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全身脱毛・VIO脱毛を検討している方に読んでほしい。


私は子供の頃から恐ろしく全身毛深かかった。

ここにも毛!アソコにも毛!
目を離したすきに次から次へと量産してくるムダ毛が、本当にイヤでイヤでたまらなかった。

剃っても抜いても終わらない戦いに
終止符を打つ!と決めたのは、今から十数年前の三十代半。

私は数ある脱毛サロンの中からBBAでも通いやすそうなチェーン店を選び、VIOを含む全身脱毛を施すことにした。

ほとんどの方は解っていると思うが、VIOってなぁ〜に?という方に私なりの説明をする。

Vはビキニライン。
いわゆるコマネチの部分。
自分から見ても、側から見ても、パンティーの横からハミ毛してほしくないVゾーンである。
ボリュームがありすぎて《モリマン》と不名誉なアダ名が付けられないよう《映え》を意識して根絶やしにしたい場所。

Iは膣の両サイド。
いわゆる足の付け根のライン。
生理の出血、おりものに毛が付着することはとてもストレスなので、ここも《映え》を意識して殲滅させたい場所。

Oは肛門周辺。
いわゆるケツ毛。
全体的に毛深い私だか、何故かOだけ無毛地帯で、ケツ毛生産者の苦労が解らない。
なんでOだけ無防備なんやろ?無くて嬉しいけどOだけ丸腰って、逆に変じゃね?

しかし無いものは無いので、アンダーはVとIだけコースに入れた。

どうでもいいけど
私は肛門はアナル(英語での本名はAnusアヌス)だからAじゃんか!と思っていた。
この時点で、肛門のKを思いつかない私はドスケベだ。
あとになって、VもIも脱毛ラインをアルファベットに模しているからOなのか!ということに気がついた。

でもそれなら、もっともアナルらしく見えるアスタリスク《*》にして《VI*脱毛》でええやんけ!と思ったが、生々しいし読みづらいか…。


いざVIの脱毛が始まると、産婦人科以外の場所で、同性にアソコを見られるのは本当に恥ずかしかった。

経年劣化でドス黒く色素沈着されたマ◯コ(もうアソコとは書かない)を私より若い娘さんに見られるのは屈辱にも値した。

《臭っ!》と思われるのもイヤなので、脱毛の日は、こてんぱんにマ◯コを洗って行った。

脱毛はデカいバーコードリーダーのようなマシンを肌に当て、光を照射させ毛を減らしていく。
照射されると輪ゴムでパチン!とされたような軽い痛みがある。
当てる部位によって痛みは変わり、皮膚が柔らかい所に当たると痛みは強くなる。

なので、所により痛みで放屁しそうになったり、チビりそうになる時もあった。

しかし回数をこなすと、その痛みにも、裸になることにも慣れてきた。

そんなある日、仲良くなった担当さんに『もっと強いの当ててくれない?』とお願いした。
その担当さんは、もともと『強めの照射の方が効果が早いんですよ☺️』と言っていたので、試す事にしたのだ。

どんな痛みか未知なので、徐々にパワーを上げてもらったが、どの段階でもさほど痛みは変わらなかった。
なので『一番強くしてもらっていい?』とさらにお願いした。
すると担当さんは遠慮なく『これで最大です』とバチン!と当ててくれた。 

こりゃ〜痛い!

でも我慢できる痛さだ…と思い、マシンの性能をフルに活かした《最大出力》のまま、全身施術をしてもらうことにした。

が、すぐに悲劇は訪れた。

その日は、うつ伏せで背中・下半身を含む背面全体を脱毛していた。

いつものように雑談を交わし、上から下、下から上へと小気味良いリズムでバチン!バチン!と照射していく担当さん。

それはマシンがおしりの部分に差し掛かった時に起こった。

私の何気なくした与太話が担当さんにウケた。

ツッコミ笑いしながら照射する担当さんは、会話と照射のリズムにノってきたのか?むしろテンポが狂ったのか?いつの間にか通常コースを外れ《禁断の地・アナル》にバチン!と一発照射したのである!

多分バチン!と同時であっただろう。
私は『いだいッ!!!!』と悲鳴を上げた。

みんなには火傷を想像してほしい。
1000°くらいに熱した鉄の棒をジュッ!とアナルに押し付けられたような感覚であった。

前述したように、私はVIOはVとIしかコースに入れていない。
担当さんは私のボディーを何度も施術しているから解っているはず!

担当さんは慌てながら素直に『すみません!!忘れてました!!!すみません!!!』と何度も謝っていた。

私は、そんなことより不意を突かれた激痛に言葉も出ず、とにかくアナルを両手で押さえたかった。

が、大の大人がそんなみっともないこともできないので、ケツ筋でアナルをギュッ!と引き締め、歯を食いしばり、もっとワガママに叫びたいのをグッ!と我慢した。

あの時のアナルを擬人化するなら、
アナルも口を真一文字にギュッ!と結んで、必死に痛みに耐えているようだった。  

きっと担当さんも、研修とかでこの痛みを経験済みなのであろう。
私とアナルが落ち着くまで、何度も、何度も、何度も!謝っていた。

こちらは大人だ。
こんなことで時間を潰すわけにはいかない。
くだらない話を振って、担当さんの集中力を妨げた責任が私にはある。
アナルには無理矢理痛みを忘れてもらい、担当さんには気にせず続けてもらって施術を終えた。

酷い重症に思えたアナルだったが、帰って速攻鏡を見ると傷一つ無く、ただ変なモノが映っただけで無事だった。
火傷のようなヒリついた痛みもすぐに完治し、今も変わらず元気でやっている。

私は、マシンを通常モードにして照射した場合のOの痛みを知らない。
だから比較はできないが、全身脱毛の中で一番痛いパーツはOだと思った。

あの痛みに顔を歪めない人はいるのだろうか?


VIO脱毛については、まだ書きたいので次回【介護脱毛やる?やらない?】に続けることとする。

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