでしょうか?そのランタンのシーンを実際にボートに乗って体験できます。
ランタンの数がめちゃくちゃ多く、名曲「輝く未来」もアレンジが加えられててとても幻想的でした。
キャラクターたちがめちゃくちゃリアル
アナ雪同様、ラプンツェルなどのキャラクターは全てオーディオアニマトロニクスで表現されています。本当に姿から動きまでなめらかでリアルです。
特に、ユージーンはめちゃくちゃイケメンなので必見です。
小さな子供でも安心
このアトラクションは怖いシーンもなければ急流下りもありません。
小さい子供でも膝にだっこして乗るのも可能なので安心して乗ることができます。
ラプンツェルのCVが中川翔子
これはファンには嬉しいポイントだと思います。
映画ではラプンツェルの声優が「セリフパート」と「歌唱パート」に分かれており、中川翔子さんはセリフパートのみを担当していました。
このアトラクションでは、セリフだけでなく歌唱パートも中川翔子さんが担当していました。
中川翔子さんの歌声でラプンツェルを聴けるのはかなり貴重なのでこのサプライズは本当に嬉しかったです。
ここが気になった!
内容が中途半端で短すぎる
先述の通り、このアトラクションはラプンツェルの物語を追体験するものというよりは、ランタンフェスティバルに参加するだけという内容です。
このアトラクションのほとんどがランタンのシーンでそれ以外のシーンがほぼないため、体験時間も5分と思えないほど短く感じました。
正直、アナ雪と比べるとかなり見劣りするような内容だと感じました。
敷地が足りなかったのか、予算が足りなかったのか。本当に残念な内容構成です。
雨の日はずぶ濡れ
これは良い点でもあり悪い点でもあるのですが、謎にこのアトラクション、最初は屋外を進みます。
屋外の景色もすごく良いのですが、雨の日は傘をさせないのでものすごく濡れると思います。
スタンバイパスの優先度は?
ラプンツェルが好きな方、アナ雪やピーターパンのアトラクションが少し怖いと感じるという方にはスタンバイパス取得を推奨します。ディズニープレミアアクセスでも問題ありません。
逆に、それ以外の方であれば、ラプンツェルを優先せず、アナ雪やピーターパンのスタンバイパス及びディズニープレミアアクセスを取得するのがおすすめかと思います。
ランタンのシーンは本当に幻想的で素晴らしいのですが、正直満足度には欠ける内容なので、ラプンツェルが好きな方、ランタンのシーンを一目見たいという方、怖いものが苦手な方には是非ともお勧めしたいアトラクションです。
ティンカーベルのビジーバギー
最後は「ティンカーベルのビジーバギー」
このアトラクションは、ゲストがティンカーベルのお手伝いのためにビジーバギーという乗り物に乗り、ピクシーホロウを動き回って手紙を届けに行くというものです。似たようなもので言うと東京ディズニーランドのピノキオのアトラクションと、東京ディズニーシーのアクアトピアを合体したようなそういうアトラクションです。
結論から言うと、これは小さい子供用のアトラクションでした。
ただ、苦労してファンタジースプリングスに辿り着き、アナ雪やピーターパンよりも優先してビジーバギーのスタンバイパスを取るのはあまりオススメできません。
ここが良かった‼︎
ティンカーベルの大きさになって体験できる世界観
とにかく世界観がミニチュアサイズで可愛いです。
あの小さなティンカーベルのサイズになるので、普段見ている道具やお花、そして生き物などが大きい。そんな不思議な体験ができます。
「あ、この建物ってマッチ箱でできているんだ」っていう発見ができて待ち列から本当に楽しいです。
昼と夜で全く異なる風景
このアトラクションは完全に屋外を走行するので、昼と夜でかなり風景が変わります。昼は自然の明かりで森の中や雪原などを通るので全体的に風景を楽しむことができます。そして夜は森や雪原がライトアップされるので非常にロマンチックになります。さすがは最新技術、ライトアップが本当に綺麗なので個人的には夜の方がオススメです。
