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とある知人の半生・人間失格



「この世の中の人の45%くらいは地獄を見てる、たぶん。」

こんばんわ。北里明日香です。

北里明日香の知人のいまいずみさんの半生を
インタビューをして聞いたので
それを元に書いていきたいと思います。
脚色なしのほぼ原文ママです。

※少し生生しい・センシティブな表現がありますので
 繊細な方は読まないほうがいいと思います。


■ いまいずみさんのクソ人生をインタビュー



いまいずみさん(2019年に発達障害と発覚)

【小学校時代】

コミュ障だったみたいです。
【主なエピソード】
・友達のお誕生日会を聞いて、プレゼントを用意して持っていくも
 招待状は出していないし、お呼びでないと泣く泣く帰る。


・仲の良い友達はいたみたいですが、その人は学年が1つ上
 
 小学校ではなく、小学校外のマンション広場で遊んでいたようです
 (ここには先輩後輩関係という概念はない)

・図画工作の時間に、一人で鼻歌を歌い
 絵に没頭して周りに気持ち悪がられてたようです。


【中学時代】地獄になる


・受験競争の激しい地域だった為にとにかく勉強。
 塾に行かされるも、落ちこぼれを記録。
 無理くり頑張るも劣等生扱いされて勉強嫌いへと。

・小学校時代に仲の良い友達と同じクラブ活動・ソフトテニス部に入部。
 (先輩後輩関係が発生、小学校外で遊んでいたために

  いつものごとくタメ口や敬語無しで話すと
  上級生にブチ切れられるという始末)

 ※なお、中学3年時に仲の良い友達は親の転勤という形で
 
 転校することになる。



・本人は気付いてないが、発達障害の特性により
 目立ちまくり。

 とにかくイジメられまくる。
 
 イジメられていたときに転んで、
 顔面に靴で踏まれた時には何かの糸がプッツンと切れる。
 


・窓に頭部を叩きつけられてガラスが割れる
 
 いまなら大事件だけど、当時 はよくあること程度で収まっていた。
 図画工作時間にはイジメ側から彫刻刀が飛んでくるという
 
 異常な事態を経験する。
 
 もうこの頃から大げさに怪我しておいたほうが
 
 当分はイジメられないだろうという知恵を身に付ける。
 
 なお両親は仕事で忙しく何も知らない模様。




・その後、謎の病気発症 
 
 とにかく潔癖症となる。
 
 強迫神経症を発症して、
 中学2年〜3年生では1度も学校のトイレを使用せずに
 
 昼休みに抜け出しては学校から家まで走れば7分程度だったので
 
 家で用をたして、また戻るという日々。
 
 とにかく排泄を我慢する。

 家でもおかしな行動ばかりするが多分SOSだったと思う。

 ただし両親は気付いても気付かぬふり。
 
 多分気付いてたと思う。


・部活は基本的にサークル的に考えている。

 そもそも府の代表やら勝つことを大嫌いになり、
 早く負けて
しまって、さっさと家に帰りたいと思う。




・高校受験は無理して自分の偏差値の限界に挑む。
 当然のごとく限界を超えて受かるわけもなく
 
 志望校の公立高校は落ちる。

(後に大学で志望校の高校の人と出会って、
 結局同じじゃんと悟る)

