明日終わる日記0428 オニオンスープ
女性目線だとか
女性だからこそだとか
女性が作るとこうなるだとか
女性ならではだとか
息苦しさしか感じないです。
でも、女性の身体として生まれ育ち生きてきたことで被った感情や経験もあるのは、間違いない。
私の作品に血として生々しく流れているし、むしろそれを無視されたくはない。
苦しさとか、怒りとか、絶望とか
あと楽しさとか、優しさとか、嬉しさとか。
でも、たぶんだけれど
私の作品が女性だから良いとか言われることも
男女関係無いとか言われることも
やっぱり男性の方が良いとか言われることも
全部全部、同じ「何か」が無視されている気がするよ。
その「何か」を言葉で表したら、一気に嘘っぽくなって、形ないものがさらに見えなくなりそうだ。
だから私はこの日記として、その「何か」を記録しておくね。
君の心が全部見える。
新しいみたいな言葉で繕った馬鹿な発想は、全部の見下した心が見えるよ。
ネガティブを盛り上げんなとか、すごいよね。
実際君の存在が、君の言うネガティブを盛り上げてるよ。うける。
じゃあそもそもネガティブって何なんですか?
怒っているんじゃなくてさ、本当に気になるのよ。
人の死にたいを美味しく食べておいて、人の生きたいを踏み台にしておいて、私は君のことを笑っちゃってもいいですか?
そうやって生きたかったよ。
でも
私の中でこれはポジティブなんだ。
それはおしつけないよ。
私の中での私のものだから。
ただ表現はするよ。
するなと言うなら消えるかな。
今までもいなかったみたいに消えるよ。
もう今までもよく分からないけれど、
君に私のネガティブを強要しないから、君の君の中のネガティブを強要しないで。
私のネガティブを少し吐いて、表現することくらいは許してよ。
とりあえず、今は何も言わないでよ。
とりあえず、温かいものを、飲もうな。
少しだけ手を動かす元気があるから、フリーズドライのオニオンスープを作る。
四角くて乾燥した塊が、ゆっくり溶けていくのを見る。
さめるまえに今日も寝る。