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「ハンドメイド辞めたい」を因数分解する

ハンドメイドを始めて7年。
実は、始めた頃に比べてモチベーションを維持するのが難しくなっている。

昔みたいに、新作がポンポンと作れない。
イベント出店のモチベーションが低い。
通販にもアップしたいと思わない。

ものづくりや作業は好きなはずなのに、この現象はなんなのだろう?
趣味でやってるならまだしも、収入源の一つとしてしっかり機能してもらわないと困るんですが…
そんな焦りのような感情が、日に日に増してきているようだ。


じゃあなんで辞めたいって思うのか?
具体的に掘り下げていこうじゃない。
もやもやの正体がわからないままだと、対策もうてないのだから。


こういうパターンに陥った時は、ソクラテス式問答法というやり方で、もう1人の自分と対話するようにしている。
そうするとだいたいは、霧がかかっていた事がクリアに見えてくる。

まず頭に浮かんだ言葉は「疲れた」だった。

何に?
作ることに?
考えることに?
仕事としてやることに?

もっともっと深く聞いてみた。

するとわかったのが、「求められているものと作りたいものの差が開いてきた」ことだった。

おいおい、仕事としてやるならちゃんと期待にこたえろよ!
という外野の声が聞こえる(これも私だけど)

過去の作品を求めてくれる人の気持ちにも応えたい。
でも、7年も過ぎると好きなものも少しずつ変わってくる。

「辞めたい」「疲れた」の原因は、今の私が作りたいものを無視しすぎてしまったせいかもしれない。


そもそもハンドメイド作家ってすごく自由なんじゃないのか。
ブランディングして決めた世界観だって、変更したければ変えていいんじゃないか。
今の私がやりたいことをやれなくて、それってうまくいくのか。
今までの事に、しがみつかなくてもいいんじゃないか。
もはや「ハンドメイド」という枠にすらこだわらなくてもいいじゃん。

そんな考えがじゃぶじゃぶと湧き出してジャグジーのように肩の力をほぐしてくれた。

今の私はどうなりたいかを、もっと広い視野で想像しよう。
そんな感じで脳内は落ち着いた。


もやもやを整理して、原因を知って、大事なことを決めて、優先順位をつけてあげるとだいぶ落ち着く。

もやもやしたら心の中の因数分解をする。
問答法で、質問を繰り返す。

辛口の自分は外野に置いてね。
少しだけ優しい自分と対話してみると、いろんな事に気づけるから。

うんうん、
少し落ち着いたので、お菓子でも食べながら新作のアイデア出しするかな。
方向性に悩む作家さんは、ぜひお試しあれです。

ではまた。


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