いっそタモさんに出てきてほしい今、アカデミー賞と顔合わせの頃

この段落の下からは2月後半〜3月頭に書き溜めていたものなので、今日も本番の予定だったお芝居の顔合わせ日のこととか書いてます。
あの頃は稽古場の換気をしまくりながらも、「言うても4月中旬の公演は全然やれるでしょ」って思ってました。
できないんだぜ!
演劇は、エンタメは、これからどうなっちまうのか。
私はこのところ、毎日17時に「ゆうやけこやけ」のメロディーと「不要不急の外出は控えてください」というアナウンスをセットで聞きながら、「不要不急の外出は〜」が流れなくなる日は来るのかな。と暮れゆく空を見て思っています。
そしてカーテンを閉めて、作業の前にお茶入れ直すかね・・・と、キッチンに向かうその数歩の間に、「不要不急の外出は〜」に違和感を感じていた今を忘れていて、つまりもう滅多に外出できないことの方が日常になってきています。
こんなのフィクションでよくあるよね。
ニュースを見てても、「これ世にも奇妙な物語かな?」って思います。
右下にあのロゴが入って、♪てってってれれてれれてれれ〜、って鳴り出す世界。いつか「ゆうやけこやけ」が、あのメロディーに変わったりして。
では2ヶ月前くらいの日記です。

アカデミー賞にむちゃくちゃ興奮!
面白いものを作れば、人も歴史も変えられる。
ありがとう、ポンジュノ監督、「パラサイト」組の皆様。
ポンジュノ監督がマイラブタランティーノに「ありがとう」っていうスピーチにも鼻息荒くしちゃった。
そして大好きシャーリーズセロンが、メイクアップ賞のカズさんのスピーチで涙していて、改めてその懐や人徳に惚れる。マッドマックスの続編、すんんんんごく楽しみだなぁ・・・!!
マイベストカップル賞は、ホアキンフェニックスとルーニーマーラー。
ルーニーマーラーのドレスとコンバース、可愛い!
あとブラピ。とにかくブラピ。
なんだ、あのセクシーさは!
「ワンハリ」におけるブラビとレオのブロマンス売りを、自ら徹底しにいってるのもよき。

「アリー/スター誕生」を見る。
と、とんでもねえ映画を見ちまった・・・無駄に食らってしまった・・・
何というか、あれを監督して主演するブラッドリークーパーの業っつうか、さらけ出し方が私には重量オーバーっす。
レディーガガはもともと好きだし、歌はとても良かったよ。良かったよ。

(ネタバレします!)
↓↓↓


あの・・・何も死ななくたっていいじゃねえの、一人で旅に出てくれよ・・・いやそこは死を選ぶのがあのキャラクターのリアルなんだってことだとしても。
あの大一番であんなことになるとか、もう想像したら耐えられないし、本当死んじまいたくなるのは分かるんだけど・・・鬱でしかねえ・・・
このパンチ力こそがあの映画の力なのかもしれないけど、なかなか私の中ではワーストに入れたくなってしまう映画だったことよ・・・


(ネタバレ終わり)

うう、ものすごく明るいものを見ないと!
相席食堂!相席食堂とか、ぺこぱの漫才を見よう!

書きたくても書きたくても一向にいいセリフが出てこないし、何書いてもしっくりこないし、集中もできないし、もうお手上げサヨナラっていう日もあれば、ふわっと机に座っただけであれだけ詰まってたのが嘘みたいにバーっと放出される日もある。この差はなんなんでしょうか。
教えて先輩、と思って宮藤さんのエッセイを読んでいたら、あまちゃんを書くときに1日1話書いてたということを知り、落ち込んだ。
だってつまり、1時間の脚本なら単純計算で言えば4日で書き終わるってことだよ!?
どうなってんだよ。
とまあ宮藤さんと自分を比較しても詮無いことやね。

追い込み。
執筆のときは猛烈にお菓子が食べたくなるので、いくつか常備しているのだけど、特にルックのカカオ分が4種類入ったチョコレートを愛用している。
100円以下でこのクオリティと量はとてもありがたい。

顔合わせを終える。
演劇のあらゆる過程で、一番緊張する工程が顔合わせからの読み合わせかもしれない。
二番はキャスティングするときの電話。
初日は意外と緊張しない。
とはいえ今回は比較的見知った仲の方が多いので、ちょっとはマシ。
読み合わせは、俳優さんたちの笑い声が多くて一安心。
今回は、しっかりエンタメにしたい。
こんな時期に見に来てくれるお客様を60分しっかり楽しませたいんだ。
顔合わせの日なので飲みに行き、稽古中はともかくマチネ終わりの本番後とか絶対絶対痛飲すると思うので、竹内さんに「飲み過ぎてたら飲みすぎだって言ってください」と無茶なお願いをする。
あのメンツでお芝居を作れることに、サンシャイン池崎ばりに「いええええええい!!!」って言いたいほど嬉しさを感じてるんだけど、たぶん表に出てない。

お気持ちだけで幸せです。もしポチッとしてもらえましたら、私の作るものの衣装が素敵にできたりあんな方やこんな方とご一緒できたりと、作品のために使わせていただきます。