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第1回目のゲスト、豊嶋秀樹さんのこと

トーク×散歩、その後おやつの時間を通じて"いまこのとき"を楽しむ全5回のイベントシリーズ「いまの私と散歩する。」

開催まであと2週間、当日のことを考えてるんですけど、正直、どうなるか全然分からない!

にこやかな場になるのか、真剣な場になるのか。どちらにせよ、しっかり準備したら、あとは来てくれた方と空気をつくればいいんだ、と思っています。

今日の更新では、はじまりの第1回目、ゲストの豊嶋秀樹さんについて。(豊嶋さんからいただいた写真。すごいところにいるなあ!)

豊嶋秀樹さんプロフィール
1971年、大阪生まれ。1998年、graf設立に関わる。2009年よりgm projectsのメンバーとして活動。作品制作、展覧会企画、空間構成、ワークショップなど、幅広いアプローチで活動している。

近年はハイキングをはじめテレマークスキーやクライミングにも傾倒。編著者に「岩木遠足 人と生活をめぐる26人のストーリー」(青幻舎)

僕が豊嶋さんのことを知ったのは、かれこれ3、4年ほど前のこと、書店で「岩木遠足」という本を手に取ったことがきっかけでした。

岩木遠足は、青森県の岩木山をめぐり、さまざまな人に会いに行く旅で、参加者は1台のバスに乗り合います。

湖のふもと、公園、レンガ倉庫の脇の桜、バスは目的地に向け走り、みな、それぞれの動機を持って話を聞く。その気持ちの移り変わりや、感じ方が丁寧に描かれていきます。

なかでも、お話する側の人たちが、僕が好きな、というかもっと知りたい人ばかりで、「これを企画しているのは誰だ!」と豊嶋さんのことが書かれたネットの記事などを読むようになりました。

岩木遠足ではあらかじめ答えがあるわけではなく、それぞれの受け取り方があり、それぞれの心と身体で考えればいい。それは、いつも答えばかり求めたり、スタイルにこだわってしまう頭でっかちな僕にとって、とても大事なことのような気がして、読んでいて呼吸が深くなるような感覚がしました。

それから少し経ち、「いま散歩」の原型のアイデアがあるときに、ゲストは豊嶋さんにお願いしたいと、出版社宛に手紙を送りました。(ご本人の連絡先は分からなかったので)

ありがたいことにお返事をいただき、何度かメールでやりとりして、東京駅のルノアールで顔合わせをしました。なぜイベントをやろうと思ったのか、それによってどんなことを実現したいのか。ふむふむと聞き、こんな風に思うんだけど、といろいろお話しをしてくださった。

最初、僕はもう本には関係ないことがしたくて、トークと散歩(山登りに近い)で企画を始めたんだけど、豊嶋さんと話していてやっぱり本との出会い方を更新することや、自分の思考をはっきりさせることなど、ずっと考えてきたど真ん中をやった方がいい、という展開になったのでした。それは、僕にとってとても大きな変化だった。 道が決まったというか。

だから「いまの私と散歩する。」は、最初に豊嶋さんがゲストで、ルノアールで話した内容がなければ実現しなかった企画です。

特に今回は、お仕事でプロジェクト的な動き方をされている方には、ほんとうにいい機会になるんじゃないかな。アイデアと企画の関係、仕事と暮らしのこと、「何を」ではなく「誰と」という考え方。

トークだけではなく、ワークショップがまた楽しみ。これは、来てからのお楽しみです。 いや、これは盛り上がりますよ。

イベントのことがなんとなく気になってくれていて、行くかどうかどうしようか迷っている方、ええい!と飛び込んできてくれるとうれしいです。

会場でお会いすること、楽しみにしています。

#いまの私と散歩する#いま散歩 #イベント #おやつ

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