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クリエィティブという言葉の曖昧さが好きになってきた理由 ④ 撮影 後編
前回のnoteから1年半ほど経ってしまいました…。
その間に個人事業だった映像制作独楽を法人化しまして、IMAGE WORKS KOMA株式会社になりました。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
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さて、すっかり遠い思い出になってしまいましたが、続きを書いていきたいとおもいます(笑)。
最強寒波の大雪の中、慣れないタイヤチェーンを悪戦苦闘の末に装着し、一旦柴田さんたちとお別れした私とTABITOTEさんは京都市内のホテルに向かいます。猛吹雪のなか、タイヤチェーンを買っておいて本当に良かったと安心するも、直後にナビの到着予定が6時間後になりました。
「6時間!?」
来るときは下道で1時間半もかからない道のりだったので、嘘でしょ?とおもってましたが、あっという間に大渋滞に巻き込まれました。全くもって進まない国道を避けて進むも、立ち往生した車やトラックの影響でどこも大渋滞。本当に6時間掛かって市内に帰ってきました。
恐るべし最強寒波…。
翌朝は吹雪もやんで太陽も射すお天気となりましたが、通行止めの影響で県をまたいで大きく迂回せざるをえず3時間掛かって到着。
柴田さんのアトリエ周辺は膝までずぶずぶと埋まるような銀世界でした。
昨日とは別世界の景色に感動しながら、今なら昨日撮れなかった雪景色に佇む柴田さんが撮れるんじゃね?となって、みんな大急ぎで準備開始。
そうこうしている内にも太陽が陰り、また吹雪いてきたので、大慌てで撮影を始めましたが、薄曇りの吹雪のなかに佇む柴田さんをファインダー越しに見ていると、これこそ柴田さんが話してくれた孤独の中で感じた安心感のイメージカットになったように感じました。
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今回、スケジュールや天候といった関係で、当初の想定と全く違う形になったことはとても良い経験でした。
そこで『クリエティブの面白さ=曖昧なものがもつ可能性』を実感することができたようにおもいます。
ちなみに撮影は天候も加わって大幅に押した影響で撮りきれず…。2日想定でしたが、移動日の3日目に残りを撮影して、そのままロングドライブで深夜に東京に到着しました。いやはや疲れました(笑)。
次回は編集というクリエティブの面白さについて書いていきたいなとおもいます。