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ギャンブルに勝つ人と負ける人の特徴
私は社会人になった頃、当時付き合っていた彼の付き合いでパチンコに行ったのをきっかけに
《ギャンブル依存症》と診断されてもおかしくないレベルまで達したことがある。
当初は月に数回、彼に付いて行く程度で、貰った玉で無邪気にパチンコを打っていた。
しかしビギナーズラックが過ぎてからは、徐々に自腹で勝負するようになり、パチ屋に通う頻度が月に数回→週に数回と…勝率より上がっていった。
そして、次に付き合った男(以下・K)のせいで?私の生活は大きく変わっていったのである。
Kはパチンコよりパチスロ派でパチプロ気取りのニートだった。
Kとの出会いはパチンコ屋。
私がバイトに行ったパチ屋の客だった。
私は【パチ屋は自分が遊ぶ場所】という客としてのスタイルを貫いていたかった。
が、運転免許取り消しという田舎では致命的なペナルティを犯し、渋々自宅近所のパチ屋で働くことにした。
ちなみにこの頃は、母親が死んだことから立ち直れていない【大暗黒時代】で生活全般が荒れていたクソ女だった。
そこの客として来ていたKは私より少し年上で愛想も良く、ニートだから毎日来ていた。
向こうから食事の誘いを受け、顔もスタイルもニートっぷりも全くタイプじゃなかったが、店で会うのに断るのも気まずいしデートした。
それから間もなく告られ、フリーで暇だし『ま、いっか!』という浅はかな考えで、そこから男女の交際をスタート!
これが悪かった。(他責)
Kとほぼ毎日パチ屋に通い、閉店するか予算が無くなるまで居座り、挙げ句の果てに休日は朝から開店前に並ぶパチンコ狂に変貌を遂げたのである!
私はパチンコ、Kはパチスロに分かれ、お互いの健闘を讃えあいながらパチに勤しんでいたある日、Kから目押しを教わることになった。
私は密かにコインを俵積み(出たコインを米俵のように箱に収納する方法)や、木の葉積み(木の葉が生い茂るようにメダルを縦に差し込んで箱に収納する方法)する人々に憧れていた。
今考えれば《こんまりの人生がときめく片付け》のような収納方法にも思えるが、それらは今の言葉でいうと、ただの《映え》である。
が、その日を境にずっぽりパチスロにハマってしまった。
最終的に沖スロ《南国育ち》というマシーンにハマり、これのせいで閉店間際にデータをチェックしたり、仕事より早起きして開店前に並ぶようになったのである。(全部他責)
そんなバカでも二十代のうちにパチンコ・パチスロから卒業することができた。
きっかけは健康の為に始めた《禁煙》だった。
当時は台にも灰皿が付いていて、喫煙者は堂々と吸いながら打てていた。
なのでタバコの匂いのつくパチ屋に行くのがイヤになったのだ。
タバコを止めると思考も徐々にクリアになり《客はバカと暇人と貧乏人しかいない》と気づき《低学歴でブサイクで隠キャなクセにプライドの高い従業員共》に心底嫌気がさし《このままでは一生貯金ができない》と危機感を覚えた。
(※低学歴をバカにしているわけではなく、この店の私を含む従業員に当てはまる言葉として選んだ)
《ここに長く居ては危険だ!》と目が覚めた私は、パチンコ業界とは全く違う職種に転職することにした。
すると憑き物が落ちたようにパチンコ&パチスロに興味が無くなったのである!
何故かというと、仕事を覚えるのに必死だったし、新しいことを覚えるのが楽しかったから。
やり甲斐を持って仕事をし、規則正しい生活をおくりだすと、すぐにKの存在が邪魔になった。
Kも同時期に資金が底をつき、現場仕事を始めていたが、不慣れな仕事で辛気臭い雰囲気を漂わすようになっていた。
《こいつパチ屋では偉そうにしてたのに、いざ仕事となったら使えない奴なんだろうな…何でこんな男と付き合ってんだろ?》と心底アホらしくなり、まもなく私から別れを告げた。
今になって思えば…
環境(母の死で荒んだ生活+パチ屋)が人(ギャンブル依存者)を作るというのを実感した、ある意味貴重な経験だったが【人生で一番無駄な時間】であった。
前置きが長くなったが、ここからも長い!
