【インタビュー】Hwyl 第2弾
節約のためにエアコンのコンセントまで
抜いてる光景を見て、
みんなそうやって節約したり我慢したりして
生きてるんだなって
──バンド名の由来について教えてください
■あきたりさ
英語で「感情の高まり」「気持ちを奮い立たす」という意味があるらしく、ずっと熱い気持ちでバンドをやっていきたいという思いと重なったことがひとつ。そしてもうひとつは、ヴェールズ語という言葉で「楽しい」という意味もあり、上を目指すといつしか楽しむことを忘れてしまったりするので、そうなってしまったときに大切なことを忘れないでいたい、というふたつの意味を込めてHwylと名付けました。
■クマダノドカ
りさち(あきたりさ)が「バンド名、Hwylはどう?」って言ってくれたとき、即「ええやぁん〜」って言いました。
──おふたりの出会いや、音楽活動を始めたきっかけは何ですか?
お互いが別のバンドをやっているときに対バンをして出会いました。
■あきたりさ
はじめてノディ(クマダノドカ)のライブを観たとき、同い年でこんなかっけーギタリスト(しかも女)がこの世にいるんだ。と思った。 それでいてビジュアルも最強で嫉妬しました。 「なんだば、このおなご」って。
■クマダノドカ
音楽活動は、父親が弾いていたギターが家にあり、小学校のときに初めて弾いたのがきっかけで始めました。 りさちとは2018年の12月くらいに、1度だけ対バンしました。 曲も歌もギターの音も良すぎてめちゃめちゃかっこいいと思ってライブ終わりに話しかけたけど、若干怖かった(笑)まさか一緒にバンドをすることになるとは、あのときは思わなかったな。
──おふたりとも作詞作曲をしているかと思いますが、曲作りで意識していることはありますか?
■あきたりさ
誰にでも書けそうな歌詞はあんまり書きたくないなーと思ってます。
■クマダノドカ
私が「こういう曲聴きたいな〜」と思ったらそういう曲をDIYする気持ちで作ることが多いかも、です。
──『IMALAB NEWCOMER PLAYLIST LIVE#02』に出演してみての感想をお聞かせください
■あきたりさ
人がいっぱいいて気持ちよかったです!
■クマダノドカ
こんなに主催者の方々の愛情を感じるライブが新鮮で、嬉しかったです。また出たいなと思いました!
──IMALAB NEWCOMER PLAYLISTピックアップの「暮らし」について、特にここを聴いてほしいというポイントや制作時に苦労した点があれば教えてください
■あきたりさ
ウーバー頼みてーなーと思いながら米を炊いて、余った米をラップにくるんでるときにノリで「炊いたご飯ソッコー冷凍〜♪」みたいな感じで歌ったのがこの曲の始まりです(笑)
そこから友達の家に遊びに行ったとき、節約のためにエアコンのコンセントまで抜いてる光景を見て、みんなそうやって節約したり我慢したりして生きてるんだなって感じたときにそれを歌詞にしました。 あとは韻踏んでみたり、ストーリーを一つのフレーズから作り上げていったような感じです。
■クマダノドカ
「暮らし」はやっぱり歌詞を聴いてほしいです。 Bメロで
《「たまには休むことも大事だよ。」実家暮らしのお前が威張んなよ。》
そのあと
《言っていいこと と 悪いこと もわからなくなっていたこと。今まで気にならなかったことも 許せなくなってしまったこと。》
本当は抱きたくない感情を抱いてしまって悲しくなる、私もそういう経験をしたことがあるので、同じような経験をしたことがある人ほど、ぶっ刺さると思います。 ライブでは指弾きをするので、ニュアンスの変化を楽しんでほしいです。
──先日のIMALABライブでも披露した最新曲「SIREN」はどんな曲でしょうか?
■あきたりさ
作ったときの記憶はほとんどないですが、最初は反対の言葉を言ってってサビで当たり前のことを言うみたいな大まかなことだけ決めて、それだけ考えてずらずら言葉を並べてったら「SIREN」ができたという感じです。
■クマダノドカ
この曲は個人的にもかなり好きです。 歌詞に合わせて編曲も考えましたが、おすすめは2番。 「サイレンの音入れたいね〜」とスタジオでりさちとサイレンの音を耳コピしたり(笑) 爆発音はエフェクターで作りました。
──将来、どんなアーティストになりたいですか?
■あきたりさ
何をしても「らしさ」になる、一般的にダサいこともHwylらしいと言ってもらえるようなアーティストになりたいです。
■クマダノドカ
唯一無二✌
■Hwylの第一弾インタビュー
■IMALAB NEWCOMER PLAYLIST 2022
新人アーティスト発信プロジェクト「IMALAB」が、新しさと本物をテーマに厳選した、どこよりも早いニューカマー・プレイリスト!
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