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「かいけつゾロリ」ミイラ取りがミイラになる…の巻

ここ3週間ほど、うちでは空前の「かいけつゾロリブーム」が起きています。5歳の娘がすっかりゾロリにはまってしまい、図書館で予約をしては借りてくる…という日々です。

かいけつゾロリ、ご存じの方も多いと思います。先日発売された新刊は、なんと71巻目。今年で35周年だそうです。おめでとうございます。

私が小学生のころは、かいけつゾロリの前身である「ほうれんそうマン」シリーズが人気でした。かいけつゾロリシリーズが登場したのは、私が小学2年生のころのようで、その後人気が出たようです。

世代を超えて大人気のかいけつゾロリですが、絵が多くて吹き出しを使ったページも多く、一見すると漫画と本のミックスのよう。実際は、文章や言葉遣いにとてもこだわっていて、素晴らしい児童書なのですが…。

漫画のようなページも多く、これも魅力

このゾロリシリーズ、実はうちの主人が子供のころにも大好きだったようなのですが、娘がハマり始めた当初は、

「あんな漫画みたいな本はまだ読まないほうがいいんじゃないの?」

と、自分が好きだったことは棚に上げ、あまり賛成しない様子で…。娘が嬉々として借りてくる姿を、苦笑いで見ていたのですが。

娘が楽しそうに読み更けている姿を見て、自分も読みたくなったのか、しばらくすると「じゃあちょっとパパが読んであげるよ」と、頼まれてもいないのにゾロリの読み聞かせがスタート。

ゾロリって、それまで本を読み聞かせてもらっていた子供が、自分で本を読むようになるきっかけになる本、的な位置づけだと思うんですよね…。まあ、主人も久しぶりに読んでみたかったのでしょう。

そうこうしているうちに、気づけば主人が、娘以上にゾロリにはまってしまったようで。。最近では、読み聞かせずに一人で読みふける始末。

あんなに大好きだった、寺村輝夫さんの「かいぞくポケット」が並んでいた棚を整理し、ゾロリ専用の棚にしてしまいました。

専用の棚まで作る父と娘

ちなみに私が好きだった「ほうれんそうマン」は、かいけつゾロリの作者の原ゆたかさんが書かれたものではなく、みづしま志穂さんという作家さんの作品です。イラストのみ原さんが描いていらっしゃいますが、みづしまさんが「しばらく制作を休みたい」とおっしゃったため、原さんが「それならば、ほうれんそうマンの悪役のゾロリを主役にしたシリーズを書きたい」とお願いし、スタートしたのがかいけつゾロリのシリーズなんだそうです。

いまではすっかりゾロリシリーズが有名になってしまいましたが、私はこのほうれんそうマンのシリーズも大好きです。ゾロリが好きな方は、ぜひほうれんそうマンも読んでみてくださいね。

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