①【入門編】〇〇を基準にすれば一瞬でわかる!超実践Aハーモニック・マイナー
ポピュラー音楽におけるハーモニック・マイナーの使い方を①【入門編】、②【初級編】、③【中級編】、④【上級編】の4段階に分けて解説します。世界一わかりやすい覚え方&使い方をここだけでお教えします!ぜひ最後までお楽しみください✨
今回の①【入門編】ではこのようなフレーズの構造を理解&演奏できるようになります👇
知ってますか?ハーモニック・マイナーの特徴
多くの方は「ナチュラル・マイナーの短7度(m7)を半音上げて長7度(▲7)にしたスケールと答えるでしょう。はい、正解です!しかし・・・その覚え方、実践ではあまり役に立ちません。
おそらく、この記事を読んでいる時点であなたは「ハーモニック・マイナーは知っているが、使いこなしている自信がない」とお悩みのハズ。原因は上述したような覚え方をしてしまっているからです。
今回の講座ではその悩みを解決すべく、キーCにおけるAハーモニック・マイナーの使い方を基礎から解説します。既存の解説コンテンツとは一線を画するここにしかない超実践的アイデアばかりですのでぜひ最後までご覧ください。
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🔸対象レベル:ロック中級以上
🔸難易度:★★☆☆☆
🔸練習目安:1日あたり15分x3日
もし分からない、うまく弾けない箇所でお困りの場合はお気軽にInstagramのDM📩からお問い合わせください☺️どんな内容でも親切、丁寧に回答いたします❣️
それでは、スタートです!
(目次をクリックでジャンプします)
🔸第1日目🔸5f〜9fに存在するCメジャー・スケールのポジションを把握しよう
【常にCメジャー・スケールを基準に考える】
前提としてAハーモニック・マイナーは「曲中で一時的にCメジャー・スケールが変化したもの」として使用します。
そのため、Aハーモニック・マイナーの使い方を覚える前に、元となるCメジャー・スケールのポジションを把握している必要があります。
今回はギタリストに馴染みの深い6弦ルートAマイナー・ペンタトニックを含む、5f~9fを基準にしていきます。まずはTAB譜どおりの運指で弾いてみましょう。
🔸第2日目🔸Gを半音上げてG#にすればAハーモニック・マイナー
【「Cメジャー・スケールが変化したもの」と考えること】
Cメジャー・スケールの第5番目の音であるGを半音上げてG#にします。これがAハーモニック・マイナーです。
もちろん「ナチュラル・マイナーの短7度(m7)を半音上げて長7度(▲7)にしたスケール」のように「Aナチュラル・マイナーが変化したもの」として考えるのも正解です。ただし、キーCでアドリブをする際、多くのギタリストはCメジャー・スケールを基準に考えます。
つまりAナチュラル・マイナーを基準にするよりも、Cメジャー・スケールを基準に考えるほうが圧倒的に効率が良いのです(図)。
また、この考え方なら覚えているCメジャー・スケールのポジションのうち、G#を弾けばどこでもハーモニック・マイナーが弾けようになり、新規でポジション練習をするような手間を省くことができます。
このことを意識しながら、TAB譜のポジションを弾いてみましょう。
🔸第3日目🔸そのまま使える!基礎練を兼ねた実践フレーズ例
【ちょっと待った!いつまでその基礎練やるの?】
中級ギタリストに多い傾向で「スケール音を順番通り」「8分音符を均等に」クリックに合わせて弾けるようになるといつか「上手いギタリスト」になれると勘違いしていることがあります。
上級者は必ずリズム譜のテンプレートを持っていて、スケール練習するときも上述のような練習をせず、いきなりテンプレートに当てはめて反復練習し基礎練をスタートします。無意味な基礎練フレーズなど一生使わないことを知っているからです。
下のTAB譜は第2日目の基本ポジションに「小節のアタマに8分休符を入れて弾き始める」というテンプレートを当てはめた例です。いかがでしょう?こうすれば基礎練フレーズをそのまま実践で使うことができますね。ぜひあなたも、いつもの基礎練メニューにテンプレートを当てはめて実践フレーズのストックを増やしていきましょう
①【入門編】お疲れ様でした❗️
ハーモニック・マイナーの基本構造について、いかがでしたか☺️?
読み流すだけなら一瞬ですが、しっかりマスターするのはある程度時間がかかります。今回の内容は非常に重要ですので決して甘く見ず、ブックマークなどして何度も見返してください。
次回はキーCでAハーモニック・マイナーを弾く具体的なフレージング術をお届けします。
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②【初級編】はこちらからぞうぞ🎸⇩
🔸もっと深く学びたい方へ🔸
このアイデアを他の指板域で活用するなら
今回の記事では5f〜9fという指板域で弾きましたが、僕の教材「ロック中級以上のためのCメジャー・スケール」では指板域を12箇所にエリア分けしています。今回のアイデアを12箇所のエリアへそれぞれ適用すると、すなわち指板全域でAハーモニック・マイナーが弾けるようになります。
ぜひ教材ぜひ手に取っていただき、指板を広く自由に駆け巡る喜びを体感してください☺️
メンバーシップのご紹介
さらに楽しく、日々の練習をサポートするためのメンバーシップ「imashuku流フレーズ・メイク術すべて教えます」(月額990円)では、テーマに沿ったフレーズ・メイクの基礎となるスケールやアルペジオ練習メニューはもちろん、そのまま使える実践フレーズや、よくある「素人っぽい例」まで細かく解説し必ずご満足いただける充実のコンテンツをお約束いたします。2024年7月にスタートし更新は毎月2回以上、ただいま初月無料キャンペーン中です!
最後に、このコンテンツに関するご意見、ご感想を以下のアンケートからお聞かせいただけましたら幸いです❣️
このたびは、記事をご覧いただきまことにありがとうございました!