トラビスに怒りながらポンコツな頃

「タクシードライバー」を見る。
ずっと見なきゃ、と思っていた作品。
デニーロがすごい俳優であることは知っていたけど、マジでイカレてるぜあの目はよ!
この映画はもはや古典の域なのかな、というのが良くも悪くもの第一印象。
この後にアマプラオリジナルドラマ「ザ・ボーイズ」を見てどハマりしして、その日は日がな家で過ごす予定だったのをいいことに8エピソード一気見(途中からハイボールも飲んだ)したおばかさんな私だけど、その時何を感じたかって「60分にこれだけ内容詰まってるの!?」っていう驚き。
次から次へと、緩急つきすぎ、飽きる暇ゼロの展開が繰り出される。
そういえば「いだてん」の伝説第39回も、内容が濃すぎて、見るべき点が多すぎて、30分ぐらいの時点で「あのシーンて先週だっけ・・・?いや、ついさっきじゃん!」ていう驚きがあった。
そこに「タクシードライバー」を持ってくると、正直、途中で退屈してしまった。
この男がトチ狂っていくのよね、うんうん。・・・うんうん。・・・うんうん。・・・・・・。
これはスコセッシの味なんだと思う。
タランティーノも無駄会話が好きな人で、よく冗長と批判もされるけど、あれは私は退屈しない。
と言うより、何しろトラビスに全く感情移入できなくて、コイツマジできもいな・・・っていう生理的な嫌悪感に終始してしまった。(デニーロはすごい。あの人物造形はすごい)
なぜ私がそこまでトラビスを受け付けなかったか。
考えてみると、あいつが会話できない奴だからだ。
タランティーノと違うのはそこだ。
会話してないのに、会話できないのは自分の過去や他人のせいだと思ってる。
違う違う、まず人の話をちゃんと聞いてみなさいよ。そっからだろ。
私が最近一番嫌悪を感じる政治家たちが、人の話を聞かない人々だというのも苛立ちを煽ったのかもしれない。
いやね、私も偉そうなことは言えませんよ。
「人の話を聞け!!!」って何度親にブチ切れられたか分からない。
人の話を聞くのって、実際大変なんだよね。疲れる。
でも聞かないとさ。
そう思うから、トラビスが本当に無理で、危険な男がニューヨークに解き放たれましたよ・・・っていうラストも、いやフィクションで解き放ってくれるなよ。懲らしめるか、救うか、なんかしてやってくれよ。というのは私、歳をとっていると痛感する観点でもある。
でも現実にああいう会話できない奴はいっぱいいるわけで、じゃあそういう人たちとどう向き合ったらいいんだろう?
話をするつもりがない人と、どう関わっていけばいいんだろう。
ここまで考えさせられて、やはりタクシードライバーは古典の名作なのだという実感に至った。

財布を忘れて外出してしまった。
もういい大人なのに・・・お金がなくて打ち合わせを水でやり過ごし、電車賃が足りなくてギリギリ行ける駅から目的地まで歩き、人に500円借りて帰った。
ポンコツすぎる!!!
こんなポンコツでこの先どうすんだ。


動いていないのにすぐお腹がすく。
執筆中の大きな悩み。
そして食べると眠くなる。
どうしろと?
と思って眠気をツイッターでごまかしていたら、高脂質ダイエットを実行してるツイートを目にする。
油っぽいものが苦手な私には拷問のような食事や・・・とホラー映画ばりに薄目でダイエットメニューの写真を見たが、バターと牛脂で痩せるってどういうことなん?とちょっと調べてみる。
と、痩せることよりも食後も頭がスッキリすることが収穫!という感想があって、私の眠気はもしかして炭水化物とりすぎなんじゃないかと思いつく。
そういえば少ないおかずで米をかっこむ、みたいな食事が多い。
糖尿病のサラブレッド家系なので、血糖値のコントロールが下手な体質であることはここ最近分かってきていた。
膵臓が弱いんですね、きっと。
ストレスで膵炎を起こして全部ぶっ飛ばしてしまった悪夢が蘇る。
もっとしっかり調べてみようか・・・

もうすぐ選挙。
相手を貶すのではなく、自分の魅力を語ってほしい。

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