8月12日、18時56分
38年経っても「8月12日の123便」を忘れることはない。
一瞬のうちに520名の命が奪われた記憶。
その業界で仕事をしていて、この事故がどれだけのインパクトを持っていたか。
航空機事故というのはヒューマン・エラーを問いただされることが多い。
「圧力隔壁」の修理ミスとされるまで、時間もかかった。その間に航空機の安全性への警鐘も繰り返し、そこで働く人々から投げかけられた。
起きてしまったことから、何を、どう、学習するか。
アサーションを学んでいて、知ることになった
「ヒューマンエラーを裁けるか」シドニー・デッカー著/東京大学出版会
「起きてしまったことから最大限の学習をし、それによって安全性を高めるための対策を行うことと同時に、事故の被害者や社会に対して最大限の説明責任を果たすこと。この二つの目的を実現するための挑戦を続ける組織文化が「ジャスト・カルチャー(公正な文化)」なのだ。」
(監訳者による解説とあとがきより)
一年に一度、空の安全を願う日は多くの人が行き交う日だ。
8月12日、18時56分、合掌
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