 
・滑り止めの私立高校へと進学することになる。
 
 親には「あんなに塾など投資したのにこれ?」と嘆かれる。




【高校時代】また地獄



・今となっては化石レベルの男子高・特別進学コース部へと進学。


・1年時は進学クラスの上位10位圏内を確保する。


・まーた部活で同じソフトテニス部に入るも
 
 先輩後輩関係で苦しむことになる。


・とある試合において、イップスに陥ったのか
 
 全くもってサーブが決まらない。
 
 90%のサーブをダブフォする(ダブルフォルト)
 合宿中にとなりの部屋から自分の悪口大会を耳にして
 メンタル大崩壊。
 結局辞めることになる。



・高校1年で原付免許を取りに行く。
 
 貯めにためたお年玉で原付バイクを購入。
 男子高のために恋人のように大事に乗る。


・高校2年から3年前半までアルバイトをする。

 原付免許を持っていたおかげで配達の仕事ができる。

・高校2年辺りからまたイジメられてしまう。
 
 プールに蹴り飛ばされたり、ロッカーに叩きつけられたりする。

 そのせいでもうプール自体が嫌いになる。


・女子生徒なんていないので、そもそも交流なし。

 女子と話す機会はなし。



・アルバイトの給与でPHSを購入したり、

 学校を勝手に休んで旅行に行ったりする。

(この時ばかりはなんとなく幸せだった)



・大学もF欄しかB判定出ず。
 
 高校3年時に一発奮起。バイトを辞めて勉学に励む。

 なお高校2年の最後では下から2番目のブービー賞。
 落ちこぼれもいいところだった。


・高校3年秋から猛烈な追い込み
 
 文系と狙って3科目だけ猛勉強。
 
 なんとか下位から中位まで食い込む。



・大学受験
 親に相談すると受験料が1回3万なので高い。
 
 10万円出すから3回のチャンスと言われる。
 
 残りの1万円は参考書・赤本代。
 
 戦略的に考えて、C判定の産近甲龍レベルを2回。

 関関同立クラスを1回受けることにする。
 
 尚、産近甲龍レベルを受かる。
 
 他の生徒は推薦受験など複数回する人多いが
 
 自分はチャンスは3回しかなし。

 4点差(1問2問の差)で受かると先生から聞くも
 
 全く喜ぶこともなし。というのを覚えてる。
 
「あ、そうですか。どうも。」みたいな答え方。


 そもそも関関同立に行きたかったので不満の様子だったと思う。




【大学時代】
楽しかったのか楽しくなかったのかよくわかんない。



・協調性なし
 1回生では友達もいたが、カラオケなど誘われても断るという

 協調性の欠片もない人間関係。

 下宿中の友達の家にも行くが、泊まっていくか?っていうのも拒否。
 終電で帰るという荒業を何度もやってみせる。

・とうとうメンタルもボロボロになり心療内科の戸を叩く。

 初期の診断は「強迫神経症」
 とはいえ、
 そこから「うつ病」の当時最新薬であったSSRIの
 「デプロメール」まで処方される。
 (一般名 フルボキサミンマレイン酸塩)
 クスリ漬けになってきたのもこの頃。
 1回生の秋冬に、
自○未遂2回。

 それでもなんとか生きていたそう。
 大学後期日程にはほぼ行けずに、途中入室ばかり。


・2回生からはだんだんと友達も離れて声すらかけられなくなる。

 完全にぼっちになるものの、
 イジメられない分だけまだマシだったと思う。

 あとはインターネットの黎明期。

 自分のバイト代で買ったPCで試行錯誤楽しんでました。

 ネットでそこそこ暴れても当時はまだマトモなレスポンスが
 返ってきました。

 いまのBlogに当たる、HPをHTMLから作ったりして
 日記を書いて
意外と一人で楽しんでた様子。




【北里明日香の感想】


聞いていて、悲惨だなぁ・・・って思いました。

どこかで助けれることできなかったのかなぁって思いました。

この時点まで発達障害と見抜けなかったのも
時代のせいだと思いました。
不幸自慢と言われれば不幸かなって思いますけど
いまの時代に当てはめると結構これくらいの酷い目にあった人って
結構いますから、そんなに特別視っていうことはないと思います。
たぶん。。。
いまいずみさん本人は「まだ頑張る」っていうので、
大丈夫なのかなって思うのですが、
助けてもらえないみたいなので、頑張るみたいです。
あと20年くらいで死んじゃうんじゃないのかなって思いますけど
それも、また人の人生なので仕方ないですね。

※完全ノンフィクションです。





この後もありますので、今後、近日中にアップします。





では。


北里明日香(Asuka Kitazato)


2022/02/11

0時58分


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