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事後評価報告書の成功要因・波及効果・効率性・結論・提言って何書けばいいの?

1月になると複数の実行団体さんから私にお問い合わせがあります。

通年事業の3年目の事後評価の時期なのですが、評価に関するアドバイスやそれに関連する作業をしてもらえませんか

と。通年事業の3年目の1月というと、事後評価報告書の提出が2月ですから、本当に終盤の時期です。

こうした問い合わせを初めていただいた時には信じられませんでしたが、それが複数あるということは、何かあるんだろうなと感じていました。

よくよくお話を聞いていると、事業はきちんとされていて成果もでているようなのですが、事後報告書の以下の項目をどう書けばいいかわからないというケースが多かったです。

  • アウトカムの達成度

  • 成功要因と課題の検証<事業の成功要因と課題の検証>

  • 波及効果・副次的・想定外の成果<思わざる成果や結果の確認>

  • 事業の効率性 <予算と実績の差、もし再度実施する場合の予算配分>

  • 結論:事業の妥当性<課題やニーズの適切性、事業設計の整合性、事業運営管理の適切性、成果の達成状況の振り返り、重要と思われる点や特筆すべき点を根拠として記載>

  • 提言<社会への提言>

せっかく3年間頑張ってきた事業ですから、きちんと評価をして、社会的に意義ある事業だったと報告したいですよね。

今回のnoteでは、私が急遽1月に評価活動のお手伝いをした際に意識したポイントをまとめました。

本来なら3年間伴走支援をして一緒につくっていくのが望むべき姿ですが、事業をしっかりしていたら、ポイントを絞ることである程度の評価活動ができるものです。

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