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ソロフェスからみる石田亜佑美の強さ

今年も開催されたソロフェス!、皆さんご覧になられましたでしょうか。アンジュルム9期までのハロー!プロジェクトメンバー全51名が、それぞれセルフプロデュースでソロパフォーマンスを行う年に一度(になった)のお祭りです。
全員の感想も書いています↓

タイトル通り、この記事はソロフェス!における石田亜佑美さんのパフォーマンスの話になるのですが、
いや~~~~今年「も」驚かされました
私は彼女を知ってファンになったのが昨年の今頃で、いうなれば新参者なのですが、彼女は普通の女の子の感覚が残った中で、努力と数%の閃きで、人の心を震わせることが本当に上手だなと感動するばかりです。
いうなれば天才型ではなく努力の秀才型なのですが、何かを表現することに対してのパワーに底がないとつくづく感じます。


今年、あゆみんが選んだ曲はカントリーガールズの「どーだっていいの」

この頃のカントリーのレトロ感がめちゃめちゃ好きです。今更ですが今回のあゆみんの小道具からこの曲予想できた人もいそうですよね。私は全く気づきませんでした。

「どーだっていいの」を選んだ理由はソロフェス翌日のブログに詳しく書かれていました。

私は、
石田は考えすぎだよと色んなシーンで色んな人に言われてきて、考えすぎは良くないと思いながら考えすぎってなんだろうとまた考えて、、、という自分がいまして、
そんな自分に自分でも疲れる時があります☺️💔
でも今回は、そんな自分を受け入れて、考え込んでやろうじゃないかと、それが自分らしいんだったらそうしようじゃないかと、
何がしたいか、
どう思われたいか、
どんな自分になりたいのか、
たくさん考えました

「どーだっていいの」
端からみれば投げやりになったか!?と思えるような曲名ですが、歌詞がとてもいい曲です。
今回のあゆみんパフォーマンスで一番伝えたいフレーズって何なんだろうと考えながら歌詞を読みなおしたのですが、隅々まで必要なものばかり。
過去のソロフェス!2に関するブログやnoteを読めば読むほど、この曲に対しての解釈と向き合い方があゆみんのやりたいことと一致していることが分かります。
(今年もどう表現されるか悩んだとのことですが、伝えたいことが決まってからは一直線に「楽しむ」ことをずっと話されています)

正直、よくこんな歌詞の曲、掘り返してきたな!?と思いました。
聞けば聞くほど伝えたいことに合っていて面白いです。


前回、彼女はミュージカル仕立てのミディアムバラードで挑み、メロ部分をセリフに変え、曲へのアプローチをダンスと歌ではない形に変えて表現しました。
演技力という彼女の一つの強みを引き出しから持ってきて、それをステージでパフォーマンスすることを選び、「当たり前」だと思ったものを壊してでも新しいものに挑んだその姿勢自体に、強いメッセージ性が残りましたが、今回のメッセージはより強烈で具体的です。

今回のパフォーマンスは、特に受け止める人がいる前提でのメッセージ性の強いパフォーマンスだと感じられました。

そもそもの強みの話をさせて下さい(ここでタイトルをやっと回収する)
昨年と今年で、パフォーマンスの形は違うのですが、

・アイデア性
・挑戦する姿勢、意思
・自分が一番表現したいことの一貫性
・エンターテインメントへの昇華の上手さ

共通して上記の点が非常に高いです。
特にあゆみんは3点目の「今」自分が伝えたいことは何か、表現したいことは何かを考えながら取り組む人だなと思っていて、「どーだっていいの」のギターイントロが流れた瞬間、今年はこう来たかと唸りました。

この「今」「自分が」「何を」したいかを明確にして取り組み、「人に伝える」こと、これが特筆する石田亜佑美の強さなんじゃないかと感じます。


「今、自分が何をしたいかを明確にして取り組み、人に伝える」
書くだけでは簡単なのですが、これって生きているうえで常に問われることなのにすごく難しいんですよね。

それこそ、自分のやりたいことが、相手にとって吉と出るか凶と出るか分からなかったり、タイミングが悪いのではないか、今ではないのではないか、本当に自分がやるべきことなのか、など…いろいろ考えてしまったり。

もちろんそれって全然おかしくなくて、生きていて到底気にして当たり前のことです。
だからこそ他人のことを考えて生きていると、どこか自分の中でセーブしてしまったり、遠慮してしまったり、それで後悔したり納得したりするんですよね。

