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45 46 ネズミとヘビ(米川さんの絵本)
45.ネズミ
森には沢山の野ネズミが居る。
黒百合平にも何種類かいる。
ヒメネズミ、ヤチネズミ、アカネズミ、ハタネズミ等が居るよ。
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解説
米川正利です。
一番可愛いのは、ヒメトガリネズミ(モグラ科)。日本で一番小さなネズミだがモグラです。
ハタネズミとヒメトガリネズミは小屋の中によく出てきて遊んでくれる。
仏壇に毎日上げるお供えのご飯を食べに来てくれる。可愛い奴です。
高度順応を研究している学者によると、標高2000mを越える所に住み着いているネズミは酸素が薄い為、血液が濃くなり心臓が肥大しているそうです。
高山帯に住んで居る人間も同じみたいです。
高山帯では酸素濃度が薄いため、身体が酸素を取り込みにくくなって血中の酸素濃度が低下します。そうすると身体は酸素濃度を保つために、赤血球数やヘモグロビン濃度を増加させるようです。
平地に戻ると酸素を吸収しやすくなるので、スポーツ選手などが高山帯で運動をしています。
ヒマラヤに登山する人達も時間を掛けて高所順応するのも、高い山に体を慣らす為みたいです。
Saitouです。高山病について、HPを検索してみますといろいろ書いてありました。ウィキペディアによると
高山では空気が地上と比べて薄いため、概ね2400メートル以上の高山に登り酸欠状態に陥った場合に、さまざまな症状が現れる。 主な症状は、頭痛、吐き気、嘔吐、眠気(めまい)である。他に、顔や手足のむくみ、眠気やあくびなどの睡眠障害、運動失調、低圧と消化器官の機能低下からくる放屁などが現れることもある。[3]低酸素状態において数時間で発症し、一般には1日後 - 数日後には自然消失する。しかし、重症の場合は高地脳浮腫(High-Altitude Cerebral Edema; HACE)や高地肺水腫(High-Altitude Pulmonary Edema; HAPE)を起こし、死亡に至ることもある。
身体の酸素濃度が急に低下して、頭に酸素がいかなくなり頭痛が起きたり、吐き気やあくび、だるさやしびれなども高山病のよく聞く症例です。
高山病までにはならにものの、Saitouは諏訪湖の標高が795m。諏訪湖周辺で生まれ育った私も現在の家は1300m程。米川さんご夫妻に「心臓が強くなるよ」と笑いながらよく言われます。
疲れた時に車の運転をして帰宅時に1000mを越える頃、耳が詰まったような感じとなります。飛行機に乗った時とか、スキューバダイビングで水のなかに潜った時に耳に感じるような。
海抜ゼロメートルから2000m越える山に登る際には、一気に登るのではなく、徐々に身体を標高に合わせていくとよいようです。
特に基礎疾患をお持ちの方など、海辺に住まわれている方も一気に標高の高い所に移動できる時代、どうぞ身体を標高に慣らしながらゆっくり登山をお楽しみください。
46.ヘビ
ネズミが多い所はヘビが付きものだ。
天狗岳の頂上でも
ヘビを見かけた。
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解説
米川正利です。登山口の渋の湯、唐沢鉱泉、温泉で地熱が有る所は住み心地が良いのかネズミが多いです。
そしてヘビも沢山居ます。
黒百合平も小さな高山帯に生息するヘビが居ます。
米川さんの絵本校正中、引き続きよろしくお願いいたします。
おはなし絵:Yonekawa Masatoshi共著:Yonekawa Keiko , Saitou
※この記事は米川さんの絵本proofreadマガジンに掲載中です
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