イワシご飯を炊く
基本のご飯が炊けるようになると、アレンジもできるようになる。そうするとレパートリーが増えるので、山でもキャンプでも、とってもありがたい。
テント泊山行の場合、まずはやはり缶詰が便利だ。「重い」「ゴミが出る」というデメリットがあるが、「常温保存が効く」「手軽」「かさばらない」というメリットは大きい。
今回はイワシの缶詰を使った簡単炊き込みご飯を作ってみよう。
材料
・お米
・イワシのしょうゆ煮缶
・おろし生姜(チューブ)
・水
作り方
①浸水させる
30分以上(できれば1時間)浸水させる。
標高が上がれば上がるほど沸点が下がるので、この浸水はとっても重要になってくる。
②炊く
一旦水を切り、コッヘルにお米、イワシ缶の身、おろし生姜少々を入れる。そこにイワシ缶の煮汁と水を合わせてお米の重量の1.2倍程度加え、軽く混ぜる。
後は基本の炊き方と同じ。
③蒸らす
火を消し、7分ほど蒸らす。
この蒸らし時間も結構大事。
④出来上がり
煮汁に糖分が入っているので、ちょっと焦げる。これがまたいい。
さっくりと混ぜれば出来上がり。
味付けご飯になるので食欲が進む。たんぱく質も摂れるので、登山の時にはぴったりだろう。
彩りに人参を加えてもいいし、きのこが入れば旨味がプラスされてなお美味しい。どちらも山に持っていきやすい食材だ。
缶詰はそれだけで味が決まっているので、一緒に炊くだけで簡単に炊き込みご飯が出来上がる。やはりしょうゆ煮が相性がいい。ただし、ちょっと甘みが強いものが多く、“甘すぎるご飯”になってしまうことがあるので、必ず缶詰単体で味見をして、甘すぎないものを選んだ方がいいだろう。
それでも少し甘みが気になるので、私は少しおろし生姜を加える。こうすることで味が引き締まるし、生臭みもなくなる。
山の上ではこうした「シンプルで美味しい」だけで幸せな気持ちになれる。人間、あまり贅沢を言わず、そのくらい質素でちょうどいいのかもしれない。
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