なんか既視感ありませんか?
そう、さっき上で引用したあゆみんが「どーだっていいの」を選んだと書いた直後の文章です。

あゆみんは本当に真面目な人柄で(本人は〇〇と言っていますが笑)、何かをするときも周りへの影響をしっかりと考え、行動しようと努める人です。(そうじゃなきゃ「考えすぎだよ」なんて言われないので…)
そんなあゆみんの気持ちが何かのきっかけで殻を破ったとき、曲が思いを補強し、ステージで全力でパフォーマンスすることで、ファンへ強いメッセージ性をもって届く。今回のソロフェスはこれが強く出ていたと感じました。

じゃあ殻を破る何かのきっかけって何?という話なのですが、あゆみんの場合「夢」が原動力になっていると思っています。

〇〇をやってみたい。〇〇を伝えたい。〇〇が欲しい。

小さなことでも、すべて叶えたい夢です。
あゆみんは純粋にそのために努力を重ねて見せてくれる人です。
今回は下記の気持ちを届けるが原動力になったのかなと思いました。

やりたいことがあるのに出来ない、
好きなことに集中できない、
まわりの目が怖くなってしまう、
今もどこかで不安と戦っている方がいたとしたら、
大丈夫だよが届けーと☺️🍀
だからほんとに、
総じて、
とりあえず楽しも!!

ブログに書かれているものをそのまま引用しているだけなのですが、ファンの人に届けたい本質の優しさが染みます。本当に石田亜佑美さんの言葉選びが大好きだと思う日々です。
これを伝えたくてパフォーマンスをしたとすると、「どーだっていいの」を選び、自分が立つところがステージ!かのような自由で楽しそうな振る舞いをしたことも、すべてが点と点が線になって気持ちがいい。

先述の通り、今回は曲へのアプローチも非常に上手く(ここが彼女のすごいところで、進化しているんですよね)、曲とともに説得力を増強させていたところも、より響いたと思いました。選曲からもうお見事でした。


さて、ここからは少し余談になります。

あゆみんの原動力はと書いたばかりですが、それだけではないです。

見てくださる皆さまがいるから、
なにか伝えられるように頑張ろう、
画面の向こうにいるあなたが、
笑顔になってくれたらいいなと、
そんな気持ちで頑張ることができます
いつもありがとうございます☺️🧡

※こちらもブログからの引用です。
もうね~~~私はアイドルという概念が大好きなのですが、アイドルはファンがいてこそ成立する存在だと思っていまして、アイドル側もそうやって見ていくれる存在を糧にしてくれていることがありがたいというかすごくいい循環が出来ているなぁと思うんですよね。(早口)
あゆみんの原動力に自分たちも入っているのかと思うと、本当に嬉しい限りです。

そうやって画面の向こうの相手を意識して、パフォーマンスを通して背中を押すことが出来る人だと、ソロフェスを通して強く感じました。


またまた話は逸れますが、今回のソロフェスもファンからのリクエスト楽曲を受け付けていたものの、「どーだっていいの」はリクエストには入っていなかったと謝られていました笑


確かにファンが見ている「石田亜佑美」に応えることって、この商売をしている限り必要です。ただ、パフォーマンスに対して何を伝えたいかを決め、それに見合った曲は「どーだっていいの」だった、という答えを一人で見つけたことが純粋にすごいと思いましたし、その表現をしてくれたことが、個人的にはファン冥利に尽きました
想像のその先を見せてくれる姿が、私が彼女を応援する理由の一つでもあります。

終わりに

ソロフェスでのあゆみんの楽しんで!という気持ち、こんなご時世で不安になることもたくさんあるけど、大丈夫だよ!と背中を押してくれるメッセージ。
私たちファン側にも届きましたが、もちろんハロメンの心にもきちんと届いたからこそのMVP2位という結果なんだと思います。
もうハロー!内ではベテランと呼ばれる存在。それでも自ら挑戦し続け、夢を見続ける姿、あっと驚くような演出のアイディア、一つ一つに真剣に取り組む姿、アイドル・表現者としての姿勢。すべてを総じての18票なんじゃないかな、と思いました。

推し始めてそろそろ1年。
彼女を応援出来ていて幸せだなと感じることが本当に多いです。
2年連続の受賞者はあゆみんだけ。
MVP2位、誇らしいです。おめでとうございます!


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