初の緑肉ネットメロン栽培!失敗の先にあった極上の甘み
2023年夏、約100日間の「緑肉ネットメロン」の栽培に挑戦しました。栽培を振り返りながら、直面したメロン栽培の繊細さや失敗の数々、そしてめちゃくちゃ甘いメロンと出会えた嬉しい瞬間などを記事にしたいと思います。
「3月下旬に種まき」温度管理で育苗の出だしが遅れる・・・
関東も春を感じるようになった3月下旬、日中の気温も上がりメロンの種まきをすることに。しかし、1週間経っても発芽せず!それもそのはず春と言っても夜はまだ気温が1桁台と寒く、発芽するための温度が足りない状況でした。そこでポットをトンネル&不織布で覆い保温・・・。すると、めでたく発芽し、そこからはぐんぐん成長!
「5月中旬に定植」予定より2週間ほど遅れてしまいましたが無事畑へお引っ越し!
さらにワラのかわりに「ワラサラバー」を敷き、保温&雨よけのためのトンネルを設置しました。
「6月にぐんぐん成長!」定植から1か月ほどでメロンの原型現る!
ここで重大なミスが発覚!
露地栽培メロンは1株に子株2本のこしの4玉どり(子株1つで2玉)が基本。そのため定植初期段階に子株を2本だけ残す間引きを行い、子株の11節〜15節の孫株に着果させます。
すなわち子株の11節目までの孫株は間引いてしまうのですが、それをしなかったせいで、トンネル内が子株&孫株たちで溢れジャングル状態になってしまいました。
しかも、栽培している農地は「粘土質で水捌けが悪い」上に、「換気管理もミス」してしまいました。
その結果・・・
アブラムシが大量発生し、葉っぱをみるみる枯らしてしまいました。
農薬で対応しようにも、株が密集しすぎているせいで全てを排除できず、さらに増殖を繰り返し手遅れになってしまいました。
奇跡的に育ってくれたメロンたち・・・
定植から約2か月半、、アブラムシによる被害でほぼ全滅してしまいましたが
奇跡的に生き残ったメロンたちが・・・。植物の生命力に驚きつつ収穫してみると・・・。
めちゃくちゃ甘くて、芳醇な香りが口中に広がりビックリ!
今年7月はほぼ1か月間雨が降らず、日照り状態でしたがそれが甘みを蓄えることにつながったのか? その理由はまだ不明ですが、ちゃんと育てばおいしいメロンに出会えることはわかりました。
遅れて定植したメロンたちは少量だが順調に成長中。
換気管理や間引きに注力したメロンはアブラムシの被害を受けることなく成長中。8月に入り頻繁に台風が発生するようになり、都度対策しながら成長を見守ります。
失敗も多く、何度も悔しい思いをした100日間。でも毎日メロンのことを考え、過ごした日々は大切な時間になりました。今年の失敗を踏まえて、来年リベンジしたいと思います。