働けることに感謝して。
突発性難聴を発症して早くも1年と半年がくる。耳鳴りやフラつきに加えて耳の聴こえにくさの後遺症が残ったものの、今年4月に仕事復帰をして今日まで頑張って働いてきた。
もともとは夜勤や日勤などランダムに仕事していて体力勝負の医療現場を走り回る日々を送っていた。
だけど。今は、そんな体力もなく体調が不安定なこともあって半日業務をこの半年間続けてきた。仕事は仕事だけど『リハビリ』とでも言うのかな?カラダを慣らす期間として頑張った。
やはり疲労が溜まると体調が悪くなったり後遺症の症状が悪化したりするけど、休息する時間を設けては体力を回復させて体調管理に努める毎日。
自分のカラダとはいっても100%理解できるわけではないし。体調管理を徹底したところで完治が難しい突発性難聴を今すぐ治すことなど夢のまた夢だ。
わたしの症状は重症だった。
耳鳴り、聴こえの悪さに加えてメマイふらつきの症状が強く出て歩くのも困難な状態だった。
ちょうど1年前の今頃も、この症状と私は闘っていて本当に仕事復帰できるのか?と不安な毎日を送っていた。
どうにかこうにか、まともに歩けるようになった今年の3月。体調は万全ではなかったけど私は仕事復帰する道を選んだ。
半日勤務から始めて、とりあえずは仕事を休まないことを目標にして今日までやってきた。
少しずつ慣れてきて。前みたいに日勤ができたらいいなと考えるようになった。だけど、やはりそこには『不安』が付き纏って仕方なかった。コロナ禍の今、医療現場は厳しい状況下にある。体調が悪かったり、発熱がある時点で出社はできない。体調管理は厳しく言われているし、私が仕事量を増やしたいと言うのも言いにくくて仕方なかった。
『無理はしないでいいよ』
と言ってもらっても焦る気持ちもでてきて私の心は身の置き所がなかった。
上司にも、この思いをなかなか言えなくて。ずっと胸にしまっていて、鬱になるんじゃないかと思うくらい思い詰めた。
不安が不安を呼んで、なかなか相談出来ずにいたけど。主任に相談して自分の思いを吐露したら少しスッキリして。で、その事があってから師長に話すキッカケができて、新たにまた一歩進むことができた。
先日その胸のうちを伝えて、今日は耳鼻科に診断書を貰いに行ってきた。フラつきの検査では相変わらず異常値データだったけど以前に比べると断然いい結果だった!
主治医からも日勤業務の許可がでて、これから少しずつまた違う形で働けることになった。
シフトについては後日、師長と相談することになったが少しでも働けることが私は嬉しくて仕方なかった。
病で苦しんでいる人や闘っている人、社会復帰を目指している方や社会復帰して働いている方々など様々な人がいるけど。
私も、そのひとり。
もし私と同じ病気で。
同じ境遇で辛い思いをしている方がいるのなら
私はこう伝えたい。
『ひとりじゃないよ』
同じ想いでいる人がいると分かると不思議と勇気が出たり、むしろ自分が励まされたり。
私も頑張ろうって思える!
私は辛い闘病生活を送っていたとき沢山の体験記を読みました。私自身もたくさん励まされて勇気づけられたので、今度は私が書いた手記を読んで少しでも励みになれたのなら幸いです。