見出し画像

ユメノクニ

夏休みシーズンが迫り、そろそろ予定を立てないと
どこのホテルもレジャーも予約が埋まってきてしまう

イマ家も例にならってどこに行こうかと話になった。

沖縄、北海道、グアム、どれも小金持ち以上の富裕層の選択肢だ
そんな余裕はあるわけない
夏のボーナスは念願のソファーに消えている

そこで例の「夢の国」が良いのではないかと話になった。
家からも近いから移動費もあまりかからない

だが、
イマはどうもあの場所が得意では無い
どうしてもあの世界に入り込めない


あの場所を好きな人がいる意味はもちろんわかっている
現にイマの友人にもあの国のファンはたくさんいる。

「大人ぶってる」
「自分はこどもっぽいものに興味ないアピールだ」

などと思われることは百も承知
そうゆう話じゃない

好きになろうと何度か行ったことももちろんある
けれど何度行っても居心地が良くない。

自分だけハブられているような感覚になる。

この正体がこの前やっとわかった
「シラフで参加する飲み会」にそっくりなんだ

イマはひどい下戸なのだが(アルコール3%で全身真っ赤でトイレ行き)
最近の仕事終わりの飲み会で味わったあの感覚だ

全員がフワフワした表情で楽しんでいる、
そんな顔を貼り付けたような笑顔で見ている。
そんな感じ

こんな話を思い切って妻に話してみた

驚くことに妻もほとんど同じような考えだった
嬉しいような、複雑な気持ちだ

なんだか惚気話になってしまった。
恥ずかしいのでおしまい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?