【インタビュー】ユゥレイの怪奇譚 第3弾
ここからは自分のスタイルだと言える
一点物の個性を生み出していきたい
──「ラブソング症候群」について、特にここを聴いてほしいというポイントや制作時に苦労した点があれば教えてください
特に感じてほしいのは“雰囲気”です。夜の街を想起させるサウンドにするため、僕なりにいろんな音を詰め込みました。苦労したのはやはり歌詞ですね。ラブソングを冠した曲で僕らしさをどう出すか相当悩みました。
──「ラブソング」を作るのが苦手ということですが、その理由を教えてください
僕は今まで、尊敬を愛と挿げ替えて人と付き合ってきたので、尊敬の曲なら書けますが、愛はまだ体感していない分、背伸びしているような気がしてしまうため描くのに苦戦します。今でもラブに限りなく近い感情を「ラブ」と言い張っている感じです。
──今回のMVでは、はじめて実写を取り入れていますが、MVの制作意図や作品への想いなどを聞かせてください
初めに自分が感じた印象の通りにMVを制作したら、実写になってました。生々しさみたいなものを感じた気がしたので、それを表現するために現実の映像を取り入れてみました。
──『musicるTV』で番組からテーマをもらって曲を制作するというチャレンジについて、率直な感想をお願いします
「依頼」であればオーダーの中でアイディアを散りばめていくところですが、今回は「お題」ということだったので、出題者のヒャダインさんが「こうくるだろうな」ってところと違う部分から攻めてみました。 「このお題をそう捉えるのか!」って思ってもらいたかったので、思い切って挑戦させていただきました。
──今、挑戦してみたいことはありますか?
新しいジャンルを作りたいです。具体的には、怪人が持つ僕の根源的音楽性と、ラブゾンビが持つ音楽の楽しさとかキャッチーさを融合させた曲を作ったらどうなるんだろうと考えてます。
今まではスタイルに縛られずに自由に音楽を作ってきましたが、ここからは自分のスタイルだと言える一点物の個性を生み出していきたいです。
あと、ボルダリングとかしたいですね。
■ユゥレイの怪奇譚インタビュー
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