待ち列がとてもインスタ映え
待ち列からずっとミニチュアサイズなので、まるで自分が妖精になったかのような写真がたくさん撮れます。インスタをやっている方なら絶対大好きな場所だと思いますし、やっていない方でも充分楽しめるフォトスポットがたくさんありました
ここが気になった
体験時間が一番短い
このアトラクション、間違いなくファンタジースプリングスの中で一番体験時間が短いです。あのラプンツェルよりも短いので本当にあっという間に終わります。
ただ乗って楽しむだけ
これが一番残念な点です。
このアトラクションはティンカーベルの郵便のお手伝いをするというものなのですが、別にハンドルで操作するとか、バズ・ライトイヤーみたいにシューティングをするとか、USJのヨッシーアドベンチャーみたいにターゲットを見つけたらボタンを押すとかそういうのが一切ないです。ただ乗って風景を楽しむだけというアトラクションです。
なぜか乗り物にはハンドルが付いていましたが、しっかり固定されているだけのただの飾りでした。ロジャーラビットみたいにハンドルを使って回転するようなアトラクションにしたらもっと面白かっただろうに、ここは本当に勿体無いなと感じました。
雨の日はずぶ濡れ
先述の通り、このアトラクションは完全に屋外を走行するので雨の日はずぶ濡れになり、夏はめちゃくちゃ暑く、冬は凍るほど寒いと思います。
トンネルなども一切ないので、悪天候の時は覚悟して乗った方が良いです。
ティンカーベルは殆ど出てこない
このアトラクションの主役、ティンカーベルの登場は最初だけです。それ以外は一切出てきません。一度しか出てきません。東京ディズニーランドの白雪姫ですね。
スタンバイパスの優先度は?
アナ雪の急流が怖い、ピーターパンの浮遊感が怖い、ラプンツェルの暗闇が怖いという小さな子供向けに作られたキッズアトラクションだと思うので、ファミリーなどはスタンバイパスを取得した方が良いかもです。当然ティンカーベルファンも楽しめるアトラクションだと思うのでファンもパスを取るのもありだと思います。
ただ、アナ雪やピーターパン、そしてラプンツェルの方が遥かにクオリティが高いので、やはり優先度は一番下になると思います。
まとめ
今回は忖度なしでファンタジースプリングスのアトラクションをレビューしてきましたが、ピーターパン以外は残念な点が目立ったような印象です。
スタンバイパスオススメ順としては
ピーターパンのネバーランドアドベンチャー
アナとエルサのフローズンジャーニー
ラプンツェルのランタンフェスティバル
ティンカーベルのビジーバギー
だと順位づけしました。
これはあくまで個人的なランク付です。意見が異なる方もいると思うのでご参考までにお願いします。
やはりピーターパンとアナ雪が本当に素晴らしいのでスタンバイパス最優先で取った方が良いと思います。
アナ雪もシステム不具合などが多発しなければピーターパンと同等の評価になりました。
スタンバイパスの売り切れ順は
アナとエルサのフローズンジャーニー
ティンカーベルのビジーバギー
ラプンツェルのランタンフェスティバル
ピーターパンのネバーランドアドベンチャー
となっているみたいです。
一番おすすめのピーターパンは10時以降も残っていることが多いので殆どの方が取れるはず。
朝一番でパーク入園したらアナ雪のスタンバイパスを確保した方が良さそうです。運が良ければ時間ギリギリでピーターパンのスタンバイパスを取得できたりキャンセル拾いすることもできるかも。。。あとはディズニープレミアアクセスを買うのも手ですね。ディズニープレミアアクセスを購入するならアナ雪をオススメします。ビジーバギーだけはディズニープレミアアクセスがないので注意してください。
まだまだオープンしたばっかりのファンタジースプリングス。
最初は色々なトラブルがありますが、徐々に改善されると良いですね。
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