傷つきやすい人の思考世界
世の中には、傷つきやすい人とそうでない人がいる。
SNSの時代だからこそ、傷つきやすい人の思考の世界を知ってほしい。
傷つきやすい人ほど、言葉を単語ではなく文脈で捉える傾向があると私は考えています。
傷つきやすい人は、コミュニケーションの中で
単語という ”点” で会話せず、
文脈という ”線” で会話するのです。
だからポン、と ”点” で言われた言葉に傷つくのです。
自分の発する言葉には だいたい背景があるし、
相手の言葉にも、背景を色々考え巡らせます。
たとえば夫婦の会話で、
前提:妻は傷つきやすい性格。
夫に、「いつも○○時にはお昼ご飯を作って」と頼まれていたのに、
その時間に遅れている場合。
そんなとき、ふと
夫「ご飯、あと何分掛かる?」
と言われると、
本当は
夫「(その時間に出来ることをやっておきたいんだけど)ご飯、あと何分掛かる?」かもしれないのに、
夫「(いつまで時間掛かってるんだよ)ご飯、あと何分掛かる?」
と捉えるわけです。
だって、前提のことがあってのコミュニケーションだから。
”線” で会話しているから。
前提がなければ、単純に ”点” としての理解になります。
”線” で会話する人なので、逆に質問が出てきます。
妻「あと○分かかるよ。(その質問をするということは、)なにか急ぎ?いつまでに準備した方がいいの?」
といった具合にです。
そして傷つきやすい人ほど、ポジティブを謳うことがあります。
なぜ ポジティブを謳っていると考えるか。
本当のポジティブ思考の人は、【自分のことを、ポジティブだとすら思っていない】からです。
つまり、ポジティブもなにもなく、単純に【気にしていない】のです。
傷つきやすい人は、色々なことを気にするので、ネガティブ思考になりがちです。
だから気にしていない人のことを、ポジティブだと感じます。
傷つきやすい人がポジティブに思考に見えるなら、それは
ネガティブ思考から、ポジティブ思考に【変換】しているのです。
根っから気にしていない人や、メンターのような存在の人からの学びを経て、ネガティブ沼に落ちないように、思考を切り替えているだけなのです。
このSNS時代だからこそ 傷つきやすい人は、
自分の心を守るためのリスクヘッジをたくさんしておくことをおすすめします。
居心地の悪い場所には身を置かない
頑張るのは居心地が良い環境であることが大前提
傷つけることを言われる場所からは積極的に逃げる(逃げるが勝ち!)
傷つくようなことがあったら 人に積極的に打ち明けてポジティブ変換法を教えてもらう
対話の相手が ”点” の人か、”線” の人かを見極める
私の尊敬する先輩が仰っていたことが印象的でした。
「”点” で会話する人と ”線” で会話する人とでは、【見えている世界】が違うんでしょうね」
ー最後にー
傷つきやすい人は線で会話しており、ポジティブに見える場合は単純に変換してポジティブを装っているだけ、という見解であって、
線で会話する人=傷つきやすい
ポジティブを謳っている人=傷つきやすい
ではないので お間違いなく。
これも ”線” の会話です。主語が変わると意味合いが変わります。