集い、学び続ける女性たち
ウイングス京都主催のジェンダー論基礎講座を受けている。
テーマは「フェミニズムってなんだろう」だ。
第2回は「フェミニズムと戦後日本の女性たち」
これまでは都市女性で農業に従事しない女性を中心に研究がされてきたらしいが、本講座を担当してくださった立命館大学の柳原恵先生が教えてくださったのは、岩手の農村女性の生活記録運動から考えるフェミニズムである。
自らに内在する力をエンパワーメントすることを阻害する要因と勇気づける要因の両方から影響を受けながら、女性たちは「学ぶこと」「語ること」「書くこと」から支え合い、シスターフッドを紡いでいく。
「女だから」という理由で、押さえつけられてきた「わたしもできる」という自信を取り戻していくための「ともに学びあう」集まり。
40年近く経った今でも東北の地で継続されているという。
根強いジェンダー規範に女性たちが集まって語り合うことがエンパワーメントの力になっていったことは勇気になる。
岩手の女性に敬意を表したい。
「<化外>のフェミニズム~岩手・麗ら舎読書会の<おなご>たち」(ドメス出版)柳原恵著
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