本題【ギャンブルに勝つ人・負ける人】
その特徴を書いていく。
パチ屋で数年働き客を観察し、自分や周囲の人間がギャンブル沼にハマったのをまとめた私見だが、公営ギャンブル以外でも《くじ・懸賞・投資》などに興味がある人は読んでほしい。
それと一般的に言われている《勝利の女神=ギャンブルの神様》を略して《ギャ神・ぎゃしん》という表現にして書いていくので、正直ウザいと思う。
まず
【負ける人の特徴】
①感情の起伏が激しい人
負けた時、人や物に当たり散らし機嫌が悪いのを露骨に顔や態度に表す人。
逆に勝った時は「シャブでも食ったんか?」というほどゴキゲンで、飲みたくもないコーヒーのようなしょぼいものを一方的に周囲に振る舞い、本日のハイライトを語り出しマウントを取る。
『今日は奢ってやる!』と言われて付いて行ったら最後!ヒーローインタビューばりに、こちらが聞き役に徹し、帰りたくても帰りづらい。
ヒーローの長話が止まらない確変状態は、本人が帰路につくまで続くのであった…。
こっちは地獄や!!
ギャンブルは、どんな局面でも感情に流されず冷静な判断ができなければ、引き際、攻め際の判断が鈍る。
そしてあっという間に財布の中がスッカラカン!
キレ散らかす原因作ってんのは店でも機械でもなく、お前だよ!
しかも厄介なのが、このタイプは大負けもするが大勝ちもできるのだ。
感情の起伏と収支の波形が同じ!
両方激しく変動するので、おそらく脳の快楽報酬系がぶっ壊れているのだろう。(知らんけど)
彼らは社会でも人に嫌われるがギャ神にも嫌われる。
天地がひっくり返るような感情表現を繰り出す者は、勝負運を操るギャ神にとって《ただのオモチャ》である。
②貧乏ゆすりする人
ギャ神の真逆にいる存在・貧乏神。
それをあの《ゆすリズム》で召喚している。
貧乏ゆすりはストレスの現れ。
ストレスと貧乏神との相乗効果で、たとえ勝っても小勝ちしかできないのがこのタイプ。
常に低め安定の勝率をキープしているので「そんな勝負、やる意味あんのか?」と言いたくなる。
ギャンブルでストレスを抱えるなら止めるべき!時間の無駄だ!帰れ!
③清潔感のない人
人を見かけで判断してはいけないが、いつも同じ格好、汚い靴、風呂キャンセル界隈の人間は面白いほど勝てていない。
リアル貧乏神だ。
不潔=負のオーラは間違いではないと思う。
そして、そもそも軍資金が無いに等しいので、見せ場まで持って行けないのもこのタイプ。
そこで止めるの⁉︎と周囲が驚くほど美味しい所で資金が尽きるので、一向に勝てない。
見ていてヒヤヒヤする。
そして彼らは他の客、運営自体にも大きな影響を及ぼす。
パチ屋を例にすると、異臭を漂わせている者が隣に座った途端、一気に流れが変わる。
不思議と連チャンが止まったり、飲まれるペースが早くなる…奴らの負のオーラに負けてしまうのだ!
己の修行が足りないのか?
いや、こいつが悪い!(ここでも他責)
臭くなくて良い匂いならええんやろ?と香水をつけててもダメ!
お前が良くても周りにとってはスメハラだ!
ギャ神の嗅覚は麻薬探知犬と同じなので入国(入店)した時点でアウト!
ギャ神は服装と臭いに厳しいファッションポリスだ。
常にマークされていると思って入国(入店)してほしい。
ついでに『あいつ臭いからどうにかしてくれ!』と、どうしようもないクレームを受ける従業員の身にもなれ!(受けた身)
④ギャンブルで借金を埋めようとする人
ギャンブルで作った借金を、人や金融から借りて、さらにギャンブルに突っ込み返そうとする人は勝てない。
不思議だが、慢性的に自分のお金でギャンブルしなくなった者は勝てない法則のようだ。
なので、ヒモもこれに該当する。
たまにカジノで一発大逆転の話がSNSで取り上げられているが、それは一瞬の奇跡にすぎない。
こうゆう人は、賭けたお金、費やした時間の分母が一般人より桁違いだ。(元大王製紙会長・井川意高氏)
そりゃ数打ちゃ当たるっつ〜の!
