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(生)林檎博’24 SAITAMA

こんにちは。AOMORIに引き続きSAITAMAに行って参りました。

さて、みなさん人生に於ける私の偶像、椎名林檎嬢が博を開催しました。
このやり場のない胸の高鳴りを今ここで共有させていただけませんか。

以下ネタバレを含みますので、拝読していただく際にはご注意ください。
また否定的な意見を含む場合がございますが、一個人の意見であり拝読していただく方を否定する訳ではございません。予めご承知おきください。


まず初めに少しだけ自己紹介をさせてください。
いまお、30代独身男性。愛好家歴は26年。ウルトラC以降林檎、事変問わずすべてのライブに参戦。(フェスやシークレットゲストを除く)
熱量がありすぎて人前であまり奴のことを話したくない痛いOTK
本編も好きだが細かい細工を見るのが好き
将来住みたいのは東京タワーの2〇2〇階か葛城邸の離座敷









以下ネタバレあり



それでは本編。
リセールで当選したSAITAMA3日目。
青森以来の参戦で、終始大泣きしていたせいで記憶が曖昧。
そんな林檎博に幸運なことに2度目の参戦。
リセールなこともあり事前通販は終わっており、二次会の募集も終わっており、当日の予定を熟考。

翌週の福井参戦が自身の千秋楽なのでグッズはそちらでと思い数点だけSAITAMAで購入予定と割り切り計画
2024.11.24
7時 起床、身支度を整える
8時 出発
9時40分 ヘアセット
10時30分 新宿で双眼鏡を購入
11時30分 SSA着弾 R氏を横目にグッズ列へ並ぶ
予定品は野球帽と博T鶏色(XL)
並んだ時点で数点売り切れあり、事前通販強し
12時30分 グッズ購入 目の前で鶏色(XL)が売り切れたため(X)に変更
13時 グッズを入れる袋、ヘアピンを購入
13時30分 時間つぶしのために映画鑑賞
15時30分 SSA前で班長探し→見つけられない
16時30分 R氏と対面
17時 開場とともに入場

毎度お馴染み大量の花輪を横目にグングンと進む
それは丸で黒猫道のように
席はアリーナB6ブロック 14列目最通路側
上手側で一安心
今回花道はあるにせよ、演出的に背中側が多い気がしていたため
時間までお手洗いや双眼鏡の調整などを済ませ大人しく着席


斎藤ネコ氏率いる銀河帝国軍楽団とTシャツにもなっているバンドメンバーが入場、盛大な拍手と共に迎え入れられる。
チューニングとともに奴が降りてくる幕が下ろされ愈々

鶏と蛇と豚
お馴染みのストロングマシン1号氏を含む僧侶が光線を出しながら降臨
左右のモニターにはアンドロイド化された奴が映し出される。
思い入れのある曲のため涙。
僧侶が出した椅子に座ったかと思ったら二曲目

宇宙の記憶
坂本真綾氏への提供曲、2019年は発表
アニメ「BEM」のオープニング、いつも自身で作詞している坂本さんが
今回はまな板の上の鯉になって、奴に料理されてみたかったと語った曲
捻くれもなく従順に対照(対称)な歌詞、演奏はSOIL&"PIMP"SESSIONS氏だけあって銀河帝国軍楽団との相性は抜群
上から降臨したかと思うと「地球の皆さん、ごきげんよう」と挨拶
後光が射したかのよな言葉に沸く会場
手旗が振られ奴を会場中で歓迎
最後の「あなたは生きている」でまた涙

永遠の不在証明
事変曲!!
最近奴は名義違いの曲をするのが好きなのだろうか。
一時奴名義のライブの時は事変曲をやらないことが多かったのに
最近曖昧に感じる
まあ周年イヤーだったにも関わらずライブがなかっただけに有難い
スクリーンにはSHISEIDOの417SoundWaveが大きく映し出される
オリンピックの悪夢が蘇る
奴はいつも通り多くは語らずただひっとりとしていたが、MIKIKO氏が泣きながら語っていたのが胸痛する

