インサイドセールスの人事戦略 : A3
前回9 Blocks を用いたインサイドセールスメンバーのカテゴライズについて解説しました。
今回は9つのマスに当てはめた後、メンバーとどのようにコミュニケーションすれば良いのか?を解説したいと思います。
初回はA3の営業成績が優秀&モチベーションが高いメンバーです。
基本的には全員がA3(右上)に属していればいいのですが、そんな組織はないでしょう(笑)
A3 : 営業成績が高く、モチベーションも高いチームの見本となる人材
この人はチームリーダーとして以下をお願いすると良いと思います。
1. メンバーへのナレッジのシェア
2. 新人メンバーのサポート役(Mentee)
コミュニケーション方法
基本的には成功体験を持っているので、アドバイスや指導する必要はありません。
逆にマネージャーとして、「成功している理由」や「工夫している事」などを教えてもらう。というスタンスで会話します。
また「会社・チームにとって重要な人材」という事を常に会話の中で伝えます。
キャリアパスについての会話
次の社内でのキャリアについて日頃から会話をしましょう。
営業になりたいのか?、カスタマーサクセスになりたいのか?
次のステップが明確になっているのであれば、営業の商談同席など次のキャリアを意識した活動を週に1~2回アサインし、モチベーションの維持・向上を図ります。
他のチームとの積極的な交流
営業やマーケティングなどインサイドセールスと関係が深いチームとの会話に積極的に参加してもらいます。
例えばマーケティングのリードの質・量について現場からのフィードバック
商談の質・量についての営業からのフィードバック
などのミーティングに積極的に参加してもらい、他チームにも優秀なメンバー。という事を認知してもらいます。
マネージャーの相談役
マネージャーの相談役として色々なアドバイスをもらう。
1. どうしたらもっとチームが良くなるのか?
2. どうしたら●●さんはもっと数字・モチベーションが向上するのか?
3. ●●さんは最近どう?
などメンバーの課題や現状についての会話をします。場合によっては●●さんとちょっと会話してみてくれない?とお願いしても良いでしょう。
A3に属している人は基本的にどの部門に移動しても良い結果を残せる人材です。会社の重要なタレントとして他のチームや上司、さらには社長にも「彼は優秀ですよ!」と日頃からアピールしてあげてください!
次回はA2の人について解説します。