そしてそのお金をまたギャンブルで熔かす。(元大王製紙会長・井川意高氏)
いつまでやんねん?
一発逆転のサクセスストーリーに憧れ、時間も種銭も少ない《にわかギャンブラー》が借金をギャンブルで埋めようとしてはいけない。
勝利の女神が微笑むという言葉を知らないのか?
借金だらけの状況は、ギャ神も笑えないほどスベっている。
スベるのはスロットのリールだけで充分なのだ。
ギャンブルで笑えない状況をつくる者にギャ神は微笑まない。
あなたが借金から解放され、心から微笑む日が来たらギャ神も微笑む。
コツコツ働き、借金をチャラにしてからでもギャンブルは遅くない。
ギャ神はいつでも君を待っている!
⑤直感を信じすぎてる人
これは私だ。
誰の言うことも聞かず己の《自惚れたカン》だけで攻めていく。
ギャ神も初めは相手にしてくれるが、すぐに飽きて相手をしてくれなくなる。
ギャ神は頑張る人が好きだ。
対象になるもの(機種・店舗・馬・騎手・天候・馬場状態・馬主etc)と真摯に向き合い、学び、知識を得て経験を積み、それがいつしか糧(金)となる!
人生と一緒!
⑥人任せな人
これも私だ。
人のアシストで勝てるのは、右も左もわからんビギナーだけだと思った方が良い。
私がする競馬を例にすると
「YouTubeでアンカツさん(元競馬騎手の安藤勝己氏)が言うてたからコレにしよ〜♬」という楽な方法で馬券を買っては負ける。
過去の勝敗や傾向を分析することもなく、楽に手に入る情報を組み合わせただけ!
⑤で書いたようにギャ神は勝率を少しでも上げようと努力しない者に見向きもしない。
さて…
ここまで読んでバカバカしいと思うだろうが、次は【勝つ人の特徴】を具体的な例として挙げていく。
パチ屋で働いていた時代、従業員一同から好かれているお客様がいた。
その人は年金暮らしのお爺さんで、毎朝元気に開店扉の先頭に立ち、よっぽどフィーバーしていない限り夕方には帰る人だった。
ファッションもプチプラっぽいけどオシャレで清潔感があり、他のお客様とも仲が良く、トラブルとは無縁の人。
勝ったらチップをくれて、負けても照れ笑いしながら帰る。
大勝ちは数える程度でも、コンスタントに勝っているので収支は明らかに黒字。
その人は勝つ日もあれば負ける日があることを重々承知の上で、台を選ぶこと、出玉を計量器に流すこと、常連とコーヒーを奢り合うこと、コーヒーの利尿作用で何回もトイレに立つこと…全てを楽しんでいるような人だった。
もう一つ、同時期、同店の話。
毎日来る常連で、いつもキラキラと目を輝かせ、薄笑いを浮かべながらパチスロを打っている青年がいた。
最初見た時は《怖っ!》と思ったが、よく見ると顔も好みでグランジ系ファッションが小綺麗に見える不思議な青年だった。
当時付き合っていたKの情報によると、その青年はニートで二十代半とのこと。
私はKより1000倍好みの彼を観察することが楽しみとなり、日課となった。(仕事しろ)
青年はKを含む常連グループとも仲良くしていたが、口数は少なく、プライベートも深入りせずの丁度良い関係。
歳上の常連に気を使っていた部分もあると思うが、醜い新台争いに参加することもなく、いつも飄々としていた。
見(けん=ギャンブル用語で見る)だけで打たない日もあるし、流れが悪いと即止めして帰るか、狙い台が空くまでパチスロ雑誌を読んで時間を潰していた。
そして狙い台が空くとおもむろに着席し、いつもの薄笑いを浮かべ、澄んだ目を輝かせながらひたすら打つ…。
そんな様子で勝ち続けている青年の引きの強さに、客も従業員もホレボレしていた。
ニートのわりにしっかり貯玉(出玉を店に預けておくシステム)もしており、勝っても負けても貯玉していたので感心もしていた。
さらに感心したのが、Kを含む態度の悪いクソ常連達とは違い、負けた日でも目は死んでいたが口角を上げて笑顔を作っていたこと。
この子は奴らとは別格…神の子だ!
