やっぱり「ふりかえり」が大事
日常生活は体験の連続。体験したことを気づきや学びにしていくためには、やっぱり省みること・・・「ふりかえり」が大事だなあと思う。
研修を始めてしばらく経ったとき、一方的に講義をするスタイルでは「伝わりにくい」、「伝わらない」と感じたことがあった。そんなときに、出会ったのが「体験学習」という学び方。例えていうと、自転車の乗り方を身につけたのと同じスタイルの学習方法だ。どんなふうに乗るのか乗り方を教わり、教えてくれる人が乗る姿を見、自転車にまず座ってみる。そして、支えてもらって乗ってみて、コケる・・・を繰り返すと、いつの間にか支えてくれていた手が離れて、乗れるようになっている。体験して、くりかえして、うまくいかないのはなんでかなあと考えながら身につけていく。自分で発見することが最も忘れない学びになる体験学習という方法は、「ふりかえる」ことが大事なのだ。
「やりっぱなし」ではその瞬間の自己満足にしかならない。やったことを、体験したことを、その人にとって価値あるなにかを見つけていくために「ふりかえり」はある。
しっかり「ふりかえる」体験をデザインするのがファシリテーターの大事な役割だと思う。