静かなる逆襲
やはり逆襲、そう逆襲するのだ!!
事変だったらここは復讐だったのだろう
2番の歌詞が刺さる
何に向けて、誰に向けての逆襲なのか
それは皆迄…

秘密
これまた事変曲
しかも秘密…初期曲!!
隠れた名曲のひとつ
DISCOVERYのラップとギターソロが思い出される
伊澤氏はいたが、声は発さず演奏に徹していた
そう、この林檎博は女の園であるため、男声禁制。
不惑のMCで語っていたことが思い出される

浴室
最近この曲気に入ってるね
定番化してきて嬉しい一曲
スクリーンには08や真空地帯のような林檎の皮むき選手権の模様をお送り
舞台上の奴は包丁だけを持ち腕を左右に上下させている
巻き舌も健在
噫、これが求めていた奴だ…

命の帳
又もや事変曲、嬉しい限り!!
久々のラブソング
初期にはよく書いていたが、時を経てここまで直球なラブソングに度肝を抜かれたのをよく覚えている。
音楽のスルメナンバー
まだラブソングを手掛けることができるのかと
しかも事変のバンドサウンドでそれが表現できるのかと

TOKYO
私の人生ソング
大泣き

短く切り上げて消え去りたい。飲み込んで東京。

人生35年まで、あと数年
高が知れた未来、終わらせてしまいたい

さらば純情
ここでは奴は衣装チェンジのため一度捌け、スクリーンには水玉が歌声に共鳴して動く
そしてやがて水玉は大海原へ…

カップリング曲ながら真理を突いてくる

舞台上にはジェームズホタテガイのような立派な二枚貝が登場。
中からは人魚に扮した奴
ヴィーナス誕生のような神々しさ
先生、こんな演出なんですか!!

おとなの掟
博で初めてのコラボ曲
松たか子氏の登場はなかったものの
ここまでのことは秘密とでも言わんばかりの選曲
ゲスト曲だったたけに登場がなかったのは残念だったが、いい曲には変わりない
歌詞はオール日本語で歌い上げる

大人は秘密を守る
While an adult can keep a secret alone


博お馴染みのお子氏のナレーション
可愛い、とにかく可愛い
母がアンサーソングを書いたと曲紹介をする

MOON
REBECCAのカバー
NOKKO氏とは違うテイスト
オケ仕様で一部歌詞カットで歌う
私の母が唯一教えてくれたバンド
一度だけ一緒にカラオケに行ったときに歌ってくれた曲
号泣、今は亡き母を思い出す
良い母ではなかったが、これにはクるものがあった

奴が嫌いなあの方への当てつけかとも思った
盗作、ダメ絶対!!

ありきたりな女
MOONのアンサーソングがこれ
公式答え合わせ
女性の一大イベントとも呼べるひとつがテーマ
アイスのピアスが欲しくなるMV
いつか4連開ける
Good Byeの伸びが気持ちいい

生者の行進
AI氏登場
博最初のゲスト
歌いだしのAI氏流の低音ボイス
二人の母が母性と野生を剝き出しに歌い上げる
AI氏の盛り上げに会場もひと際沸き立つ
呼びかけに合わせて一面はためく手旗
???「お美しい」
最後奴が「AI~」と呼びかけ、AI氏は去るが最後の最後まで会場を盛り上げるAI氏
流石です。

ジプシー
伊澤氏のバンドあっぱからのカバー
青森の時は新曲と言われていたが、実はカバー
これまでペトロールズからのカバーはあったもののあっぱからは初めて
しかも事変ではなく奴名義でのライブ
一時は大喧嘩したと噂された二人が再生を機に仲良し路線に
お互い時間を経てより成熟したのだろう
全体を通してここぞとばかり巻き舌を乱用する有様

SIS氏の二人と舞台上で踊る、転げるの演出祭り
これからどこかへ旅立つような演出

人間として
好き、ただ一言。好き。
奴が何かの主題歌などを書き下ろすとその特性故ネタバレが含まれる
この曲もそのひとつ
人間としての”正義”とは何か、それは何によって齎されるのか
ドラマとリンクして楽曲の解像度がぐんぐんと上がっていく
今年の4月17日に発売したのも記憶に新しい
ドラマ制作陣からの注文とは違う方向で納品したというが
もし意向に沿っていたらどんなものになっていたのか…