(いや、むしろダミアンやろ⁉︎)
と、青年を神格化していたある日のこと、青年は突然店に来なくなった。
あまりに何日も来ないので気になって同僚に聞いてみると『貯玉全部おろして、それっきり来なくなった』とのこと!
しかも払い戻し金額は、その店で過去最高断トツ一位の金額を叩き出していた!とのこと!
ついでにその時の青年の格好は何故か【スーツ姿】だった!とのこと!
何だそれ⁉︎
大金を持ち歩く時の正装かッ⁉︎
後日Kの話によると青年は何処かに就職し、働き始めたそうだ。
だからスーツだったんかい!
スーツの謎が解けてスッキリしたが、結局青年は私が辞めるまで一度も来店することなく、他店で見かけたという情報も一切入ってこなかった。
青年はギャンブルと縁を切ったのか?
あまりに潔い去り方で、私の中で一番インパクトのあるお客様となった。
このギャンブルに強い二人に共通する点を踏まえ【勝つ人の特徴】を書いていく。
①周囲と調和できる人
賭場のルールを守り、周囲の人を不快にせず、界隈と適度な距離を保ち、流されない人。
施設を綺麗に利用することも大事!
ギャ神と運営は【美と調和=平和】を好む。
②マイルールを守っている人
投資金額、プレイ時間、貯玉、貯金など、自分が設定した目標からブレない人。
プレイ時間も『今日は用事あるから早く帰ろ〜』とか『今日は用事ないからずっとやろ〜』いう気まぐれなものではなく、しっかりマイルールを決めて習慣化している人だ。
ギャ神は目標と設定を守る者に、エグいくらい依怙贔屓する。
③清潔感のある人
周囲の人に違和感・不快感を与えない小綺麗な身だしなみの人。
勝てない人の特徴③で書いたように、人にもギャ神にも好まれる清潔感を出さなければ、出すものも出さないのである。
④笑顔の人
負けても終わったことだと、すぐに気持ちを切り替え笑顔を作れるポジティブな人。
ギャ神に微笑んでほしいなら自分から!
なので不幸があった時以外は笑っていた方が良い。
⑤ギャンブルを楽しんでいる人
収支?ええねん!ええねん!ユリアに会いに来ただけやから♡
(例・パチスロ北斗の拳)
純粋にその対象、その場の雰囲気を楽しむ欲の無いor少ない人。
ビギナーズラックもこれに該当する。
子供のようなピュアなワクワク感で、ギャ神の母性をくすぐる人こそ周囲も驚く大勝ちをする。
⑥お金に余裕のある人
余裕のある資金=心の余裕
目減りしていく財布の中身に怯えながらギャンブルするような小者は、そもそもギャンブルに向いていない。
「ここが勝負や!」という見せ場や「ここを乗り越えれば、勝ちパターンや!」というゾクゾクする面白展開が来ても、資金が無ければ泣く泣く止めざるをえない。
こんなに悔しくて情けないことが、この世にあるか?(あるよ!)
充分な資金で、気長に数多く回せる人が長い目で見れば勝てる。
よって、潤沢な軍資金がある者にギャ神は援軍に来てくれる。
以上のように、一般社会でも
この人、感じ良いな〜🎵
かわいいなぁ〜🎵
ちゃんとしてるな〜🎵
落ち着いてはるな〜♬
と、思われる人が勝ちやすい傾向だ。
きっと日々の行いや生活環境も良く、誰からも愛されている人がギャ神様の強いご加護を受け、ご褒美をもらえるのだと思う。
ギャンブルは《因果応報を目の当たりにできる娯楽》
リスクを伴うものだと理解していること、負けても笑って許せる金額しか用意しないこと、依存しないよう自分を客観視できる人に挑んでほしい。