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資金分配団体の非資金的支援の評価こそ、評価アドバイザーにしてもらえ

資金分配団体の中間評価において非資金的支援を評価する必要があります。

プログラム・オフィサーの活動評価 
実行団体の組織基盤強化と環境整備支援をとおして、資金分配団体のプログラム・オフィサーとしての実行団体の伴走支援の活動量、質(事業が目指す成果、効果への貢献度等)を客観的に評価します。

JANPIA作成の評価指針から抜粋

これは実行団体に対するPOによる伴走支援が、実行団体の活動・アウトプット・アウトカムにどうつながったかを客観的に評価する必要性があるということです。

多くのケースは資金分配団体が実行団体にアンケートやヒアリングをすることになります。しかし、資金提供者でもある資金分配団体がアンケートやヒヤリングをすると、実行団体が本当は不満があるがそれを言わなかったり、いいことしか言わないといったことにつながることがあります。

こうしたことや、評価に客観性をもたせるためにも、ここは第三者の評価アドバイザーにヒアリングと報告書作成をお願いするのがよいです。

ヒアリングは以下のように進めます。

  1. 資金分配団体が各実行団体に行った伴走支援の活動リスト(ロジックモデルに対応したもの)を得る

  2. リストに沿って実行団体にヒアリングし、ロジックモデルのアウトカム単位で『質的と量的』に『適している・不足・過剰』で評価してもらう

  3. ヒアリングで聞き取ったコメントの中で、資金分配団体の改善につながるものをまとめる

  4. ヒアリングにて実行団体に中間評価までの非資金的支援への感想と、事後評価時までの期待を聞き取る

  5. 上記1.~4.を報告書にまとめる

参考に報告書の項目を以下に示します。

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