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ひとり旅の楽しみ方〜わかりやすい観光地を巡るだけが旅ではない

個人的な備忘録として、ひとり旅の楽しみ方を文章として書き残しておこうと思う。また、京都のように有名な観光地でわかりやすい見どころのある地域ではなく、一見すると地味な観光地を旅するときの楽しみ方に主眼をおいて書こうと思う。多分、普通の楽しみ方じゃないので、他の人が実践して楽しいかはまったく保証できないです。


1. 旅行の計画を立てる

旅行の計画を必ず立てなければいけないというわけではない。ひとり旅なので、誰に迷惑をかけるでもなく、ブラブラしながらその場その場で行き先を決めるのも面白い。ただし、公共交通機関が貧弱な土地に出かける場合は、電車やバスの時刻表をよく確認しておいたほうがよい。場合によっては、事前予約が必要で、当日だと席がなくて乗れなかったなんてトラブルに陥ることもある。あと、オトクなフリーパスが購入できることもある。

肝心のスケジュールの組み方だが、分刻みでスケジュールを立てると息が詰まるので、ざっくりと Google Map 等で当日まわる候補地を事前にチェックしておく。私の場合、トラベラーズノートを持っていて、事前のスケジュールをノートに万年筆を使って書き出しておくこともある。この下調べの作業自体もワクワクするものがある。旅に行く前からテンションが上がる。なお、当日スケジュール通りに観光した試しがない。あくまで予定は予定なのだ。

事前のメモ

2. 地元の新聞・タウン誌を購入する

観光案内所に行くのも良いが、地元の新聞タウン誌を購入して読んでみるのも良い。その地域の情報を知ることができるので、何気ない商店街も「あっ!タウン誌に書いてあったところだ!」ってちょっぴり感動したり、「この地域って、〇〇で有名なんだなぁ。じゃあ、お昼はそれにしよう!」ってお昼ごはんの判断材料になったりする。お土産情報もわかる。

地元の新聞はコンビニなどでどこでも購入可能だが、タウン誌は地元の本屋さんでしか購入できないものも多い。このあたりも事前に調べておくとよい。
あと、地元の本屋さんの郷土コーナーも必見だ。地元に関する書籍がまとまっているので、普段読むことのない本との出会いが待ち受けている。

タウン誌と地元の新聞

3. 地元のスーパーを覗いてみる

地元のスーパーに行ってみると、その地域で食べられているものがわかる。産地から流通がわかったりするので「ははん、〇〇で取れた魚がここまで運ばれてくるんだなぁ」とか思いを馳せる。たまには、旅の最中にスーパーでお惣菜を買って食べるのもよいだろう。コンビニですら、地元限定のおにぎりなどが売っているので、コンビニの食料品コーナーを眺めてみるのも良い。

トビウオ(宮城県産)
ほうぼう(福島県産)
この弁当、安っ!

4. 旅日記をつける

ここで言う旅日記は NOTE のことではなく、トラベラーズノートに手書きで書くノートを指す。旅の最中に NOTE に旅日記をまとめようとしたこともあったのだが、日記を書くために旅している感が出てしまったので辞めることにした(NOTE は公開する記事なので、義務感を感じやすい)代わりに、手書きの旅日記を書き残すことにしている。

「旅日記なんて、何も書くことないよぉ〜」って思うかもしれないが、いつどこにいたのかという情報だけでも書いておくと良い。できれば、そのときどう思ったのか、誰とどんな話をしたのかなどをメモしておくと内容が充実する。また、チェキでインスタント写真を取って貼り付けたり、買い物したレシートチラシ、電車の切符なんかを貼っておいても良い。

これらはすべて、あとから見返したときに、記憶を呼び起こすトリガーになって、「あぁ、そういえばこのときはこうだったなぁ(しみじみ)」と振り返ることができる。それが面白い。

当日、どういった行動をしたのか、どう思ったのかをメモった内容
チェキやレシート、アイスクリームの紙などを貼っている

以上が、一人旅で実践している内容だ。旅行というと、観光地をどれだけ周ったか、お土産をどれだけ買えたか、そういったことに執着してしまいがちである。それらを達成できないと「充実した旅じゃなかった」と後悔すらする。でも、そんなことはない。観光地を巡ること、お土産を買うことが旅の全てではない。普段とは異なる地域を歩き、普段とは異なる感性が刺激される、それだけで旅に行った甲斐があるというものだ。良き一人旅を。

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