「スーパー世界ビッグ3が日本で勝てない理由」をまとめてみた
英テスコ・仏カルフール・米ウォルマート、グローバルビッグ3のスーパーが日本で勝てない理由をまとめてみた。
(流通科学大学学長・石井淳蔵氏 プレジデントより改編)
※日本の食文化の独自性を生み出す食材の特性
(1)高い鮮度の食材(生鮮3品:魚、肉、野菜果物)
(2)地域によって異なる多彩な食材
(3)季節ごとに異なる旬な食材
※日本の食文化の独自性から生じる消費者像
(1)高い鮮度の食材を求める独特の買い物行動
(2)食への繊細な好みを背景とした食材のブランド志向
※故に、リテーラーへの独特の要求
(1)日々変化ある店頭
(2)地域ごとに異なる食材ニーズへの対応
※一方の欧米大手小売企業の従来からの戦略
(1)標準化された食材
(2)まとめ買いへの対応
(3)低価格志向
世界の大手小売企業が日本に適応しようと思うならば、経営の流儀を根本から変えないといけない。速い商品回転率の経営の確立がカギである、としている。
これに追加すべきポイントを挙げるならば、以下の視点といったところだろう。
※老齢化社会への対応
(1)個食・孤食にともなう少量食材の要求
(2)買物行動として車の不使用
※消費者の食品安全への過剰反応への対応
※健康・栄養訴求への対応
(2012.03.25 facebook ノートから転載・改編)
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