望遠鏡の外の景色
オケ紹介といえばこれ!!
不惑の時は化粧直しだったかな?
これは何方かのリクエストだったとかそうじゃなかったとか
各パートで盛大な歓声と手旗が振られる
特にバンドメンバーと斎藤ネコ氏、SIS氏は一段と大きかった
me olvidé de todo
岩川光氏によるスペイン語訳
この歌詞を訳しただけでもクレジットに載せる職人気質

茫然も自失
前曲のような最後の歌詞
英タイは”closed truth”
やはりこの博には秘密が隠されている
こちらもすべてスペイン語詩
大切な人を亡くし自分の空っぽさに気付く

意訳だが、私が本当に欲しいものはお金では買えない
人生の宝物は壊れてしまうのね、きっと

の部分が染みる

ちりぬるを
第二ゲスト、中島イッキュウ氏
正礼装で登場、奴も対のように登場
15周年の5月27日のデビューに発売した”いろはにほへと”を思い出させる
いろはにほへとが生/ちりぬるをが死
放生会のインタビューでもこの曲は別れ/死についてと言っているように
アンサーソングなのだろう
ふたつ合わせて諸行無常の意味もある
やはり奴が言いたいことは常日ごろ一貫しているのだろう
ラスサビ辺りでマイクを持ってステージ中央へ
中島イッキュウ氏の背中にそっと手を添える奴、尊い

そして最後の歌詞から夢の中へ…
ああ、諸行無常のように生死の世界に連れていかれるのか…

ドラ1独走
SUZUKA氏の声が聞こえるが、登場なし
SIS氏のお二人が上手から登場してのでもしや?っと思ってしまったが
上手側スクリーンにSUZUKA氏、中央スクリーンにメンバー氏
これ迄の流れをブチ切りアゲアゲソング
スクリーンは球場に早変わり
右にはSUZUKA氏、左には奴、中央には学校のリーダーズのメンバー
会場一面に手旗がはためく
球場風の広告は黒猫堂とSHISEIDOだったかな?

タッチ
AOMORIではSUZUKA氏がウグイス嬢アナウンスをやっていたのに
SAITAMAではDaoko氏に変更されていた
Daoko氏の背番号は36(だったかな?)
広告はアルコール飲料と何かに変更
後ろにはDaokoのネオンがギラギラ
1番を歌いきるDaoko氏の端で投球フォームを確認する奴
さあ、1番を歌い切ったところでDAOKO氏のウグイス嬢
「センター、代わりまして椎名林檎。背番号51」
で、端から登場する奴、背中を向けて背番号を強調
ドラ1独走のMVでも披露していたスーパースターのフォームを披露していただけあって背番号は51
ドスの聞いた低音でPOPSから歌謡曲へ早変わり
タッチが終わるとDaoko氏上手へ…
ゲスト先見せしてコラボ曲歌わない贅沢な使い方…
「ほよ?」と思っていたら…

青春の続き
ああああああああああああああああ
また大泣き
背景は雨の球場に早変わり、野球ユニフォームのままぽつねんと歌う
BonVoyageで歌詞とマッチしまくった情景に涙したのを今でも思い出せる
が、今回だって一緒。
「時を止まれ」
止まってくれえええええええええええええええ

自由へ道連れ
中島イッキュウ氏、拡声器と共に再登場
青春の瞬きとは一転してアゲアゲソング
さっきの涙はどこへやら
やはり1番は中島イッキュウ氏
奴は裏でお着換え
2番で奴登場、フリフリの余裕の凱旋のMVっぽい衣装
中島イッキュウ氏は一人花道を歩きセンターへ
右へ左へ煽り、はためく手旗
最後はお互いを指さし

余裕の凱旋
奴と同じ衣装でDaoko氏、再登場
そりゃカバー曲歌わせて終わりなわけないじゃん
「テレパシー」で奴にテレパシーを送り、「テレパシー」を受け取る奴
可愛い、とても可愛い
昨年の諸行無常とは打って変わっておとぼけドジっ子Daoko氏

ほぼ水の泡
よくSNSで呑兵衛の方がよく呟いてた
最初はなんのこっちゃ分からなかったけどやっと分かりました。
もも氏登場
後ろからはデカ招き猫登場
「ホルモン、ね」の「ね」溜め過ぎ問題
ラスサビで上から札束の雨
私の席はAOMORIに引き続き隣のレーンに振ってきて
こちらには振ってきませんでした。

