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ロック・ギタリストのための「スウィングしない」枯葉(Autumn Leaves)〜前編/Aセクション〜

超有名ジャズ・スタンダード「枯葉(Autumn Leaves)」🍂
ギター教則コンテンツは数知れないほど出回っていますが、ほとんどが「正統なジャズ・ギタリスト」または「これからジャズを始めるギタリスト」に向けて作られているため、「スウィング」のリズムで演奏することを前提としています。
これがロック・ギタリストにとって大きな落とし穴で、せっかく練習して弾けるようになったフレーズをいざ「ストレート」のリズムで弾いてみると違和感がありすぎて「やっぱジャズは世界が違うな🥺」と挫折するケースが後を絶ちません。
この記事では枯葉をストレートのリズムで弾くことを前提とし、覚えたフレーズは一般的なロックやポップスでもそのまま流用できるようにしています。
今回の前編ではAセクションの基礎練習的なメニューを、次回の後編ではB、Cセクションの解説および1コーラスを実践的な伴奏とソロをマスターできます🎸
既存コンテンツにはなかった「スウィングしない」ロック・ギタリストのための枯葉を最後までお楽しみください🥰

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🔸はじめに🔸枯葉を弾く前の基礎知識

枯葉に登場するコード進行は原則として図の①②のみです。キー=B♭におけるダイアトニック・コードと、それぞれをメジャーII-V-IマイナーII-V-Iと呼ばれることだけ知っていれば問題なく演奏できます。
ダイアトニック・コード以外のコードはGmに向かうセカンダリー・ドミナントであるD7のみで、D7をアナライズするときはIII7またはV7/VIと書きます。この図に関してはダイアトニック3番目の音DをルートにしていることがわかりやすいようIII7と書きましたが、以降はV7/VIと書きます。

◾️A、B、Cセクションの特徴

枯葉は①②を組み合わせた3つのセクションで構成されます。
Aは①②、Bは②①、Cは②②です。
今回の全編ではAセクションを、次回の後編ではB、Cセクションを含めてワンコーラス演奏できるようになります。
Cセクション仕組みは一見複雑そうですが、原型となる②②を加工したものです。詳しくは次回の後編で解説しますのでお楽しみに🥰

🔸第1週目🔸コード・フォーム

まずは伴奏で使用する際によく使うコード・フォームを覚えておきましょう。

◼️6弦、5弦、4弦ルートのフォーム

左から6弦ルート、5弦ルート、4弦ルートの順に並んでいます。
演奏スタイルを問わず汎用的に使われるコード・フォームでl、弦のミュートもしやすく、開放弦ノイズも鳴りにくいの特長です。
コード・ネームが変化するごとに3度、5度、7度がどうなっているかを把握してください。

テンションを追加した以下のフォームもよく使われます。

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