浄土真宗が一向宗といわれるのはなぜか 1 imamurakoichi 2022年5月13日 20:35 今日のお話は「浄土真宗が一向宗といわれるのはなぜか」https://youtu.be/C4U0JMNae8kです。親鸞聖人の正信偈にも、歎異抄にも、冒頭には、親鸞聖人が「阿弥陀仏に救われたこと」が書かれています。お釈迦様が一切経、七千余巻に教えられていることは、一切経の結論は、漢字8文字でいうと「一向専念 無量寿仏」(大無量寿経)です。親鸞聖人は、「それ真実の教をあらわさば、すなわち 大無量寿経これなり」と仰言っておられます。「無量寿仏」とは「阿弥陀仏」のことです。 お釈迦様は、「私に助けれる力はない。 私の先生の阿弥陀仏の本願に救われなさい」と仰言っています。蓮如上人の御文章2帖目8通にも「それ十悪五逆の罪人も五障三従の女人も むなしくみな十方三世の諸仏の悲願にもれて すてはてられたる我らごときの凡夫なり」とあります。私たちの罪はあまりにも深くて重いので大宇宙のすべての仏も助ける力はありませんでした。「しかればここに弥陀如来と申すは、三世十方の 諸仏の本師本仏なれば」「弥陀にかぎりて、我ひとり助けん、と超世の 大願を起こして」阿弥陀仏は大宇宙のすべての仏の先生です。阿弥陀仏だけが、我一人助けん、と立ち上がって下されたのです。阿弥陀仏の本願を聞いて、後生の一大事の解決をすることができます。阿弥陀仏(無上仏)諸仏菩薩諸神の順に仏教で教えられています。お釈迦様も諸仏方も「私たちに助ける力はない。 私の先生の阿弥陀仏に助けて頂きなさい」と教えられています。それを「一向専念 無量寿仏」といいます。親鸞聖人は35才のとき権力者から死刑判決を受けられました。それは「一向専念無量寿仏」を命がけで説かれたからです。関白九条兼実公の計らいで、越後流刑となられました。蓮如上人の時代、浄土真宗のことを「一向宗」といわれました。なぜ「一向宗」といわれたのかというと「一向専念無量寿仏」をあまりにも徹底されたからです。阿弥陀仏の本願に救われることを「信心決定(しんじん けつじょう)」「信心獲得(しんじん ぎゃくとく)」といいます。蓮如上人は御遺言に「あわれあわれ存命のうちに みなみな信心決定あれかしと 朝夕おもいはんべり」と仰言っておられます。「信心決定してくれよ」ということは「阿弥陀仏の本願に救われてくれよ」「一向専念無量寿仏の身になってくれよ」ということです。阿弥陀仏の本願に救われたら、ハッキリするのは「往生(おうじょう)」です。「往生」とは、阿弥陀仏の極楽浄土へ往って阿弥陀仏と同じ仏に生まれることです。これは死んでからです。「往生する」のは死んでからですが、「往生」がハッキリするのは、生きている現在です。これを「往生一定(おうじょういちじょう)」「往生治定(おうじょうじじょう)」といいます。すべての人が信心決定できるから、「みなみな信心決定あれかし」と言われています。往生一定となるのは、現在ですから、蓮如上人の領解文には「たのむ一念のとき往生一定」といわれています。私たちは何のために生まれてきたのか、何のために生まれてきたのか、どんなに苦しくても生きねばならないのはなぜか、それは「信心決定」するためです。それが阿弥陀仏の御恩に一番報いることになります。https://youtu.be/C4U0JMNae8kYouTubeチャンネル登録まだの方、どうか宜しくお願い致します(^_^)/~https://youtu.be/C4U0JMNae8k【自己紹介】今村光一@やさしい歎異抄講座https://www.youtube.com/channel/UCIODJsS3qZU4eV8wwAIRthg昭和44年 兵庫県芦屋市出身。平成 4年 大阪大学工学部機械工学科卒業。平成 6年 仏教講師養成課程卒業。以後各地にて講演活動。はじめての人もよくわかる、「なぜ生きる」とは、「歎異抄」の言葉とは、どんなことか発信してゆきたいです。