【IMALAB NEWCOMER PLAYLISTレビュー 2022.05】
須彪アオ / 田中タリラ/ はなればなれ
青は止まれ / ワンダフル放送局 /
ユゥレイの怪奇譚 / Rudo / PHOEBE /
chef's / 生活は忘れて
須彪アオ
音楽好きで怪人好き。変身願望をテーマに作られた「JIKKEN ENGINE」はレムとノンレムを行き来するような不思議な感覚の楽曲。失敗しようと実験を繰り返し、唯一つの存在に変身していく様は、次こそはという期待と信念が曲の後半につれて強くなっていくよう。
田中タリラ
Dannie Mayのメンバーとしても活動中のトラックメーカー。「メニュウ」は遊び心たっぷりのサンプリング音がたまらない!"貴方達には分からないでしょう"と言い放つ爽快な歌詞、サビの入りが気持ちよくて皆何度も繰り返し聴いてしまうことでしょう。
はなればなれ
“酒とカレーと音楽と”をテーマに掲げる大阪発の4人組。おおらかなメロディーとその中を揺蕩う歌声を聴けば心ほどけ、遠い昔の思い出が蘇るような甘酸っぱい歌詞がほどけた心にじわりと沁みる「ビネガー」を、心地よい時間のお供にいかがでしょうか。
青は止まれ
憂いのあるメロディを高校生ボーカルの無垢な歌声で彩る。生まれた不思議な緊張感は、生命力を引き立たせる。 これからの可能性に溢れた新世代の2人組のルールに縛られない活躍に期待。
ワンダフル放送局
3ピースのロックバンド。wan(Vo/Gt)が手掛ける歌の世界は恋と青春、そして何より音楽に溢れている。名曲「Train Train」「BABY BABY」を歌詞に入れ込んだ、同じタイトル構成の「NoisyNoisy」にはパンクロックへの愛がほとばしっている。
ユゥレイの怪奇譚
楽曲&歌唱を手掛けた前作「幽霊ダンス」を経て、「ふーん、そっか。」ではyoumenosayの北郷可恩をゲストに迎え、新たな魅力がキラリ☆ヒトリヨブランコのけえを“スキップ問題”で注目のギターソロに起用するなど、こだわり&聴きどころ満載だ
Rudo
神戸六甲発、4ピースバンド。疾走感のあるサウンドから聴かせる曲まで、共通して心に訴えかけてくる詩的な歌詞が印象的。「象る」では、リスナーそれぞれの考える「形のない生活」を浮かび上がらせ、誰にも理解してもらえない複雑な想いもすくい上げてくれる。
PHOEBE
「3ピースらしいバンドサウンド」はよく聞くけど、5ピースらしいバンドサウンドとはあまり聞かないですよね。 ただギタボ、ギター、ベース、キーボード、ドラムがそれぞれ良い音で鳴っているこの「BABY BLUE」を聴くとこれぞ美しきペンタゴン!ってなりますよ。
chef's
“おいしいおんがく”をコンセプトに掲げる4ピースバンド。シンデレラをモチーフにした新曲が光を当てるのは、ガラスの靴に合うお姫様ではなく、そんな靴を履き崩す“私らしさ”。不安な気持ちに心揺れながらも夢見る主人公の心情を、ポップな音で料理した一曲
生活は忘れて
軒どいに雨が跳ねるようなスローなリズムにのって「ひとりごと」は続く。淡々と重ねられる、雨音にかき消されそうな歌詞は告白のようであり懺悔のよう。生活の中に潜むローテンションなもやもやが形になったら、こうかもしれない。
■IMALAB NEWCOMER PLAYLIST 2022
新人アーティスト発信プロジェクト「IMALAB」が、新しさと本物をテーマに厳選した、どこよりも早いニューカマー・プレイリスト!
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