「歌いたいからもう一曲歌っちゃいまーす」で全ゲスト再登場(AIを除く)

私は猫の目 album ver.
全ゲストで歌う。茶番、コント。
「景気回復ビームだ」も字幕になってて笑う
デカ招き猫の目からビームで全演者土下座で浴びる
花道から帰るとき奴は角を直角に礼儀正しく曲がる

~アンコール待ち~

初KO勝ち
のっち氏の声がいきなり会場に響き渡る
上手スクリーンで大きくのっち氏が映し出されるとステージが再び明るくなり奴とSIS氏登場
RAP部分の「ジャブ、ジャブ、ジャブ、ストレート」で一緒にシャドーボクシングをするの気持ちい

Cメロ終わりの「同じですそう本望」で倒れこむ奴
会場から応援の歓声

ちちんぷいぷい
一言MCがあった
久々のちちんぷいぷい
OTKの間で不倫の曲だ!!とか言われて堪らず反論してた曲
本当に裏がなかったのか図星だったのか分からないが
ただコード進行を歌っているだけと弁明していたのを思い出す
だが、この曲がどんな曲であっても私は大好き
なんてたって奴とコール&レスポンスができるのだから
同じ理由で某都民、OSCAも好き
曲終わりそのままエンドロール

2〇45
ꉈꀧ꒒꒒ꁄꍈꍈꀧ꒦ꉈ ꉣꅔꎡꅔꁕꁄ氏とのコラボ曲
ここで聞けるとは…!!
ニキシー管時計が2045に高速回転
そこは荒廃した世界、ジャングルのように草木があるような世界ではなく
砂の世界、地球全土が砂漠のようになっていた
見覚えのある建築物がそこらかしこに
球場やデカ招き猫、ピラミッドなどなど
オープニングでアンドロイド化されていた奴が首だけになって歌っている
初音ミクの消失のようだ
最後の最後まで歌っていたが、糸が切れたように…

スクリーンはストロングマシン1号氏がニキシー管を2024に戻して終了


帰りは足早に会場を後にして夜ご飯。
余韻を胸に家路に着く。
翌週のFUKUIに向けての準備のために…


総評
博の皮を被ったアリーナツアー
やはりこれまでの博と比べてしまう部分がある。
’08:歴代最高
奴のなかでもこれを超える実演はないだろうレベル
’14:愛好家へ向けての実演
新参者はそっちのけの印象
’18:ゲスト祭り、ギターを弾け!!
ツアータイトル通り、余裕の極み。ゲストいっぱい

と、来た今回の博
全体的なセトリは素晴らしい。近年実演がなかったものも聞けたし良かった
でも事変は事変がいいという拗らせOTK
ゲスト少ない…
全ツアー同行した3名には感謝の言葉しかないのだが
はやり見たいのはAI氏、のっち氏、学校のリーダーズ氏、宇多田氏ではないだろうか。
SAITAMAではAI氏が来てくれたが、他のゲストは…
うーん、’18と比べてしまう。
あと奴が歌え!!一緒に歌わないで!!!!
タッチは百歩譲っていいとして「自由へ道連れ」と「私は猫の目」は一人で歌ってくれ!!!頼む!!

前半は事変も周年だけどやらなかったから
これやっとけばいいんでしょのやっつけ仕事感

事変も周年なのにこちらを優先するのはわかる。
どちらも奴を納得させるものを提出、納品するのは難しいから
だからって事変曲をやらなくてもええやん…
命の帳とか初生実演だったのに…5人のが聞きたかった。
後半はゲスト呼んでお祭り

’18SAITAMAにはあった余裕み時間がないのも辛い

スルメな実演だったんだろうか…


こんなこと書いた後だと嘘臭いですが、良かったです。
初実演の曲、久々の実演の曲、涙なしでは観れませんでした。
昨年の諸行無常が死寄りの輪廻転生だったなら
今回は生寄りの輪廻転生だっただろう。
生きている。生きていて。生きろ。と言われているような気がして
胸を強く打たれた。


拙い文章をお読みいただきましてありがとうございました。
毎度アリ!!
Up,up and away!!


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