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心底と真底はどう違う?

心底と真底はどう違う。
ちょっと気になる言葉シリーズ。
今回は【心底と真底はどう違う】です。どちらも、(しんそこ)と読みます。
大辞林4を座右の書としている〈ここなつ先生〉に聞いてみた。
心底と真底はどう違うんでしょうか?

ここなつ先生の教え。
心底(しんそこ)は心の奥底、心根という意味です。
『心』とは脳の働きによって起こる、感情や思考など人の内面の感覚を広く言います。
『底』とは物事の一番底の部分、奥深いところのことです。この二つが組み合わさり、
『心の奥底、奥深いところ』という意味になります。『心底から』で『心の底から』という言葉の方がよく使いますね。英語だと、from the bottom of my heartでしょうか。
副詞的に使うと、本当に、とても、という意味です。
例文
心底から惚れた。心底から感服した。
君には心底呆れた。

一方、同音の言葉である、真底(しんそこ)は『物事の奥底、一番深いところ』という意味です。心底は心の内面感覚で使うのに対し、真底は心以外の物事に対しても奥深い部分という意味で使えます。
例文
その職人技術の真底まで分かるはずがない。
事態の真底を究明する。

わかりました。似たような使い方ですが、微妙なニュアンス的違いがありますね。
大いに勉強になりました。ここなつ先生ありがとうございました。
以上、ちょっと気になる言葉シリーズ。         いまいでした。

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工事中多いですがHPはこちら→ 日本語学校の図書室


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