(YouTube) https://www.youtube.com/channel/UCIODJsS3qZU4eV8wwAIRthg(note) https://note.com/imamurakoichi(ツイッター) https://twitter.com/kixmmr(フェイスブック)https://www.facebook.com/koichi.imamura.73(インスタグラム)https://www.instagram.com/imamurakoichi/(ブログ) https://ameblo.jp/kixmmr-20210628/(TikTok) https://vt.tiktok.com/ZSeeU69Cd/【歎異抄の紹介】親鸞聖人約800年前、京都にお生まれになられ、90才でお亡くなりになられた。親鸞聖人は浄土真宗を開かれた方日本人のほとんどは仏教徒仏教徒の中で一番多いのが浄土真宗歎異抄親鸞聖人の高弟・唯円によってかかれたといわれる親鸞聖人がお亡くなりになった後、親鸞聖人が教えられたことと異なることを言いふらすものが表れ、その誤りを嘆き正そうとしたもの。日本の三大古文「方丈記」(鴨長明)「歎異抄」「徒然草」(吉田兼好)ほぼ60年間隔で成立岩波文庫で「歎異抄」120万部以上歎異抄に感銘を受けた人も多い。西田幾多郎「一切の書物を焼失しても『歎異抄』が残れば我慢できる」三木清「万巻の書の中から、たった一冊を選ぶとしたら『歎異抄』をとる」司馬遼太郎「無人島に一冊の本を持っていくとしたら『歎異抄』だ」歎異抄について詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。歎異抄.jphttps://xn--6quo9qmwi.jp/【おすすめ】仏教に学ぶ幸福論 by 菊谷隆太(動画)https://www.youtube.com/channel/UC2L2dBbBWuexPgOE4IdGu2g釈迦がただ一つ説かれたことhttps://www.youtube.com/watch?v=vzD7vQ0ajug&t=18s釈迦と弥陀の違いhttps://www.youtube.com/watch?v=jK7JAz-AmwY&t=828s【ハイデッガーの老後の日記】マルティン・ハイデッガー(1889-1976)20世紀最高の哲学者の一人。〔ハイデッガーの老後の日記〕 今日、英訳を通じてはじめて東洋の聖者親鸞の「歎異抄」を読んだ。「弥陀の五劫思惟の願を案ずるにひとえに親鸞一人がためなりけり」(歎異抄後序)とは、何と透徹した態度だろう。 もし10年前にこんな素晴らしい聖者が東洋にあったこと知ったら、自分はギリシャ・ラテン語の勉強もしなかった。日本語を学び、聖者の話を聞いて、世界中にひろめることを生きがいにしたであろう。遅かった。 自分の側には日本の哲学者、思想家だという人が30名近くも留学して弟子になった。 ほかのことではない。思想・哲学の問題を随分話し合ってきたが、それらの接触を通じて、日本にこんな素晴らしい思想があろうなどという匂いすらなかった。 日本の人達は何をしているのだろう。 日本は戦いに敗けて、今後は文化国家として、世界文化に貢献するといっているが、私をしていわしむれば、立派な建物も美術品もいらない。なんにもいらないから聖人のみ教えの匂いのある人間になってほしい。 商売、観光、政治家であっても日本人に触れたら何かそこに深い教えがあるという匂いのある人間になってほしい。 そしたら世界中の人々が、この教えの存在を知り、フランス人はフランス語を、デンマーク人はデンマーク語を通じて、それぞれ、この聖者のみ教えをわがものとするであろう。 そのとき世界の平和の問題に対する見通しがはじめてつく。21世紀文明の基礎が置かれる。 (中外日報:昭和38年8月6日) #歎異抄 #なぜ生きる#なぜ生きるのか#今村光一#いまむらこういち#いまむら#生きる意味#人生の目的#人生の目標#仏教#釈迦#法然#親鸞#覚如#蓮如#人生#四苦#八苦#生死#生老病死#ブッダ#教行信証#正信偈#御文章#御一代記聞書 #浄土真宗 #歎異抄 #なぜ生きる #一向宗 #弥陀の救い 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート