女友達と下ネタ情報交換会・下ネタでズッ友を作る方法
女も下ネタが好きだ。
しかしその下ネタも、社会で卑劣なセクハラや性犯罪が横行することにより、メディアやSNSでも年々減少傾向にある。
《言論の自由=下ネタの不自由》な時代になり、下ネタファンとしては危機感を覚えているが、こんな時代になったのも下ネタを言う人とシチュエーションが乱雑になったのが原因だ。
下ネタが全く笑えない不愉快なモノに変化するシチュエーション。
それは飲み屋で初対面の酔っ払いに下ネタをブッ込まれた時。
ちょっと仲良くなっただけのほぼ他人に『ペチャパイ』など、自分にとって痛い特徴をイジられた時。
会社の飲み会で、こちらの性癖を質問してきて素直に答えると変態扱いするくせに、自分の性癖は一切明かさないクソ上司や同僚がいる時(答える私も悪い)など…。
逆に女が下ネタを言うのを露骨に嫌がる男もいるが、そういう奴に限って、とびっきりのブスと不倫していたりする。
どっちが下品やねん?という話。
とにかく得体の知れないオッサンが下ネタを振ってきたり、相手のセクシュアリティや感情を無視した見た目いじり、こちらの下ネタだけ搾取するあいつらは《下ネタヤクザ》だ。
40年以上、女として生きてきて、こんな卑劣な下ネタヤクザにノリを合わせてネタを提供するのは、しのぎが削られていくような最悪な気分だった。
何より下ネタヤクザは自分のエゴを満たす為のつまんねぇ〜話が多く、周囲の状況、相手の立場や気持ちを慮った下ネタを振ってこない。
そんな憤りを抱え、最終的に《やっぱ下ネタは気心の知れた女友達と喋るのが一番楽しい♫》ということに気がついた。
そこで女同士の下ネタが、どれだけ躍動感があり、容赦無く放送禁止用語を乱発しているか?
世間にお披露目したいと思い、筆を取った。
まず1つ目は…
15年ほど前、SEXする度に毎回イケるA子に
『私、ほとんどイッたことないんだけど…』
と、本気で相談したことがある。
当時の私は30代前半。
SEXは10代から数え、のべ4000回はやっていた。
ビッチ時代もあったが、体験人数は少なく?付き合ったら長く交際するタイプなので、同じ相手と手を変え、玩具を変え、1年の半分以上SEXをしていた。
なのにイッたことは2回しか無かった…。
イケなくても気持ち良いからいいや…と半ば諦めていたが、いや!どうせやるなら気持ち良いの向こう側にイキたい!と思いA子に相談した。
『私、ほとんどイッたことないんだけど…コツってあんの?』と質問したところ
『集中しろ!!!!!』と一喝された。
その時のA子の顔は東大寺の多聞天のように厳しく、声は出川にキレる和田アキ子くらい張っていた。
私は多聞天に踏まれた邪鬼そのまま、耳が痛いであろう続きを聞くことにした。
A子曰く、どうやら挿入中は他のことを考えてはいけないらしい。
A子『やってる最中に違うこと考えてるんじゃないのぉ!?真面目にやれ!!』『とにかくマ◯コに集中しろ!!』
最後に『何も考えるな!!!!』
と、ブルース・リーの名言を端折った捨て台詞を残し去っていった…。
今考えるとクソバイスに近いが、その日を境に私のイクトレ(イク為のトレーニング)が始まった。
とても頑張った。
歯を食いしばり、こめかみが痛くなるほど集中した。
給料日まであと何日だっけ?とか思わないよう集中した。
無意識に息を止めていて死ぬかと思うくらい集中した。
結果…
簡単にイケない体質だと解った。
そもそも集中力が高い方ではないので向いていない。
つ〜か、テクニシャンというほど素晴らしい男性と巡り会っていないのが原因だと思うことにした。(人のせい)
次のB子ちゃんの話は、私が嫉妬を覚えるほどインパクトが強い。
B子ちゃんは、大人の玩具をリュックがパンパンになるほど持ち歩く玩具愛好家だ。
私も玩具は積極的に取り入れるタイプなので、新作玩具の具合など話していると、めちゃくちゃ面白い。
そんな彼女が
『こないだ車運転してたらさぁ〜
道の真ん中に何か落ちててさぁ〜
慌ててよけたらディルドだったんだよねw』
腹のどん底から笑った。
彼女は避ける直前に《えっ?ディルド!?》と目を疑い、通過した直後バックミラーで再確認すると、やっぱりディルドだった!と言う。
パチスロで鍛えた動体視力の持ち主の彼女が言うのだ…間違いない。
それだけでも大笑いだったのに、さらにその道は地元で有名な坂道の途中だったから、余計笑いが止まらなかった。
そこにそれ?という意外性…マジで助手席に乗っていたかった。
さて、ここに紹介した二人と私は、その辺にいる働く女性や主婦だ。
育ちは何とも言えないが、今の生活環境が悪くもなければ何かの中毒者でもない。
普段から公の場で『チ◯ポ』や『マ◯コ』ましてや『ディルド』なんて言わないが、気心が通じ合った女同士では、平気でこんなことを喋っている。
放送禁止用語を平気で話せる解放感は、娑婆ではなかなか味わえない。
しかし女同士でも、こんな下ネタを腹を割って話せるようになるには、ある程度の年月が必要だ。
お互い下ネタのボーダーラインを探り合いながら言葉を選び、慎重に仲を深めていかなければならない。
私が下ネタのボーダーラインを探る手段の第一段階として使う言葉に『ウンコ』がある。
『ウンコ行ってくる』と子供のようにポツリと言った時の相手のリアクション。
これで下ネタがセーフかアウトかを決めている。
相手が無言や『はい』など、冷静なリアクションの場合はアウト!
一応その後も日を分けて『今日もウンコ行ってくる』など仕掛けるが、それでも乗ってこない場合、判定はアウト!
3回言って3回とも乗ってこないスリーアウトを目安として、下ネタ延長戦に持ち込むかどうかを決める。
しかし笑ってくれたり『帰ってくんな!』などツッコミを入れてくれる相手はセーフ!
セーフが出たら徐々に『乳首かゆい』など具体的なパーツを出していく。
ここからは同性ならではのオッパイネタで勝負だ。
そこで苦笑いが出る相手はファウル!
向こうもまだ照れている可能性も有るので、あまり期待しないで、しばらく見。
が、ウンコの時のように笑ってくれたりツッコミを入れてくれる相手は見込みがあり、更にハードルを上げていくが、身体のパーツは下がっていく。
そこで登場するのが《VIO脱毛ネタ》だ。
具体的なパーツを言わないと話にならないVIO脱毛。
この下ネタの宝庫に話を誘導する。
この時、お互いのボーダーラインを良く知らないのに『マ◯コ』という言葉を初めて口にするのは、どちらが先に刀を抜くか…と同じような緊張感が生じている。
だからいきなり『マ◯コの横がボーボーだったんだよね〜♬』などと言ってはいけない。
もちろん『アナル』のような小慣れた言い方もしてはいけない。
何故なら…
相手によっては本当に気持ち悪がられるからだ。
遠回しに『穴の横』などと言っていると、相手が痺れを切らし『穴ってどっちの穴!?』と返してくれたらこっちのもの!
もう遠慮なしで『マ◯コ!!』と言う。
そこで笑いを取れたら逆転マン塁ホームラン!
(もはや攻守がどちらかわからない)
しかし冷静に話を続けられたり、話を切り上げられたら本当に諦める。
下ネタこそ去り際は美しく…。
このような小さな駆け引きを積み重ね、日々の生活態度も《バカだけどそこそこ常識のある人》くらいの信頼関係を作り、長い年月をかけ下ネタ友達(Shimo Neta Friend)略してSNFを作っていく。
なので大人になってからのSNFは同じ職場の人間が多い。
さらに私独自の狭い範囲の統計では、あけっぴろげに下ネタを喋れるようになるには、長くて3年を要する。
ある程度一般的な常識を持ち、ユーモアを交え、相手を思いやる生活を送っていないと、その人の下ネタまで辿り着けない。
とても繊細な作業である。
こんな時間を費やしてまで下ネタを喋りたがるのはバカだろうか?
いや、そんなことはない!
下ネタのメリットは沢山ある。
時に下ネタは盛ってなんぼの笑かしあい。
明らかに『それ盛ってるだろ!』とツッコミ、ツッコまれることでトーク力の向上に繋がる。
時には大人の玩具の情報交換をし、お互い切磋琢磨できる。
もちろん肝心な妊活や性病の知識も広がり、身体のメンテナンスにも先手を打てる。
また、どんなにムカついたことがあっても、笑えない心境であっても、下ネタを持って来られると何だか笑ってしまい、そのひと時だけでも心が和む。(私だけ?)
そして究極は異性関係をオープンにしておくことで、穴姉妹になることを未然に防ぐことだってできるのだ!(逆に穴姉妹だったことに気付く場合も…)
だからSNF(Shimo Neta Friend)は得なことしかない。
しかも下ネタを話せる相手とは長い付き合いのズッ友になる確率が高いのだ!(今のところ)
思うに…
心を裸にして、恥をかき捨て打ち明けた下ネタを通じ、見えない絆ができているのであろう。
たとえ数年連絡が途絶えたとしても、お互いカッコつけずに再会できる。
私も今だに下ネタを発する時は、嫌われたら?村八分になったら?という恐れはあるが、下ネタも初めて自転車を乗る時のように、習うより慣れろの姿勢が必要だ。
自分の性癖や肉体的な話をするのは恥ずかしいが、徐々に慣れてくると日常生活でも多少のことではビビらない肝の座りが定着し、嫌われる勇気も身に付いてくる。
大袈裟に聞こえるかもしれないが、知らないうちにメンタルトレーニングに繋がっているのだ。
自ら勇気を持って下ネタを話せば、相手も心を開き、奇想天外な下ネタを聞かせてくれるかもしれない。
ある意味博打みたいなものだけど、それでお腹が痛くなるほど笑いあえたら、そのインパクトは何年経っても色褪せない。
私のような品性の欠片も無い表現をしなくても良いから、今の時代だからこそ自分の性をナチュラルに話し合える相手を作ってほしい。
もちろん、それが男性だって良い。
1人でもいいから。
その人は、あなたの人生に笑いと勇気を与えてくれる《大切な人》になる可能性を秘めている。
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